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モニターヘッドホン / REVIEW

録音や配信でカメラ映りも気にするなら、この価格帯で候補になる1台|
上位機SRH840Aと同時に刷新された、宅録・ポッドキャスト向けの密閉型

2026.08.30 公開 / SHURE / JAN 0042406552134
録音や配信でカメラ映りも気にするなら、この価格帯で候補になる1台
MODEL
SRH440A
実売(税込)
¥14,080
CONCLUSION
SHURE SRH440Aは、上位機SRH840Aと同時に2022年1月に刷新された密閉型モニターヘッドホンです。40mmダイナミックドライバー、インピーダンス40Ω、感度97dB/mWという数値は、パソコンやオーディオインターフェースに直結して使う前提の構成です。audio-technica ATH-M40xやSONY MDR-7506と近い価格帯にあり、公式が「カメラ映りの良さ」を打ち出している点が差別化になります。

上位機と同時に刷新された、宅録・配信向けの密閉型CONCLUSION

SRH440Aは、SHUREのロングセラーだったSRH440の後継機です。上位機SRH840Aと同日の2022年1月11日に発表されました。

SHUREのプレスリリースによると、この刷新では次の点が変わっています。

  • ドライバー — 高調波歪みを抑え、左右のドライバー特性の一致精度を高めた
  • ヘッドバンド — より軽量化し、長時間使用時の快適性を高めた
  • ケーブル — 標準ケーブルがストレート形状に変更され、ロック式のベイオネットケーブルが付属するようになった
  • デザイン — マット仕上げの新しい外観になった

公式の製品説明では、録音・コンテンツ制作・編集/ミキシングに最適化されているとした上で、「カメラに映っても見栄えがする」デザインであることが明記されています。ポッドキャストや動画収録のように、機材自体が画面に映る場面を意識した設計です。

何を軸に選ぶかCRITERIA

  • 密閉型か開放型か。 SRH440Aは密閉型です。周囲の音を遮り、宅録・配信でのモニターに向いています。
  • パソコン直結で十分な音量が出るか。 インピーダンス40Ω・感度97dB/mWは、専用のヘッドホンアンプがなくても鳴らしやすい水準です。
  • ケーブルを交換できるか。 断線時に本体を買い替えずに済むかどうかは、長く使う上で無視できない条件です。

スペックの要点SPEC

数値はShure公式ユーザーガイドの記載です。

項目内容
型式密閉型サーカムオーラル(オーバーイヤー)
トランスデューサーダイナミック、ネオジムマグネット
ドライバー径40mm
インピーダンス40Ω(1kHz)
感度97dB/mW(1kHz)
再生周波数帯域10Hz〜22,000Hz
最大入力500mW
質量268g
プラグ形状3.5mm金メッキステレオプラグ(6.3mmねじ固定式アダプター付属)
コード長3m(着脱式・ストレート・無酸素銅)

インピーダンス40Ω・感度97dB/mW — この組み合わせは、専用のヘッドホンアンプがなくても、オーディオインターフェースやパソコンのヘッドホン出力から十分な音量を取り出しやすい水準です。

再生周波数帯域 10Hz〜22,000Hz — 人の可聴域(およそ20Hz〜20,000Hz)をやや上回る範囲をカバーしています。上位機SRH840Aの5Hz〜25,000Hzと比べるとやや狭く、質量も268gとSRH840A(273g)よりわずかに軽い構成です。

着脱式・ロック式のケーブル — イヤーカップ側でケーブルを固定するロック機構があり、断線時にはケーブルだけを交換できます。持ち運び中に引っ張られて抜けにくい構造でもあります。

折りたたみ可能な設計 — 公式仕様では平らに折りたためる構造として案内されています。ただし後述のとおり、海外レビューでは、完全に平らにはならないという指摘もあり、携帯性については評価が割れています。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
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同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

機種税込向いている人
audio-technica ATH-M40x¥16,940定番機の実績と情報量の多さを優先したい人
SONY MDR-7506¥14,861放送・レコーディング業務での採用実績を重視したい人
AKG K240 STUDIO¥10,800最安価格を大きく抑えつつ、半開放型の音の抜けも試したい人

(ATH-M40x・MDR-7506の価格は2026.08.25〜31時点、AKG K240 STUDIOは2026.08.28時点の楽天市場での実売価格)

ATH-M40xやMDR-7506とはほぼ同価格帯で、決め手は装着感やデザインの好みに寄ります。価格を最優先するならAKG K240 STUDIOのような半開放型も選択肢に入りますが、密閉度を優先するならSRH440Aのような密閉型が向いています。

使った人は何と言っているかREPUTATION

SRH440Aのレビューは、価格に対する評価の高さでは一致しています。MusicTechのレビューは、低域が温かく量感があり、高域はなめらかで細部まで聞き取れると評しています。低域から高域への移行が滑らかで、聴き疲れしにくいという評価です。Home DJ Studioのレビューでも、中域が豊かでバランスの取れた音質と、耐久性のある作りが評価点として挙げられ、価格を考えれば強く勧められるとしています。

一方で、高域の性格については評価が割れています。MusicTechはなめらかで細部まで出ると好意的に書く一方、Home DJ Studioは明るめで輝きが強いと表現しており、測定を行ったHeadphoneCheckは逆に、高域が控えめで分離感に欠けると分析しています。3つのレビューの方向性が一致しないため、高域の印象は個体差や試聴環境に左右されやすい可能性があります。HeadphoneCheckの実測では、公称40Ωに対しインピーダンスが34.2Ω程度、最大音圧は103.57dB SPL程度という値も示されています。

共通する不満点としては、公式が折りたたみ可能とする構造について、完全に平らにはならないという指摘、保護ポーチや予備ケーブルが付属しない点が挙げられています。総じて、フラットで色付けのないモニター的な鳴り方を求める用途よりも、ボーカルや会話の聞き取りやすさを優先するポッドキャスト・宅録用途で評価されている機種です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 開放型の音場の広さを求める人。 SRH440Aは密閉型です。音の抜けを優先するなら開放型を検討してください。
  • 色付けのない、厳密にフラットなモニター音を最優先したい人。 レビューによって高域の印象が分かれており、暖色系の味付けを感じる可能性があります。ミックスの最終判断に使うなら、上位機のSRH840Aや他の高解像度モデルとの併用が無難です。
  • 折りたたんでコンパクトに持ち運びたい人。 公式は折りたたみ可能としていますが、海外レビューでは、完全に平らにはならないという指摘があります。携帯性を最優先するなら、この点は購入前に確認しておく価値があります。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Shure公式 SRH440A User's Guide https://pubs.shure.com/view/guide/SRH440A/en-US.pdf
  • Shure公式ニュースリリース(2022年1月11日) https://www.shure.com/en-US/newsroom/shure-debuts-a-fresh-new-look-and-even-better-sound-for-its-award-winning-srh840a-and-srh440a-headphones

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評判の参照元:

  • MusicTech「Shure SRH440A & SRH840A review」 https://musictech.com/reviews/studio-recording-gear/shure-srh440a-srh840a-review/
  • HeadphoneCheck「Shure SRH440A Review」 https://www.headphonecheck.com/test/shure-srh440a/
  • Home DJ Studio「Shure SRH440A Review」 https://homedjstudio.com/shure-srh440a-review/

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