Solid State Logic(SSL)は、レコーディングスタジオ向けの大型ミキシングコンソールで知られるメーカーです。SSL 2+ MKIIは、そのSSLが自社設計のマイクプリアンプと、コンソール由来の音の質感を小型インターフェイスに落とし込んだ機種です。
向いているのは次の人です。
1. マイクプリアンプの質を最優先したい人。 価格が上位クラスに入っても、プリアンプの設計を重視する人です。
2. ハードウェアで音に個性をつけたい人。 クリーンな録音ではなく、あえて色をつけた音を求める人に向きます。
3. 2系統以上を同時に録りたい人。 マイク2本、あるいはマイクと楽器を同時に録れる構成です。
この価格帯では、単なるスペックの数字よりもメーカーの設計思想が選ぶ理由になります。3つの軸で見ます。
Solid State Logic 公式ページおよび公式サポートページの記載に基づく数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入出力 | マイクXLRコンボ入力2・楽器入力2(入力)、バランス出力4・ヘッドホン2(出力) |
| コンバータ | 32bit / 192kHz |
| マイクプリアンプゲイン | 64dB |
| ダイナミックレンジ(マイク入力) | 116.5dB(A-weighted) |
| マイク入力ノイズ(EIN) | -130.5dBu(A-weighted) |
| 接続・電源 | USB-C(USB2.0)・バスパワー |
| サイズ・重量 | 234×159×70mm・900g |
マイクプリアンプゲイン64dB — この記事で扱う6機種の中でも高めの水準です。出力の小さいマイクを使う場合や、離れた位置から録る場合でも音量に余裕を持たせやすくなります。
ダイナミックレンジ116.5dB・EIN -130.5dBu — マイク入力自体の性能を示す数値です。ノイズフロアが低く、ゲインを上げてもノイズが目立ちにくい設計です。
バランス出力4系統 — 一般的な1系統インターフェイスより出力が多く、モニタースピーカーとサブモニターを両方接続して切り替える、といった使い方に対応します。
SSL 2+ MKII最大の特徴は「Legacy 4K Analogue Enhancement」と呼ばれるアナログ回路です。SSLの大型コンソール「4000シリーズ」の質感を再現するために設計されており、信号にわずかな倍音成分と高域のブーストを加えます。オンにするとレコーディングスタジオのコンソールを通したような質感になり、オフにすればクリーンな録音に戻せます。
このほか、入力チャンネルには切り替え可能なハイパスフィルター(低域の不要なノイズを削る機能)を搭載しています。接続はMacの場合ドライバー不要(クラスコンプライアント)、Windowsの場合はSSL製のASIO/WDMドライバーが必要です。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥51,920 | 2026.08.26 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Audient iD14 MKII | ¥51,700 | 10in/6outの多入力と、モニターコントロールの充実を重視する人 |
| Universal Audio Volt 276 | ¥42,900 | 真空管プリアンプの質感を2系統で使いたい人 |
| Focusrite Scarlett 4i4 (4th Gen) | ¥39,800 | 4in4outの汎用性を重視し、価格も抑えたい人 |
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同じ価格帯でも、iD14 MKIIは入出力数の多さ、Volt 276は真空管プリアンプの質感、SSL 2+ MKIIはコンソールメーカー由来の音作りという、それぞれ異なる強みで選ばれます。入出力の数を優先するならiD14 MKII、価格を抑えつつ4系統欲しいならScarlett 4i4、SSLというブランドの音を求めるならこの機種、という選び分けになります。
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