モニタースピーカーの6.5〜7インチは、5インチで低域の判断に困り始めた人が次に見る口径です。この記事では、単体レビューのある5機種を並べます。ウーファー口径は6.5インチ(HS7・306P MkII・Alpha Evo 65)と7インチ(ROKIT 7・T7V)で近く、音の方向性と使い勝手で答えが割れます。
| こういう人 | 買うべき機種 | 実売価格(1本) |
|---|---|---|
| 味付けの少ない基準器がほしい。定番で情報量の多い機種がよい | YAMAHA HS7 | ¥35,200最安 |
| 高域の質感を重視したい。リボン型ツイーターの機種を価格を抑えて選びたい | ADAM Audio T7V | ¥35,900 |
| 聞く位置が毎回ずれる。複数人で確認する場面がある | JBL 306P MkII | ¥37,400 |
| 低域の量感を感じながら作業したい。部屋補正アプリも使いたい | KRK ROKIT 7 Generation Five | ¥55,000 |
| 低域と高域の量を背面のつまみで合わせたい。壁際や机上に置く | Focal Alpha Evo 65 | ¥54,780 |
モニタースピーカーは1本単位の販売が基本で、ステレオで使うには2本必要です。表の価格はすべて1本のものです。ペア売りの価格は後半の価格表にまとめています。
5機種はどれも2ウェイのアクティブ型で、ウーファー口径は近い大きさです。外してはいけない軸は次の4つです。
6〜8畳の部屋で5インチ(5インチ比較)にするか、6.5〜7インチにするかは、次の順で考えると決めやすくなります。
1. 低域の判断で困っているか。 キックとベースの住み分けが決められない、低い帯域を確認できていないと感じるなら、ウーファーが大きいほうが見通しが広がります。困っていないなら、5インチで足ります。 2. 机と部屋に置けるか。 6.5〜7インチは1本あたり6〜8kg台で、5インチより一回り大きく重くなります。机の奥行きとスタンドの耐荷重を先に確認してください。 3. 部屋の響きを整えているか。 一般に、部屋が小さいと低い音の響きが偏りやすく、スピーカーだけを大きくしても、低域が正しく聞けるとは限りません。吸音や設置位置の見直しを先に進めたほうが効く場面もあります。
口径を上げても、小さな部屋では低域の響きの偏りが残ります。迷う場合は5インチを選び、補正ソフトや吸音で部屋側を整える選び方もあります。
YAMAHA HS7 — 基準の音を6.5インチに広げた定番。 5インチのHS5と同じ「色付けしない」思想のまま、再生周波数帯域が43Hzまで下がります。アンプ出力はトータル95Wです。HSシリーズは長く売れている分、設置や調整で迷ったときの情報量が多く、初めて6〜7インチに進む人にも安心感があります。詳しくはYAMAHA HS7の単体レビューで扱っています。
ADAM Audio T7V — リボン型ツイーターを6〜7インチの中で安く試せる。 U-ARTという1.9インチの加速リボン型ツイーターを積み、再生周波数帯域は39Hzまで伸びます。入力はXLRとRCAの両方に対応します。1本¥35,900と、5機種の中ではHS7と並ぶ価格帯です。高域の質感に不満を感じたことがある人が試しやすい選択肢です。詳しくはADAM Audio T7Vの単体レビューにあります。
JBL 306P MkII — 聞く位置のずれに強い導波管構造。 ツイーターの周囲に成形したImage Control Waveguideが音の広がり方を整え、正面から外れたときの高域の変化を緩やかにします。背面には、壁際に置いたときの低域の膨らみを抑えるスイッチがあります。複数人で確認する、部屋の中を動きながら聞く、という使い方に向いた機種です。詳しくはJBL 306P MkIIの単体レビューで扱っています。
KRK ROKIT 7 Generation Five — 低域の量感と補正アプリ。 7インチのウーファーとトータル145Wのアンプで、低域に余裕のある作り方です。KRKの無料アプリでVoicing Mode(Mix・Focus・Create)を選べ、設置環境向けのEQも用意されています。5機種の中ではアンプ出力が最も大きく、価格も最も高い部類です。詳しくはKRK ROKIT 7 Generation Fiveの単体レビューをご覧ください。
Focal Alpha Evo 65 — 背面で低域と高域の量を調整できる。 6.5インチのSlatefiberウーファーと逆ドームのアルミツイーターを、低域用と高域用の独立した2基のアンプで駆動します。背面で低域は±6dB、高域は±3dBの範囲で量を合わせられ、入力はXLR・TRS・RCAの3系統です。販売単位が1本とペアで分かれるため、購入時は表示を確認してください。詳しくはFocal Alpha Evo 65の単体レビューにまとめています。
数値はすべて各メーカーの公式サイトの記載です。再生周波数帯域は公表基準がメーカーごとに違うため、基準を併記しています。最大音圧レベルも測定条件が揃わないため、表には載せていません。
| 項目 | YAMAHA HS7 | ADAM Audio T7V | JBL 306P MkII | KRK ROKIT 7 G5 | Focal Alpha Evo 65 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウーファー | 6.5インチ | 7インチ(ポリプロピレン) | 6.5インチ(165mm) | 7インチ(ケブラー系アラミド繊維) | 6.5インチ(Slatefiber) |
| ツイーター | 1インチドーム | 1.9インチ U-ARTリボン型 | 1インチ ソフトドーム | 1インチ シルクドーム | 1インチ アルミ逆ドーム |
| 再生周波数帯域 | 43Hz-30kHz(-10dB) | 39Hz-25kHz(-6dB) | 47Hz-20kHz(±3dB) | 45Hz-36kHz(±3dB) | 40Hz-22kHz(±3dB) |
