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モニターヘッドホン / REVIEW

1万円台までのモニターヘッドホン比較|最初の1本を、録音・ミックス・持ち運びで選ぶ5台|
録音で音漏れを避けたいのか、ミックスの広がりを確かめたいのかで、同じ価格帯でも選ぶ1本が分かれます

2026.10.14 公開
1万円台までのモニターヘッドホン比較|最初の1本を、録音・ミックス・持ち運びで選ぶ5台
CONCLUSION
1万円台までで最初のモニターヘッドホンを選ぶなら、まず密閉型かセミオープン型かを決めるのが先です。予算を最優先するならaudio-technica ATH-M20x(¥7,000)、録音とミックスを1本でこなしカメラ映りも気にするならSHURE SRH440A(¥14,080)、折りたたんで持ち歩くならSONY MDR-7506(¥14,691)、歌入れで音漏れを抑えたいならSENNHEISER HD 280 PRO MK2(¥13,217)です。録音用の密閉型を持っていてミックス確認用に2本目がほしいなら、セミオープン型のAKG K240 STUDIO(¥10,799)が合います。

最初の1本は、密閉かセミオープンかで半分決まるCONCLUSION

モニターヘッドホンは1万円前後の価格帯に定番機が集まっており、スペック表だけでは差が見えにくい分野です。違いが出るのは、音がマイクに回り込むかどうか、持ち運べるかどうか、ミックスの確認に使うかどうかです。ここでは、audio-technica ATH-M20x、SHURE SRH440A、SONY MDR-7506、SENNHEISER HD 280 PRO MK2、AKG K240 STUDIOの5台を、同じ軸で並べます。

こういう人買うべき機種実売価格
とにかく予算を抑えて、録音・配信用の密閉型を1本ほしいaudio-technica ATH-M20x¥7,000最安
録音と編集を1本でこなしたい。配信や動画で機材が映ることも気になるSHURE SRH440A¥14,080
折りたたんで持ち歩きたい。海外のスタジオで標準とされる機種を使いたいSONY MDR-7506¥14,691
歌入れや楽器の録音で、マイクへの音漏れを最優先で抑えたいSENNHEISER HD 280 PRO MK2¥13,217
録音用の密閉型は持っている。ミックスの広がりを確かめる2本目がほしいAKG K240 STUDIO¥10,799

価格は2026.10.14時点の楽天市場の新品実売価格です。ATH-M20xの¥7,000は期間限定の特価で、複数の店が2026.10.19までの価格として掲げています。ほかの店では¥9,680の表示も多いので、予算を組むときは¥9,680前後で見てください。

比較の軸は「音漏れ」「用途」「持ち運び」「ケーブル」CRITERIA

5台はインピーダンスが40〜64Ωに収まり、鳴らしやすさはほぼ同じ帯にあります。数値の優劣で選ぶより、使う場面から逆算したほうが失敗しません。

  • 音漏れの許容度。 歌入れや楽器の録音では、ヘッドホンから漏れた伴奏がマイクに入ると、そのテイクが使えなくなります。密閉型はこれを抑える構造で、セミオープン型は抑えません。
  • 録音に使うか、ミックスの確認に使うか。 録音のモニターは遮音が先で、ミックスの確認は音の広がりや定位の見やすさが先です。この2つは求める性質が逆向きです。
  • 持ち運ぶかどうか。 折りたためるか、ケーブルがかさばらないかは、自宅と外を行き来する人にとって大きな差になります。
  • ケーブルを交換できるか。 断線したときにケーブルだけ替えられるかどうかは、長く使うほど効いてきます。本体直付けの機種は、断線で買い替えになることがあります。

なお、感度の数値は表に載せていません。公式の表記が機種ごとに異なり(dB/mWで示すもの、示さないもの)、並べて比べると誤解を生むためです。

5台の違いMODELS

audio-technica ATH-M20x — 1万円以下で密閉型を揃える入口。 密閉ダイナミック型で、インピーダンスは47Ωです。パソコンやオーディオインターフェイスにそのまま接続しやすい駆動条件で、片出し3.0mのコードが付きます。単体レビューでは、低域の量感が控えめという指摘が複数あり、中域主体の作業に向くと整理しています。注意点は2つあります。audio-technica公式サイトで通常色が「生産完了」と表示されており、購入は店舗の在庫が前提です。また、ケーブルは着脱式ではありません。詳しくはATH-M20xの単体レビューにあります。

SHURE SRH440A — 録音と編集を1本で、見た目も気にする人向け。 密閉型で、インピーダンスは40Ωです。ケーブルは着脱式で、ロック式のバヨネット接続になっています。公式の製品説明は、録音・コンテンツ制作・編集やミキシングに向けた設計をうたい、カメラに映ったときの見栄えも挙げています。海外のレビューでは、高域の印象が評者によって分かれています。ミックスの最終判断より、ポッドキャストや宅録で聞き取りやすさを求める使い方で評価されている機種です。詳しくはSHURE SRH440Aの単体レビューで扱っています。

SONY MDR-7506 — 折りたためる、海外スタジオの標準機。 密閉ダイナミック型で、インピーダンスは63Ωです。6.3mm標準プラグと3.5mmミニプラグの両方に対応する2ウェイ仕様で、変換プラグなしで機材を行き来できます。コードは約1.2m(伸ばすと約3m)のカールコードです。中高域が持ち上がった特性という指摘と、側圧の強さへの不満が、レビューで繰り返し挙がっています。国内定番のCD900STとの違いはSONYの定番ヘッドホン比較で整理しています。単体レビューはSONY MDR-7506です。

