ADAM AudioのT-シリーズには5インチのT5V、7インチのT7V、そして8インチのT8Vがあり、いずれも同じU-ARTリボン型ツイーターを共有しています。違いはウーファーのサイズと、それに伴う低域の伸び、そしてアンプの出力です。
T8Vを選ぶ理由は3つです。
1. ウーファーが8インチとシリーズ最大で、低域が33Hzまで伸びる。 T7Vの再生帯域は39Hz-25kHz(-6dB)ですが、T8Vは33Hz-25kHz(-6dB)です。同じ測定基準での比較なので単純に読み替えられ、低域側がさらに6Hzぶん下まで再生できることになります。
2. ウーファー用アンプがT7Vの50Wから70Wへ増強されている。 T8Vのアンプ出力はウーファー70W・ツイーター20Wの合計90Wです。T5V・T7Vが共通で70W(50W+20W)だったのに対し、T8Vはウーファー側だけ出力が上がっています。大きくなったウーファーを歪ませずに駆動するための増強です。
3. 入力端子がT5V・T7Vと共通で、買い替え時に接続で迷わない。 XLRとRCAの両方に対応する点はシリーズ内で共通です。すでにT5VやT7Vを使っていて低域だけをさらに強化したい場合、配線の組み替えが要りません。
同じシリーズ内でサイズ違いを検討するときは、比較の軸を絞ったほうが判断しやすくなります。
すべてADAM Audio公式製品ページの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ウーファー | 8インチ(ポリプロピレン素材) |
| ツイーター | U-ART 1.9インチ加速リボン型(HPS波動ガイド搭載) |
| 再生周波数帯域 | 33Hz-25kHz(-6dB) |
| アンプ出力 | LF70W+HF20W(トータル90W) |
| 最大SPL | 118dB以上(ペア、1m) |
| 入力端子 | XLR、RCA |
| 外形寸法 | 400(幅)×250(高さ)×335(奥行き)mm |
| 質量 | 9.8kg(1本あたり) |
| 最大消費電力 | 150W |
| 保証期間 | 5年間 |
再生周波数帯域33Hz-25kHz(-6dB) — T7Vの39Hzよりさらに低い数字です。同じ-6dBという基準で公表されているため、ADAM Audioのシリーズ内であれば単純に比較できます。低域の沈み込みを確認する作業では、この差が効いてきます。
アンプ出力トータル90W — T5V・T7Vの70Wから、ウーファー側だけが50Wから70Wに増強された結果の数値です。大きくなった8インチウーファーを正確に制御するための増強で、単純に「大音量が出せる」という意味ではありません。
質量9.8kg — T7Vの7.1kgよりさらに2.7kg重くなっています。デスクに置く場合はスタンドの耐荷重と奥行きを事前に確認したほうが安全です。
5年間の保証期間 — 公式ページに明記されている保証期間です。長期間使い続けることを前提にした製品であることの裏付けとして参考にできます。
| 販売形態 | ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1本 | 楽天市場 | ¥42,900 | 2026.08.26 取得時点の実売価格(ワタナベ楽器 楽天SHOP) | 楽天市場で見る |
| — | Amazon | リンク先で確認 | JAN 4260113134276 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| — | サウンドハウス | リンク先で確認 | 「ADAM Audio T8V」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
ペア(2本)売りの掲載は検索時点で確認できませんでした。1本売りのみでの購入を想定してください。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込(1本) | 向いている人 |
|---|---|---|
| ADAM Audio T7V | ¥35,900最安 | 設置スペースに余裕がなく、7インチで足りる人 |
| KRK ROKIT 8 Generation Five | ¥63,800 | 低域の量感を前に出す味付けを好む人 |
| YAMAHA HS8 | ¥52,800 | 低域を持ち上げず、そのまま基準として使いたい人 |
(価格はいずれも2026.08.26時点の楽天市場での実売価格、1本あたり)
分かれ目は「リボン型ツイーターの高域の質感を取るか、価格を優先するか」と「低域に味付けがあってもいいか」です。T8Vは高域の解像感と低域の伸びを両立させたい人向けで、低域の量感を前に出したいならROKIT 8、中立な基準を求めるならHS8のほうが合います。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。