| アンプ出力 | LF60W+HF35W(計95W) | LF50W+HF20W(計70W) | LF56W+HF56W(計112W) | LF97W+HF48W(計145W) | 低域55W+高域30W |
| 外形寸法(幅×高さ×奥行) | 210×332×284mm | 210×347×293mm | 224×361×282mm | 225×339×290mm | 261×339×289mm |
| 質量(1本) | 8.2kg | 7.1kg | 約6.1kg | 7.65kg | 7.6kg |
| 入力端子 | XLR、フォーン(TRS) | XLR、RCA | XLR、TRS | XLR/TRSコンボ | XLR、TRS、RCA |
周波数帯域は基準の違いに注意してください。 HS7は-10dB、T7Vは-6dB、そのほか3機種は±3dBでの公表です。-10dBや-6dBの数字は±3dBより低くまで伸びて見えるため、並べて優劣をつけると実際の聞こえ方とずれます。JBL 306P MkIIには、拡張レンジ39Hz-24kHz(-10dB)の公表もあります。
重さは1本あたりです。 5機種とも1本が6kg以上あり、2本で12〜16kg台になります。机に直接置くか、スタンドに載せるかを決めてから、耐荷重を確認してください。
価格は楽天市場の新品の実売価格で、2026.10.17に確認しました。1本とペア(2本1組)は別の出品です。ペア価格が1本の2倍と一致しない機種があります。
| 販売単位 | 税込 | 出品 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 1本 | ¥35,200 | 島村楽器 | 楽天市場で見る |
| ペア(2本) | ¥70,400 | イケベ楽器 イケシブ | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4957812533003 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「YAMAHA HS7」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| 販売単位 | 税込 | 出品 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 1本 | ¥35,900 | 楽天ビック(ビックカメラ) | 楽天市場で見る |
| ペア(2本) | ¥73,120 | 島村楽器(変換プラグ付きの出品) | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4260113133712 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「ADAM Audio T7V」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| 販売単位 | 税込 | 出品 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 1本 | ¥37,400 | mask dB | 楽天市場で見る |
| ペア(2本) | ¥80,960 | サンフォニックス | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 0691991007828 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「JBL 306P MkII」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| 販売単位 | 税込 | 出品 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 1本 | ¥55,000 | イケベ楽器 イケシブ | 楽天市場で見る |
| ペア(2本) | ¥108,900 | 愛曲楽器バーゲンセンター | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 0711106142364 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「KRK RP7G5」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| 販売単位 | 税込 | 出品 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 1本 | ¥54,780 | ミュージックランドKEY EAST | 楽天市場で見る |
| ペア(2本) | ¥109,560 | ミュージックランドKEY EAST | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | 「Focal Alpha Evo 65」での検索結果を開きます(1本・ペアの別は出品ごとに異なります) | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「FOCAL Alpha Evo 65」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
ステレオで使う総額の目安は、HS7が約7万円、T7Vが約7万2千円、306P MkIIが約7万5千〜8万1千円、ROKIT 7が約11万円、Alpha Evo 65が約11万円です。306P MkIIは、この時点では1本を2回買うほうがペア売りより安くなっています。T7Vのペアの出品は変換プラグ付きで、1本を2回買うよりわずかに高くなっています。価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格と販売単位をご確認ください。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.10.17時点)。