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モニターヘッドホン / REVIEW

折りたためて、付属ケーブル3本。持ち歩ける密閉型モニターヘッドホン|
中立か低域寄りか、評価が割れる点を先に知っておく

2026.10.07 公開 / AKG / JAN 4582234672261
折りたためて、付属ケーブル3本。持ち歩ける密閉型モニターヘッドホン
MODEL
K371
実売(税込)
¥23,700
CONCLUSION
自宅とスタジオ、外出先を行き来する人が、2万円台で密閉型のモニターヘッドホンを1本選ぶなら、AKG K371 は候補になります。折りたためる構造、3本の付属ケーブル、50mmドライバーが理由です。一方で低域の出方は評価が割れるため、ミックスの最終確認に使うなら、ほかの環境との聞き比べを前提にしてください。

持ち歩ける密閉型として、どこが選ばれているかCONCLUSION

AKG K371 は、有線の密閉型モニターヘッドホンです。折りたためる構造で、持ち運びを意識した作りになっています。Bluetooth版の K371-BT とは別機種で、この記事は有線のK371だけを扱います。

選ばれる理由は3つです。

1. 折りたためて、頑丈。 公式の説明では、スイベル式のイヤーカップを折りたたんで小さくでき、蝶番とバンドに金属を使っています。持ち歩く用途を想定した設計です。

2. ケーブルが3本付く。 3.0mと1.2mのストレートケーブルに、3.0mのカールケーブルが付属します。自宅のデスク、録音ブース、外出先で使い分けられます。

3. 50mmのドライバーと広い再生帯域。 公式の仕様は5Hz〜40kHzです。数値上の余裕は大きいものの、実際の聞こえ方は低域の出方の評価が割れています。この点は下の評判の節で詳しく書きます。

モニターヘッドホンを選ぶ基準CRITERIA

  • 密閉型か開放型か。 録音で音漏れを避けたいなら密閉型、ミックスの判断を優先するなら開放型が一般に向きます。違いは開放型と密閉型の比較で解説しています。
  • 何に使うか。 録音のモニターと、ミックスの最終判断は別の用途です。後者は、聞こえ方の癖の影響を強く受けます。
  • 持ち歩くか。 折りたためるか、ケーブルが交換できるかは、頻繁に持ち運ぶ人にとって大きな違いです。
  • ケーブルの長さと取り回し。 ブースとデスクで長さが違う人は、複数本付属する機種のほうが買い足しが要りません。

スペックの要点SPEC

数値はAKG公式の製品資料の記載です。

項目内容
形式密閉型・オーバーイヤー・折りたたみ式
ドライバー50mm(チタンコート、純OFCボイスコイル)
周波数特性5Hz〜40kHz
感度114dB SPL/V(1kHz)
インピーダンス32Ω
重量255g
付属品ストレートケーブル3.0m・1.2m、カールケーブル3.0m、3.5mm→6.3mm変換アダプター、キャリングポーチ

数値を日本語にします。

インピーダンス 32Ω と 感度 114dB SPL/V — 駆動のしやすさの目安です。低インピーダンスで感度が高い仕様なので、オーディオインターフェイスのヘッドホン端子でも、多くの場合は十分な音量が得られます。

周波数特性 5Hz〜40kHz — 人が聞き取れる範囲を大きく超えた数字です。ただし、この数字は低音や高音が実際にどう聞こえるかを保証するものではありません。実際の聞こえ方は、調整の方針で決まります。

AKG Reference Response — 公式の説明では、HARMAN が行った5年間の調査にもとづく特性に合わせて調整したとされています。中立を狙った設計という位置づけです。

255g — 長時間の作業では、重さが疲れに直結します。数字としては、持ち歩き用途で気にならない範囲です。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥23,7002026.10.07 取得時点の新品実売価格。型番 K371-Y3(ヒビノ取扱い)の出品楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認JAN 4582234672261 での検索結果を開きます(有線版)Amazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「AKG K371」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。Bluetooth版の K371-BT やイヤーパッド単体も同じ検索に出てくるので、商品名に「BT」「イヤーパッド」と書かれていないか確認してください。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

ヘッドホン種類向いている人
audio-technica ATH-M50x密閉型定番の密閉型を選びたい人。M50xの記事で扱っています
SONY MDR-7506密閉型スタジオでの録音モニターの定番を選びたい人。MDR-7506の記事で扱っています
beyerdynamic DT 770 PRO密閉型自宅やスタジオ据え置きで、長時間のモニターが中心の人。DT 770 PROの記事で扱っています

分かれ目は、持ち歩きの有無です。据え置きなら DT 770 PRO のような機種、折りたたみと付属ケーブルの豊富さを重視するなら K371、という並びになります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

評価がはっきり割れる機種です。AKGは調整の基準として独自の標準特性を挙げており、レビューサイトHeadphoneCheckは、全域で過度な強調がなく中立的で、スタジオ用途に向く音と結論づけています。装着感も高く評価しています。

一方、Home Studio Basicsは、20Hzから100Hz付近の低域が持ち上がっており、ミックスでは周波数バランスを読み誤りやすいとして、ミキシング用途には勧めないとしています。同じ機種に対し、中立と受け取る人と低域が強いと受け取る人がいる、という構図です。

一致している点は、装着感の良さ、金属を使った蝶番とバンドの頑丈さ、ケーブル3本とポーチの付属です。不満として、高域が穏やかで輝きに乏しいこと、長時間の使用で耳の後ろに側圧を感じる場合があることが挙がっています。

楽天では今回の出品のレビューが0件で、国内の傾向は確認できていません。

実務的には、録音のモニターや動画編集、日常のリスニングで使う分には不満が出にくい機種です。ミックスの最終判断に使うなら、別のスピーカーやヘッドホンとの聞き比べを併用してください。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • ミックスの最終判断を、この1本だけで済ませたい人。 低域が持ち上がっているというレビューがあります。ほかの環境と聞き比べられないなら、より素直とされる別機種のほうが安全です。
  • ワイヤレスで使いたい人。 この機種は有線です。Bluetooth版は K371-BT という別の製品です。
  • 開放型の広い音場がほしい人。 密閉型なので、音場の広さや抜けの良さは開放型に及びません。録音の音漏れ対策と引き換えの性質です。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • AKG K371 製品資料(Sell Sheet) https://www.akg.com/on/demandware.static/-/Sites-masterCatalog_Harman/default/dw04207da9/pdfs/AKG_K371_Sell_Sheet.pdf

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.10.07)。

評判の参照元:

  • HeadphoneCheck「AKG K371 Review」 https://www.headphonecheck.com/test/akg-k371/
  • Home Studio Basics「AKG K371 Review: Beware The Bass Boost」 https://homestudiobasics.com/akg-k371-review/
  • TechRadar「Harman's AKG headphones offer studio quality listening at an affordable price」 https://www.techradar.com/news/harmans-akg-headphones-offer-studio-quality-listening-at-an-affordable-price

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