SENNHEISER HD 280 PRO MK2 — 音漏れを抑えることに振り切った密閉型。 公式ページは周囲の騒音を最大32dB減衰させると記載しています。インピーダンスは64Ωで、折りたたみ式のポリカーボネート製、片出しのカールコードが付きます。ケーブルは着脱式ではありません。レビューでは遮音性と頑丈さが一致して評価される一方、側圧の強さと蒸れやすさへの不満が目立ちます。録音の遮音用と割り切り、ミックスの最終判断は別の環境でも確かめる使い方が前提です。詳しくはHD 280 PRO MK2の単体レビューにあります。

AKG K240 STUDIO — ミックスの広がりを確認する、セミオープン型。 密閉型ほど耳を覆いきらない構造で、インピーダンスは55Ω、ケーブルは着脱式の3mです。音のこもりが少なく、ミックスの定位や広がりを確認する用途に向きます。反面、音漏れがあるため、マイクの近くで使う録音には向きません。低域の量感を厳密に確かめる用途にも、単体での判断は勧めません。国内ではヒビノが3年保証モデルのK240 STUDIO-Y3として扱っています。詳しくはAKG K240 STUDIOの単体レビューにまとめています。

スペック比較表SPEC

数値はすべて、各レビューに記載した各社公式資料の値です。

項目ATH-M20xSRH440AMDR-7506HD 280 PRO MK2K240 STUDIO
型式密閉ダイナミック型密閉型密閉ダイナミック型密閉型セミオープン型
インピーダンス47Ω40Ω63Ω64Ω55Ω
質量約190g(コード除く)268g約230g(コード除く)285g230g(ケーブル除く)
ケーブル片出し3.0m・直付け3m・着脱式約1.2m(伸長約3m)カール片出しカール1.3〜3m・直付け3m・着脱式
公式資料の特徴通常色は生産完了表示カメラ映りを意識した意匠6.3mm/3.5mmの2ウェイ・折りたたみ式周囲の騒音を最大32dB減衰30mm XXLトランスデューサー

質量の表記基準は機種ごとに違います。 「コード除く」と明記する機種と、記載のない機種が混ざっているため、数字の差をそのまま軽さの差と読まないでください。再生周波数帯域も、測定基準が各社で異なるため表に載せていません。

インピーダンスは、この5台ならどれも低めの帯です。 40〜64Ωは、オーディオインターフェイスのヘッドホン端子に直結する使い方で、専用のヘッドホンアンプを足さなくても音量を確保しやすい範囲です。この数値で選び分ける必要はありません。

価格と購入リンクPRICE

すべて2026.10.14時点の楽天市場の新品実売価格です。中古・訳あり・展示品・アウトレット・アクセサリのみの出品は除いています。

audio-technica ATH-M20x

販売形態税込購入
1台(マークスミュージック楽天市場店。期間限定特価)¥7,000楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認Amazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認サウンドハウスで見る

SHURE SRH440A

販売形態税込購入
1台(三木楽器 楽天市場店)¥14,080楽天市場で見る
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サウンドハウスリンク先で確認サウンドハウスで見る

SONY MDR-7506

販売形態税込購入
1台(コンプモト 楽天市場店)¥14,691楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認Amazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認サウンドハウスで見る

SENNHEISER HD 280 PRO MK2

販売形態税込購入
1台(ゼンハイザープロオーディオ公式店)¥17,600楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認Amazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認サウンドハウスで見る

楽天には¥13,000台の出品も複数ありますが、商品名が同一の文面で並ぶ店が多いため、この表ではメーカー公式店の価格を採りました。

AKG K240 STUDIO

販売形態税込購入
1台(ミュージックランドKEY EAST。K240 STUDIO-Y3)¥10,799楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認Amazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認サウンドハウスで見る

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。イヤーパッドや収納ケースなどの単品アクセサリ、Bluetooth版などの別モデルも同じ検索に出てくるので、商品名の型番を確認してください。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • ミックスとマスタリングの最終判断を、ヘッドホン1本で済ませたい人。 5台とも、低域や高域の聞こえ方に癖があるという指摘がレビューにあります。聞こえ方の違いはモニターヘッドホンと普通のヘッドホンの違いで整理しています。
  • 数時間続けて着けて作業する人。 MDR-7506とHD 280 PRO MK2は側圧の強さへの不満が目立ち、ATH-M20xも1〜2時間で休憩が要るという指摘があります。長時間の使用が中心ならbeyerdynamic DT 770 PROを先に見てください。
  • ケーブルを交換して長く使いたい人。 ATH-M20xとHD 280 PRO MK2は本体直付けです。着脱式がよければ、SRH440AとK240 STUDIOか、audio-technica ATH-M50xが候補になります。
  • 開放型と密閉型のどちらが自分に向くか決まっていない人。 先に開放型と密閉型の比較で用途を決めると、この表の読み方が変わります。
  • 予算が3万円近くあり、持ち運びも重視する人。 折りたたみ式で付属ケーブルが多いAKG K371のような、もう一段上の機種が視野に入ります。

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スペックの出典SOURCES

  • audio-technica公式 ATH-M20x 製品ページ https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-M20x
  • Shure公式 SRH440A ユーザーガイド https://pubs.shure.com/view/guide/SRH440A/en-US.pdf
  • SONY公式 MDR-7506 仕様書 https://www.sony.jp/products/catalog/SPC_MDR-7506.pdf
  • Sennheiser公式 HD 280 PRO 製品ページ(品番506845) https://sennheiser.com/en-li/catalog/products/headphones/hd-280-pro/hd-280-pro-506845
  • ヒビノ AKG K240 STUDIO-Y3 製品ページ https://marketing.hibino.co.jp/akg/4486.html
  • AKG K240 STUDIO スペックシート https://www.akg.com/on/demandware.static/-/Sites-masterCatalog_Harman/default/dw70f3ec32/pdfs/AKG_K240_Studio_Spec_Sheet.pdf

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