オーディオインターフェイスの入門機は、マイクを挿せるのが2本までです。ドラムを複数のマイクで録る、バンドを一発録りする、複数人の声を同時に録る。こうした場面では、マイクを何本挿せるかが機種選びの前提になります。
| こういう人 | 買うべき機種 | 実売価格 |
|---|---|---|
| マイク4本まで。できるだけ安く揃えたい | audient EVO 8 | ¥39,980最安 |
| マイク4本まで。ファンタム電源4系統と据え置きの安定感を取りたい | TASCAM US-4x4HR | ¥43,000 |
| マイク4本から始め、後からADATで増やす余地も欲しい | Audient iD44 MKII | ¥84,700 |
| 最初からマイク8本を立てたい。ドラム全体を録りたい | Focusrite Scarlett 18i20 (4th Gen) | ¥93,000 |
| 今はマイク2本。将来ADATで増やす道を残したい | Audient iD14 MKII | ¥51,700 |
「マイクを何本立てるか」と「後から増やす予定があるか」の2つが決まれば、5機種のうち選ぶのは1〜2台です。
多入力機を比べるときは、製品名の入力数だけで判断しないでください。次の4つを分けて見ます。
ADAT(アダット)は、光ケーブルでデジタルの音声を最大8チャンネルぶん送る規格です。オーディオインターフェイスにADAT入力があると、ADAT出力を持つ別売の8チャンネルのマイクプリアンプをつなぐだけで、マイクを挿せる数を増やせます。音をデジタルに変える作業は外付けのプリアンプ側が行い、インターフェイスは受け取るだけです。
注意点が2つあります。1つは、増やすには別途ADAT対応のプリアンプが要ることです。インターフェイスを買っただけでは入力は増えません。もう1つは、サンプリング周波数を上げると使えるチャンネル数が減ることです。たとえばiD44 MKIIとScarlett 18i20は、44.1/48kHzでは16チャンネルでも、96kHz前後では8チャンネルになります。
audient EVO 8 — 4本までを、一番安く。 マイクプリアンプを4系統とヘッドホン出力を2系統備え、実売は4万円を切ります。4つの入力のゲインを自動で合わせるSmartgainが付くため、本数が増えるほど面倒になる準備の手間を減らせます。ADAT入力は公式の仕様に記載がなく、入力を増やす前提の機種ではありません。また公式仕様には、USB-Aのパソコンにつないだ場合はファンタム電源が2チャンネルぶんしか使えないとあります。コンデンサーマイク4本を同時に使うなら、USB-Cの端子を持つパソコンが前提です。単体の評価はEVO 8のレビューにまとめています。
TASCAM US-4x4HR — ファンタム電源4系統と、据え置きの安定感。 XLRのマイク入力を4系統備え、+48Vのファンタム電源を4系統共通で使えます。ヘッドホン出力は2系統です。専用のACアダプターが付属し、ファンタム電源を使うときはACアダプターか十分な給電が要ります。ADAT入力は公式の仕様に記載がありません。US-4x4HRのレビューで入出力の内訳を説明しています。
Audient iD44 MKII — 4本のプリアンプの質と、ADATでの拡張。 放送・録音用のコンソールで使われてきた回路を基にしたマイクプリを4基積み、ADAT入力で最大16チャンネルぶん増やせます。ヘッドホン出力は2系統で、1系統目が2口あるため最大3台のヘッドホンをつなげます。一方で、外部のACアダプターが必須で、ゲインは手動で合わせます。詳しくはiD44 MKIIのレビューをご覧ください。
Focusrite Scarlett 18i20 (4th Gen) — 最初から8本を立てる機種。 マイクプリを8基積み、ADAT入力も持ちます。ドラムの全体を各所のマイクで録る、バンドを一発録りするといった用途を、拡張機器を足さずに受け止めます。Auto GainとClip Safeが、8本ぶんのレベル合わせを肩代わりしてくれます。ただし実売は9万円台で、外部電源が必須です。Scarlett 18i20のレビューに詳細があります。
Audient iD14 MKII — 2本で始めて、ADATで増やす経路。 マイクプリは2基ですが、ADAT入力を備えます。バスパワーで動き、実売は4万円を切ります。今は2本で足りていて、将来ドラム録りのために入力を増やしたくなったとき、本体を買い替えずに拡張できる余地を残せます。iD14 MKIIのレビューで詳しく説明しています。
各機種の公式ページに基づく数値です。公式表記の単位が機種間で揃わない項目は載せていません。
| 項目 | EVO 8 | US-4x4HR | iD44 MKII | Scarlett 18i20 (4th Gen) | iD14 MKII |
|---|---|---|---|---|---|
| マイクプリ | 4 | 4 | 4 | 8 | 2 |
| ADAT入力 | なし※ | なし※ | あり(16ch@44.1/48kHz、8ch SMUX@88.2〜96kHz) | あり(2系統、16ch@44.1/48kHz、8ch@96kHz) | あり(8ch@44.1〜48kHz、4ch@88.2〜96kHz) |
| ヘッドホン出力 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| 電源 | 公式仕様に記載なし | バスパワー/付属ACアダプター | ACアダプター必須 | 外部電源必須 | バスパワー |
| 接続 | USB-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB-C |
| 実売価格 | ¥39,980 | ¥43,000 | ¥84,700 | ¥93,000 | ¥39,600 |
※ EVO 8とUS-4x4HRは、公式の仕様ページに載っている入出力がアナログとUSB(US-4x4HRはMIDIも)だけで、ADATを含むデジタル入力の記載がありません。後からマイクプリを増やす用途には向きません。
数字の読み方を補足します。マイクプリの数は、同時に挿せるマイクの本数と同じです。ADAT入力があっても、別売のADAT出力付きプリアンプがなければ入力は増えません。電源の違いは置き場所に響きます。iD14 MKIIだけは、USBケーブル1本で動きます。
価格はいずれも2026.10.12時点の楽天市場での新品実売価格です。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥39,980 | 2026.10.12 取得時点の新品実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 5060374260382 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「audient EVO 8」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥43,000 | 2026.10.12 取得時点の新品実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4907034132768 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「TASCAM US-4x4HR」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥84,700 | 2026.10.12 取得時点の新品実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 5060374260450 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Audient iD44 MKII」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥93,000 | 2026.10.12 取得時点の新品実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | 「Focusrite Scarlett 18i20 4th Gen」での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Focusrite Scarlett 18i20 Gen4」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
旧世代の18i20と名前が近い商品が混ざるため、商品名に「4th Gen」が入っているかをご確認ください。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥39,600 | 2026.10.12 取得時点の新品実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 5060374260429 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Audient iD14 MKII」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は2026.10.12です。