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マイクは2本で足りるが、シンセや外部機器をつなぐ入出力が足りなくなった人の16in16out|
マイクプリ2基のまま、ライン入力6・ライン出力4・ADAT拡張を備えた、デスクトップ型のScarlett上位機です

2026.10.14 公開 / FOCUSRITE / JAN 0815301001508
マイクは2本で足りるが、シンセや外部機器をつなぐ入出力が足りなくなった人の16in16out
MODEL
Scarlett 16i16 (4th Gen)
I/O
16 in / 16 out(マイクプリ2・楽器入力2・ライン入力6・ライン出力4・ヘッドホン2・ADAT入出力・S/PDIF入出力・MIDI入出力)
RESOLUTION
24bit / 192kHz
実売(税込)
¥46,800
CONCLUSION
歌とギターが録れれば十分だが、シンセやドラムマシンなどの外部機器をつなぐ入力、スピーカー2組やヘッドホン2人分の出力が足りなくなったなら、Scarlett 16i16 (4th Gen) が候補になります。理由は3つです。ライン入力が6、ライン出力が4あり、ADATとS/PDIFでさらに増やせること。ヘッドホン出力が2つ独立していること。マイク入力は2基のままで、Auto GainとClip Safeが使えることです。マイクを3本以上同時に立てるなら、この機種では足りません。

入力と出力を増やしたい人の、Scarlett中位機CONCLUSION

Scarlett 16i16 (4th Gen) は、Focusriteの第4世代Scarlettのうち、2i2や4i4より上の「マルチチャンネル」と呼ばれるグループの1台です。日本では2024年11月23日に発売されました(島村楽器の新製品案内による)。

この機種を理解するうえで、いちばん大事な点があります。マイクプリアンプは2基で、2i2や4i4と同じです。増えたのは、ライン入力、ライン出力、ヘッドホン出力、そしてデジタル入出力です。

選ばれる理由は3つです。

1. ライン入力が6つ、ライン出力が4つある。 公式の仕様表では、ライン入力が6、ライン出力が4です。シンセサイザー、ドラムマシン、外部のエフェクターをまとめてつなぎたい人向けの構成です。ライン出力が4つあるので、スピーカー2組を切り替えて聴き比べる使い方もできます。

2. ヘッドホン出力が2つ、独立している。 録音する人と聴く人が別々の音量で聴けます。2人で録音する場面や、プレイヤーとエンジニアが別々にモニターする場面で効きます。

3. ADATとS/PDIFで、入力をさらに増やせる。 ADATに対応した外部のプリアンプをつなぐと、マイクの本数を後から増やせます。最初はマイク2本で始め、必要になったときに拡張する道が残ります。

16in16outは「どこまで増やすか」で選ぶCRITERIA

16in16outという数字は大きく見えますが、実際に役立つかどうかは、増える入出力が自分の機材に合っているかで決まります。

  • 同時に録るマイクは何本か。 この機種のマイク入力は2つです。3本以上を同時に立てるなら、マイクプリアンプの数で機種を選び直す必要があります。
  • ライン入力に何をつなぐか。 シンセ、サンプラー、ドラムマシンなど、マイクを使わない機材が増えていくなら、ライン入力の数がそのまま効きます。
  • モニター環境は何組か。 スピーカーを2組つなぐ、ヘッドホンを2人で使う、といった運用がある人ほど、出力の多さが効きます。
  • 後から拡張する予定があるか。 ADAT対応の機器を足す予定があるかどうかで、デジタル入力の価値は変わります。

スペックの要点SPEC

数値はすべてFocusrite公式ページの記載です。

項目内容
入出力(公式表記)16 in / 16 out(ループバックを含めると18×18)
マイクプリアンプ2基(ファンタム電源は独立)
楽器入力2
ライン入力6
ライン出力4(バランス)
ヘッドホン出力2
デジタル入出力ADAT入出力各1・S/PDIF入出力各1
MIDI入出力各1
解像度24bit / 192kHz
ダイナミックレンジ122dB(出力側)
ゲイン範囲マイク69dB/楽器62dB
接続USB Type-C(USB 2.0)
電源バスパワー対応(3A)。外部電源(15W)は任意
サイズ・重量220×155.2×60.5mm・1.25kg
同梱ソフトAbleton Live Lite・Pro Tools Intro+・Cubase LE・Hitmaker Expansion

数字のままでは判断できないので、効いてくる項目を訳します。

ライン入力6のうち、前面の2つはマイク・ライン・楽器兼用です。 レビューによると、前面に2つの兼用入力、背面に4つのライン入力が並びます。マイクを挿せるのは前面の2つだけで、背面の4つはライン専用です。

ゲイン範囲 マイク69dB — 小さい声でも、出力の小さいダイナミックマイクでも、音量が足りなくなりにくい余裕です。2i2と同じ数字で、この上位機でも変わりません。

ADAT入出力 — 光ケーブルで、最大8チャンネルぶんのデジタル信号をやり取りする規格です。ADAT対応の外部プリアンプをつなぐと、マイク入力を後から増やせます。

バスパワー(3A)と外部電源 — 公式の仕様表ではUSBバスパワーで動作するとされ、外部電源は任意です。パソコン側の端子の出力が弱いと不安定になる恐れがあるため、持ち出して使うなら、事前に電源の条件を確認してください。

