8インチ級のモニタースピーカーは、5インチや7インチよりも低い帯域まで確認でき、そのぶん部屋の影響も大きく出ます。YAMAHA HS8、JBL 308P MkII、KRK ROKIT 8 Generation Five、ADAM Audio T8Vは、いずれも公式の再生帯域が30Hz台から始まる点で共通しています。
| こういう人 | 買うべき機種 | 実売価格(1本) |
|---|---|---|
| 味付けの少ない基準器がほしい。使っている人が多く、情報も多い機種がいい | YAMAHA HS8 | ¥52,800 |
| 聞く位置が動いても音像が崩れにくい機種がいい。8インチの中では価格を抑えたい | JBL 308P MkII | ¥50,380 |
| 低域の量感を前に出したい。アプリで部屋の癖を測って整えたい | KRK ROKIT 8 Generation Five | ¥63,800 |
| 高域の質感を重視したい。本体のスイッチで高域と低域を調整したい。4台で最安 | ADAM Audio T8V | ¥42,900最安 |
モニタースピーカーは1本単位の販売が基本で、ステレオで使うには2本必要です。この記事の価格はすべて1本あたりの新品実売価格です。2本そろえる場合は2倍で見てください(2026.10.13時点の楽天市場)。
4台は低域の下限がほぼ同じ帯なので、周波数特性の数字では選べません。選ぶ軸は次の4つです。
YAMAHA HS8 — 色付けのない基準器。 HSシリーズで最も大きいモデルで、再生帯域は38Hz-30kHz(-10dB)です。低域を持ち上げて気持ちよく聞かせる方向ではなく、録った音をそのまま確認する方向で作られています。単体レビューでは、ある程度の部屋の広さと壁からの距離が前提で、狭い部屋では低域が過剰に感じられやすいという指摘が複数あると整理しています。調整機構については、今回参照できた公式ページの範囲では確認できていません。詳しくはYAMAHA HS8の単体レビューにまとめています。
JBL 308P MkII — 聞く位置の自由度を取る。 公式ページはImage Control Waveguideによる「広く、部屋になじむスイートスポット」と、120°×90°のカバレッジ角を示しています。座る位置が多少ずれても音像が保たれる方向の設計です。本体には50Hzのシェルフで低域を-1.5dB・-3dB下げるバウンダリーEQと、高域を±2dB動かすHF Trimがあり、机の上や壁際に置いたときの低域の膨らみを本体で抑えられます。8インチの中ではHS8より価格を抑えやすい位置にあります。詳しくはJBL 308P MkIIの単体レビューで扱っています。
KRK ROKIT 8 Generation Five — 低域と調整の手数が多い。 公式ページでは再生帯域が32Hz-40kHz(+3dB/-10dB)で、4台の中で最も低い数字です。デジタル処理で音の傾向を3つに切り替えるVoicing Mode(Mix・Create・Focus)と、25通りの設置補正の組み合わせを備え、無料アプリKRK Audio Toolsにはリアルタイムの部屋分析と補正の提案機能があります。総出力は203Wで、4台で最も大きい数値です。ポートは前面にあります。一方で4台で最も高価です。詳しくはKRK ROKIT 8 Generation Fiveの単体レビューにあります。
ADAM Audio T8V — リボン型ツイーターを最安で。 1.9インチのU-ARTリボン型ツイーターとHPSウェーブガイドを備え、公式ページは制御された広いスイートスポットをうたっています。本体背面に低域と高域のシェルフ調整(300Hz以下と5kHz以上、それぞれ-2/0/+2dB)があり、アプリを使わず設置環境に合わせられます。ポートは背面にあるため、壁との距離は取っておきたい機種です。4台で最も安い一方、総出力は90Wと最も小さい数字です。詳しくはADAM Audio T8Vの単体レビューで扱っています。
数値はすべて各メーカーの公式ページの記載です(1本あたり)。
| 項目 | YAMAHA HS8 | JBL 308P MkII | KRK ROKIT 8 G5 | ADAM Audio T8V |
|---|---|---|---|---|
| ウーファー | 8インチ | 8インチ(203mm) | 8インチ(アラミド繊維) | 8インチ(ポリプロピレン) |
| ツイーター | 1インチドーム | 1インチ(25mm)ソフトドーム | 1インチ シルクドーム | 1.9インチ U-ARTリボン型 |
| 再生周波数帯域 | 38Hz-30kHz(-10dB) | 37Hz-24kHz(-10dB) | 32Hz-40kHz(+3dB/-10dB) | 33Hz-25kHz(-6dB) |
| 総出力 | 120W | 112W | 203W | 90W |
| 本体での音質調整 | 今回の公式参照では未確認 | バウンダリーEQ(50Hz)・HF Trim(±2dB) | Voicing Mode 3種・設置補正25通り | 低域・高域シェルフ(各±2dB) |
| 入力端子 | XLR・フォーン(TRS) | XLR・TRS | XLR/TRSコンボ | XLR・RCA |
| 質量 | 10.2kg | 8.1kg | 10.45kg | 9.8kg |
再生周波数帯域は測定基準が機種ごとに違います。 -10dB、+3dB/-10dB、-6dBという異なる基準で公表されているため、数字を並べて優劣を決めることはできません。同じ30Hz台でも、実際に使える低域の量は部屋の影響のほうが大きくなります。最大音圧レベルも測定条件がそろわないため、この表には載せていません。
総出力は大きいほど良いわけではありません。 8インチを歪ませずに駆動するための余裕を示す数字で、出力の大きさがそのまま音の良さを示すわけではありません。
すべて1本あたりの価格です。2026.10.13 21:20時点の楽天市場の新品実売価格で、中古・訳あり・アクセサリのみの出品は除いています。
| 販売形態 | 税込 | 購入 |
|---|---|---|
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| 販売形態 | 税込 | 購入 |
|---|---|---|
| 1本(島村楽器) | ¥50,380 | 楽天市場で見る |
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| 販売形態 | 税込 | 購入 |
|---|---|---|
| 1本(チューヤオンライン) | ¥63,800 | 楽天市場で見る |
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| サウンドハウス | リンク先で確認 | サウンドハウスで見る |
| 販売形態 | 税込 | 購入 |
|---|---|---|
| 1本(ワタナベ楽器 楽天SHOP) | ¥42,900 | 楽天市場で見る |
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| サウンドハウス | リンク先で確認 | サウンドハウスで見る |
2本そろえた場合の目安は、HS8が¥105,600、308P MkIIが¥100,760、ROKIT 8が¥127,600、T8Vが¥85,800です(いずれも1本価格の2倍)。価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.10.13時点)。