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モニタースピーカー / REVIEW

KRK ROKIT 5 Generation Five|
黄色いウーファーが売れ続ける理由は、低域の量感だけではない

2026.07.31 公開 / KRK / JAN 0711106142234
KRK ROKIT 5 Generation Five
MODEL
RP5G5
I/O
バランスXLR/1/4インチTRSコンボ×1
実売(税込)
¥39,600
CONCLUSION
低域の量感を感じながら作業したい人には、KRK ROKIT 5 Generation Fiveが有力候補です。理由は3つ。5インチクラスの中でも低域の下限が広いこと、無料アプリで簡易的な部屋補正ができること、そして黄色いウーファーで世代を重ねてきた実績があることです。

黄色いウーファーが定番であり続ける理由CONCLUSION

スタジオでもDTM系の動画でも頻繁に映り込む、黄色いウーファーのスピーカー。それがKRKのROKITシリーズです。ROKIT 5 Generation Fiveは現行の第5世代で、5インチウーファーを積んだ標準的なサイズのモデルです。

選ばれる理由は3つです。

1. 低域の下限が広い。 ±3dBで54Hz、拡張レンジでは43Hzまでの再生をうたっています。同クラスの他機種と比べても低域方向への余裕があり、キックやベースの土台を確認しやすい特性です。

2. 無料アプリでの簡易補正。 KRKは自社アプリでスピーカーの周波数特性を測定し、部屋の影響をある程度補正する機能を無料で提供しています。専用の測定機材がなくても、置き場所による音の偏りを減らす手段があるのは、他の同価格帯の機種にはあまりない強みです。

3. 世代を重ねた実績。 Generation Fiveという名前の通り、世代交代を繰り返しながら作り続けられています。設置や設定でつまずいたときの情報が探しやすいのは、長く売れているモデル共通の利点です。

モニタースピーカーは音を心地よく聞かせる機材ではなく、録音のアラをそのまま聞くための機材です。この前提の詳しい違いは別記事で扱います。

モニタースピーカー選びで見るべき軸CRITERIA

ROKIT 5 Generation Fiveは「低域の量感」と「部屋補正のしやすさ」を優先したい人に向いた選択です。

スペックを日本語に直すSPEC

すべてKRK公式ページの記載です。

項目内容
ユニット構成5インチ ケブラー系アラミド繊維コーンウーファー+1インチシルクドームツイーター
再生周波数帯域54Hz-30kHz(±3dB)/拡張レンジ 43Hz-40kHz
アンプ出力LF 35W+HF 20W(トータル55W、ダイナミックピーク130W)
最大音圧レベル104dB
外形寸法288(高さ)×191(幅)×242(奥行き)mm
質量4.95kg(本体、1本あたり)/6.5kg(梱包時)
入力端子バランスXLR/1/4インチTRSコンボ×1

再生周波数帯域 43Hz-40kHz(拡張レンジ) — ±3dBの基準では54Hzからですが、拡張レンジの表記では43Hzまで伸びています。43Hzはピアノの最低音域に近い低さで、この帯域まで再生できると、ベースの一番低い成分まで機材のせいで聞こえない、という事態が起きにくくなります。ただし拡張レンジの数値は基準がゆるい分、体感差ほど大きくは開かない点も踏まえておいてください。

アンプ出力 トータル55W、ダイナミックピーク130W — 通常時の出力は55Wですが、瞬間的な音の強弱に対応するピーク出力は130Wと余裕を持たせています。ドラムの一撃のような瞬発的に大きい音でも、音が潰れにくい設計だと理解しておくとよい数字です。

最大音圧レベル104dB — 「機材が歪まずに出せる音量の上限」の目安です。宅録・自宅DTMで必要になる音量を大きく上回っており、この項目で不足を感じる場面はまずありません。

ケブラー系アラミド繊維コーン — 一般的な紙製コーンより硬く軽い素材です。振動板が変形しにくいため、大きな音量でも音が濁りにくいという特性があります。黄色い色はこの素材そのものの色で、着色による演出ではありません。

3社の価格PRICE

販売形態ストア税込状況購入
1本楽天市場¥39,6002026.08.25 取得時点の実売価格(サンミューズ)楽天市場で見る
ペア(2本)楽天市場¥79,2002026.08.25 取得時点の実売価格(アイキョク)楽天市場で見る
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サウンドハウス未確認

ROKIT 5 Generation Fiveは1本価格(¥39,600)を2倍するとペア価格(¥79,200)とほぼ一致しており、まとめ買いによる割引はほぼ見られませんでした。1本ずつ買い足す予定がある場合でも、価格面での不利は小さいです。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

ROKIT 5 Generation Fiveが唯一の正解ではありません。同じ5インチクラスの主要機種と比べます。

機種税込(1本)向いている人
YAMAHA HS5¥24,200味付けの少ない基準器としてまず1台欲しい人
JBL 306P MkII¥40,480部屋の中で聞く位置が変わりやすく、定位の安定を重視したい人
ADAM Audio T5V¥28,600高域の伸びや解像感を重視したい人

(価格はいずれも2026.08.25時点の楽天市場での実売価格、1本あたり)

分かれ目は「低域に味付けがあってもいいか」です。HS5は低域を持ち上げずに素直に鳴らす方向、ROKIT 5は低域の量感をやや前に出す方向と考えると選びやすくなります。低域の迫力を感じながら作業したい人はROKIT 5、基準を作ることを優先したい人はHS5、という住み分けです。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

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スペックの出典SOURCES

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は各表に記載しています。