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モニタースピーカー / REVIEW

T5Vでは低音が物足りない人のための、ひとまわり大きい7インチ|
同じリボン型ツイーターのまま、低域だけをもう一段伸ばすという選び方

2026.08.02 公開 / ADAM AUDIO / JAN 4260113133712
T5Vでは低音が物足りない人のための、ひとまわり大きい7インチ
MODEL
T7V
I/O
XLR×1、RCA×1
実売(税込)
¥35,900
CONCLUSION
T5Vの低域に物足りなさを感じ始めた人には、ADAM Audio T7Vが候補になります。同じU-ARTリボン型ツイーターを積んだままウーファーを7インチへ拡大し再生帯域を39Hzまで伸ばしていること、1本から購入できペアと同じXLR/RCA入力で買い替えの接続に迷わないこと、T5Vと同じ70W出力のアンプを積み価格差の理由が明確なこと。この3点が理由です。

同じシリーズの中で、低域だけをもう一段伸ばすCONCLUSION

ADAM AudioのT-シリーズには5インチのT5Vと7インチのT7Vがあり、同じU-ARTリボン型ツイーターを共有しています。違いはウーファーのサイズと、それに伴う低域の伸びです。

T7Vを選ぶ理由は3つです。

1. ウーファーが7インチに拡大され、低域が39Hzまで伸びる。 T5Vの再生帯域は45Hz-25kHz(-6dB)ですが、T7Vは39Hz-25kHz(-6dB)です。同じ測定基準(-6dB)での比較なので単純に読み替えられ、低域側が6Hzぶん下まで再生できることになります。

2. アンプ出力はT5Vと共通のまま、箱とドライバーだけが大きくなる。 T7Vのアンプ出力はウーファー50W・ツイーター20Wの合計70Wで、これはT5Vと同じ数値です。つまり価格差は主にドライバー口径とキャビネットの拡大に対する対価であり、低域の再生能力を素直に反映しています。

3. 入力端子がT5Vと共通で、買い替え時に接続で迷わない。 XLRとRCAの両方に対応する点はT5Vと同じです。すでにT5Vを使っていて低域だけを強化したい場合、配線の組み替えが要りません。

サイズ違いを比較するときの軸CRITERIA

同じメーカー内でサイズ違いを検討するときは、比較の軸を絞ったほうが判断しやすくなります。

  • 低域の伸びが必要か。 ベースやキックの沈み込みを確認する作業が多いなら、ウーファー口径が大きいほうが有利です。逆に中高域中心の作業なら、5インチで十分な場合もあります。
  • 設置スペースに収まるか。 口径が大きくなる分、キャビネットも大きく重くなります。デスクの奥行きとスタンドの耐荷重を先に確認する必要があります。
  • 価格差に見合う変化か。 アンプ出力が同じである以上、変わるのは主に低域の下限です。その差にいくら払えるかが判断の分かれ目です。

スペックの要点SPEC

すべてADAM Audio公式製品ページの記載です。

項目内容
ウーファー7インチ(ポリプロピレン素材)
ツイーターU-ART 1.9インチ加速リボン型(HPS波動ガイド搭載)
再生周波数帯域39Hz-25kHz(-6dB)
クロスオーバー周波数2.6kHz
最大SPL110dB以上(ペア、1m)
アンプ出力LF50W+HF20W(トータル70W、PWM方式)
入力端子XLR、RCA(入力インピーダンス10kΩ/20kΩ)
外形寸法210(幅)×347(高さ)×293(奥行き)mm
質量7.1kg(1本あたり)

再生周波数帯域 39Hz-25kHz(-6dB) — T5Vの45Hzより6Hz低い数字です。同じ-6dBという基準で公表されているため、ADAM Audioのシリーズ内であれば単純に比較できます。低域の沈み込みを確認する作業では、この差が効いてきます。

クロスオーバー周波数2.6kHz — ウーファーとツイーターの音の受け渡しポイントです。T5Vの3kHzよりわずかに低く、ツイーターが受け持つ帯域がその分だけ広がっています。数値そのものより、シリーズ内で調整が個別に最適化されている点が意味を持ちます。

質量7.1kg — T5Vの5.7kgより1.4kg重くなっています。デスクに置く場合はスタンドの耐荷重と奥行きを事前に確認したほうが安全です。

入力端子 XLR・RCA — バランス接続のXLRとアンバランス接続のRCAの両方に対応します。オーディオインターフェースからはXLR、家庭用機器からはRCA、という使い分けができ、T5Vからの買い替えでも配線を変える必要がありません。

どこで買うかPRICE

販売形態ストア税込状況購入
1本楽天市場¥35,9002026.08.26 取得時点の実売価格(イケベ楽器店)楽天市場で見る
ペア(2本)楽天市場¥71,8002026.08.26 取得時点の実売価格(イケベ楽器店)楽天市場で見る
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1本¥35,900×2=¥71,800と、ペア売りの価格が一致しています。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

7インチクラスには個性の異なる機種がそろっています。

機種税込(1本)向いている人
ADAM Audio T5V¥28,600最安設置スペースが限られ、5インチで足りる人
KRK ROKIT 8 Generation Five¥63,800低域の量感を前に出す味付けを好む人
YAMAHA HS7¥35,200YAMAHAの素の音を基準にしたい人

(価格はいずれも2026.08.26時点の楽天市場での実売価格、1本あたり)

分かれ目は「リボン型ツイーターの高域の質感を取るか、価格を優先するか」です。T7Vは高域の解像感と低域の伸びを両立させたい人向けで、価格を最優先するならHS7やROKIT 8のほうが到達コストは低くなります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • すでにT5Vで低域に不満がない人。 アンプ出力自体は共通のため、T5Vの音に満足しているなら7インチへの買い替えで得られる変化は限定的です。
  • デスクの奥行きに余裕がない人。 T5Vより一回り大きく重くなります。設置スペースとスタンドの耐荷重を先に確認してください。
  • 低予算で最初の1組をそろえたい人。 T7Vは7インチクラスの中では価格が高めではありませんが、YAMAHA HS3やPreSonus Eris 3.5 2nd Genのような入門帯とは価格帯が異なります。まず1組で音を出す経験を優先するなら、そちらのほうが向いています。

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スペックの出典SOURCES

  • ADAM Audio公式製品ページ https://www.adam-audio.com/en/t-series/t7v/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

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