2i2との違いは「録る機能」ではなく「つなぐ機能」FEATURES

Auto Gain、Clip Safe、Airの3機能は、2i2などの小型機と共通です。Auto Gainは10秒ほど演奏を解析して適正なゲインを自動で決め、Clip Safeは音割れの危険を検知するとゲインを自動で下げます。Airは高域の質感を足す2段のモードです。

この機種で変わるのは、周辺の使い勝手です。

独立した出力ごとのミックス。 公式ページは、ヘッドホン、モニター、ライン出力がそれぞれ独自のミックスを持てると説明しています。操作は設定アプリのFocusrite Control 2で行います。スマートフォンのアプリをパソコンと組み合わせれば、離れた場所から調整できます。

ループバック。 パソコンで再生している音を、録音用の入力として取り込む機能です。配信や、再生音と声を同時に録るときに使います。

つまり、録音の品質そのものは小型機と同じ土台で、増えた入出力ぶんだけ運用の幅が広がる、という位置づけです。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥46,8002026.10.14 取得時点の新品実売価格(Rock oN Line 楽天市場店。複数店で同額)楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認JAN 0815301001508 での検索結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「Focusrite Scarlett 16i16 Gen4」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。18i16など名前が近い別モデルが混ざるため、商品名に「4th Gen」が入っているかの確認をおすすめします。

同じ「入力を増やす」用途の3台と比べるALTERNATIVES

出力の数が要らないなら安く、マイクの数が要るなら高くなります。

機種税込向いている人
Focusrite Scarlett 4i4 (4th Gen)¥39,800最安マイク2本とライン入力を少し足せれば足りる人。ADATは使わず、ScarlettのAuto Gainを引き継ぎたい人
Audient iD14 MKII¥51,700マイクは2本のまま、ADATで後から拡張する道を残したい人。プリアンプの質を重視する人
Audient iD44 MKII¥84,700マイクを4本同時に録りたい人。ADATで20in/24outまで広げたい人

(価格はいずれも各機種のレビューに記載した実売価格。取得日はそれぞれ2026.09.09、2026.09.07、2026.09.29)

分かれ目はマイクの本数と、ライン入出力の数です。マイク2本でライン入出力も少なめでよければ4i4かiD14 MKII、マイクが4本欲しいならiD44 MKII、ライン入力とヘッドホン出力を増やしたいなら16i16、という並びになります。マイクを8本まで立てたい場合は、Scarlett 18i20が同じシリーズの上位機です。

使った人は何と言っているかREPUTATION

評価は、コンバーターの質と入出力の充実で一致しています。Tape Opのレビューは、この価格でD/A変換の質に驚いたとして、メーターや独立した2系統のヘッドホン出力も評価しています。DigiFreqは、マイクプリが静かで高ゲインでも雑音が目立たず、ヘッドホン出力は歪みなく十分に鳴ると評しています(メーカー提供機でのレビューです)。

不満は具体的に挙がっています。DigiFreqは、搭載マイクプリが2基しかなく、複数マイクの録音にはADAT経由の外部プリが要る点を唯一の弱点としています。Tape Opは、Pro Toolsでサンプルレートの異なるセッションを開く前に、設定アプリで手動で切り替える必要があり、作業が遅くなると指摘しています。Focusriteは、チャンネル数の変化に関するUSBの制約が原因だと説明しています。Tape Opは、Auto Gainが控えめなレベルを設定する傾向にあるとも書いています。

Sound On Soundの第4世代レビュー(小型3機種が対象)は、マイクプリの等価入力雑音が-127dBuと低く、ゲイン幅が旧世代の56dBから69dBに広がったと評価する一方、設定アプリでゲインを数値で確認・入力できない点を弱点としています。

楽天のレビューは取得時点で見当たらず、国内の評価傾向は確認できていません。

実務的には、録音の音質を気にする人より、ライン機器をつなぐ数が多い人ほど不満が出にくい機種です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 同時に録るマイクが3本以上の人。 マイクプリは2基です。ADATで外部プリを足す手もありますが、本体だけで済ませたいなら、4基のAudient iD44 MKIIや、8基のScarlett 18i20が候補です。
  • 歌とギターが録れれば足りる人。 入力が足りているなら、数万円の差を払う理由は薄いです。まず2in2outの定番機を見てください。
  • 機種選びの軸がまだ決まっていない人。 入出力の数を先に決めたほうが、買い直しを避けられます。オーディオインターフェイスの選び方で整理しています。
  • サンプルレートの異なる案件をPro Toolsで頻繁に切り替える人。 セッションごとの切り替え手順がレビューで不満に挙がっています。使う環境で問題にならないか、事前に確認してください。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Focusrite 公式製品ページ(Scarlett 16i16 4th Gen) https://focusrite.com/products/scarlett-16i16
  • 島村楽器 新製品案内(日本での発売日・価格) https://www.shimamura.co.jp/update/dtm-recording/2024/09/dl-157077/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • Tape Op「Focusrite Scarlett 16i16」 https://tapeop.com/reviews/gear/165/scarlett-16i16-interface
  • DigiFreq「Focusrite Scarlett 16i16 4th Gen USB Audio Interface Review」 https://www.digifreq.com/digifreq/reviewdetails.asp?ProdReviewID=45
  • Sound On Sound「Focusrite Scarlett 4th Gen」(Solo・2i2・4i4が対象) https://www.soundonsound.com/reviews/focusrite-scarlett-4th-gen

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