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音楽制作ソフト / REVIEW

スピーカーやヘッドホンの「クセ」を疑う前に、測って直す|
機材を買い替える前に、今ある再生環境の特性を測ってフラットに近づける

2026.07.10 公開
スピーカーやヘッドホンの「クセ」を疑う前に、測って直す
MODEL
SoundID Reference for Speakers & Headphones
CONCLUSION
モニタースピーカーやヘッドホンの音が信用できているか自信が持てないなら、Sonarworks SoundID Referenceが候補になります。DAWプラグインとシステム全体を補正するスタンドアロンアプリの両方で使えること、VST2・VST3・AU・AAXの主要形式に対応していること、買い切りの一括購入で導入できること。この3点が理由です。

機材を疑う前に、今の環境を測るCONCLUSION

「このスピーカーの低音は本当に出ているのか」「このヘッドホンで聞くミックスは他の環境でも同じに聞こえるのか」という疑問は、モニター環境を使い続けるほど出てきます。Sonarworks SoundID Referenceは、機材を買い替える前に、今使っているスピーカー・ヘッドホンの周波数特性を測定し、フラットに近づける方向で補正するソフトです。

選ばれる理由は3つです。

1. DAWプラグインとシステム全体補正の両方に対応。 公式ページによれば「DAWプラグインとスタンドアロンアプリ」の両方で使え、スタンドアロン版はDAW以外も含めたシステム全体の音声を補正できます。

2. 対応プラグイン形式が幅広い。 AU・AAX・VST2・VST3に対応しており、Cubase・Logic Pro・Pro Tools・Reaper・Ableton Live・FL Studio・Studio Oneなど主要DAWのほとんどで使えます。

3. 買い切りの一括購入で導入できる。 サブスクリプションではなく、購入したバージョンへ永続的にアクセスできる一括購入の価格体系です。

音響補正ソフトを選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。モニター環境の補正ソフトを選ぶときに効いてくる条件は主に3つです。

  • ヘッドホンだけで足りるか、スピーカーも含めて補正したいか。 SoundID Referenceにはヘッドホン専用の廉価版と、スピーカー・ヘッドホン両対応版がラインナップされています。使用環境に合わせて選ぶ必要があります。
  • 測定用マイクを持っているか。 スピーカーの補正には別途測定用マイクが必要です。マイクを持っていない場合は、マイクがセットになったバンドルを選ぶ必要があります。
  • 補正後の音を最終判断の基準にしすぎないか。 補正はあくまで「今の環境のクセを減らす」ものであり、補正した音だけを絶対的な基準にすると、他の一般的な再生環境で聞いたときの印象とズレが出ることがあります。

動作環境を日本語に直すSPEC

公式ページの記載に基づいて、動作環境と対応形式を並べます。

項目内容
ライセンス形態買い切り(一括購入)。購入したバージョンへの永続アクセスが可能
対応OSmacOS 11(Big Sur)〜15(Sequoia)/Windows 10・11
対応プラグイン形式AU・AAX・VST2・VST3
スタンドアロン対応(システム全体の音声を補正するスタンドアロンアプリとして動作)
対応DAW(公式記載)Cubase・Logic Pro X・Pro Tools・Reaper・Ableton Live・FL Studio・PreSonus Studio One
測定用マイクスピーカー補正には別途必要(マイク同梱バンドルあり)

スタンドアロンアプリがシステム全体の音声を補正するという点は、DAWプラグインだけの製品とは異なる特徴です。動画視聴やブラウザ再生を含めた音全体を補正したい場合に効いてきます。

SoundID Referenceが実際にやっていることFEATURES

測定に基づく周波数特性の補正。 使用しているスピーカー・ヘッドホンの特性を測定し、その結果に応じてフラットな特性に近づける補正カーブを適用します。

DAWプラグインとしての利用。 VST2・VST3・AU・AAX形式でDAWに読み込み、ミックス作業中のトラックに対して補正をかけられます。

システム全体を補正するスタンドアロンモード。 DAW以外のアプリケーション(ブラウザ・動画再生ソフト等)を含めた、パソコンから出る音声全体に補正をかけられます。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥42,7902026.08.26 取得時点の実売価格(for Speakers & Headphones・ダウンロード版・測定用マイク別)楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認ダウンロード納品のためJANが無く、製品名検索の結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「Sonarworks SoundID Reference」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

測定用マイクがセットになったバンドル(2026.08.26時点で¥43,780前後)や、ヘッドホン専用の廉価版(同時点で¥17,050)は別価格で用意されていますが、この表はスピーカー・ヘッドホン両対応版のマイクなしダウンロード版を対象にしています。

同じ用途で比べられる選択肢ALTERNATIVES

SoundID Referenceが唯一の正解ではありません。予算や補正したい範囲で答えが変わります。

選択肢想定価格帯向いている人
SoundID Reference for Headphones本製品より安価ヘッドホンでの補正だけで足りる人
モニタースピーカーの買い替え機種によるソフトでの補正よりも、まず再生機器そのものを見直したい人
SoundID Reference for Multichannel本製品より高価格帯サラウンド等の多チャンネル環境まで補正したい人

分かれ目は単純です。今の機材のまま補正で近づけたいならSoundID Reference、機材自体を見直したいならスピーカーの買い替え、多チャンネル環境まで含めるならMultichannel版、という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • すでに測定・補正済みの再生環境を持っている人。 SoundID Referenceは今の環境のクセを減らすためのソフトです。すでに信頼できる基準ができているなら、追加導入の優先度は高くありません。
  • 測定用マイクを用意する予定がない人。 スピーカーの補正には測定用マイクが必要です。ヘッドホンでの補正だけで足りるなら、専用の廉価版を検討する方が無駄がありません。
  • 補正した音を絶対的な正解だと思い込んでしまう人。 補正はあくまで一つの基準作りです。補正結果だけに頼りすぎず、他の環境での聞こえ方も適宜確認する姿勢が必要です。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Sonarworks公式 SoundID Reference製品ページ https://www.sonarworks.com/soundid-reference
  • Sonarworks公式ブログ 価格体系の解説 https://www.sonarworks.com/blog/learn/what-are-the-pricing-considerations-when-choosing-soundid-products

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.08.26時点)。

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