CONCLUSION
宅録・配信用のマイクは「接続方式」と「マイクの種類」の2段階で決めます。オーディオインターフェイスを持っている、または持つ予定があるならXLR接続のマイクを選べます。防音対策のない部屋ならダイナミックマイク(SHURE SM58等)、防音・吸音された環境で声の質感まで追い込みたいならコンデンサーマイク(audio-technica AT2020等)が候補です。パソコンに直結して完結させたいだけならUSBマイクという選択肢もありますが、本記事ではXLR接続のマイクを軸に解説します。
種類を決める前に、接続方式を決めるCONCLUSION
マイク選びで最初につまずくのは、コンデンサーとダイナミックのどちらを選ぶかという話です。ですが実際に最初に決まるのは接続方式のほうです。
- オーディオインターフェイスを持っている、または持つ予定がある。 XLR接続のマイクが選べます。この記事はここを対象にしています。
- パソコンに直結して、それだけで完結させたい。 USBマイクという選択肢があります。USBマイクは内部にオーディオインターフェイスに近い回路を内蔵しているため、単体でパソコンとつながります。
XLR接続のマイクを選べる状態であれば、次に決めるのはコンデンサーかダイナミックかです。ここは部屋の環境でほぼ決まります。防音・吸音対策のない普通の部屋なら、周囲の音を拾いにくいダイナミックマイク。静かな環境が用意できているなら、声の細かい質感まで拾えるコンデンサーマイクです。
選ぶときに見る4つの軸CRITERIA
- 接続方式。 XLR接続はオーディオインターフェイスやミキサーが必要ですが、後から機材を組み替える自由度があります。USBマイクはパソコンに直結できる手軽さがある一方、後から音質を大きく変えたい場合は買い替えになります。
- コンデンサーかダイナミックか。 感度が高く繊細な音まで拾うのがコンデンサー、感度が低く頑丈で周囲の音を拾いにくいのがダイナミックです。仕組みの違いはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの違いで詳しく解説しています。
- 指向性。 特定の方向の音だけを拾う単一指向性が、宅録・配信では基本の選択です。複数人の声をまとめて拾いたい場合は、双指向性や全指向性に対応した機種を検討します。
- 用途。 歌ってみたや弾き語りの録音、配信での実況、打ち合わせでの通話など、用途によって優先すべき条件が変わります。
あなたの場合はどれかWHICH ONE
- 部屋に防音対策をしていない、配信や歌ってみたが中心。 周囲の音を拾いにくいダイナミックマイクが無難です。定番機のSHURE SM58は、ライブ・宅録の両方で長く使われてきた実績があります。
- 静かな環境があり、声の質感まで作り込みたい。 コンデンサーマイクが候補に入ります。ただしファンタム電源(48V)に対応したオーディオインターフェイスが前提になるため、オーディオインターフェイスの選び方で対応の有無を確認してください。
- これから歌ってみたを始めたい。 マイク単体だけでなく、オーディオインターフェイスやヘッドホンを含めた全体構成は歌ってみたを始める機材にまとめています。
代表的な2本の価格PRICE
宅録・配信の入門帯でよく比較される、ダイナミックとコンデンサーそれぞれの代表機です。
どちらも単体では電源を持たないため、コンデンサーのAT2020を使う場合はファンタム電源対応のオーディオインターフェイスが別途必要です。価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
この選び方でなくていい人DO NOT BUY IF
- すでにUSBマイクを使っていて満足している人。 買い替えを急ぐ理由がなければ、まずは今の環境でどこに不満があるかを切り分けてください。接続方式の変更は機材一式の組み替えにつながります。
- 打ち合わせや通話がメインで、録った音を編集しない人。 ヘッドセットやパソコン内蔵マイクで実用上困らないことが多く、専用マイクの優先度は下がります。
- 配信がメインで、環境音をほぼ気にしなくていい部屋にいる人。 ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの差よりも、指向性と設置位置のほうが結果に影響します。
出典SOURCES
- SHURE公式 SM58製品ページ(マイクの動作原理に関する一般的な説明の参照元) https://www.shure.com/ja-JP/microphones/sm58
マイクの動作原理は音響機器における一般的な仕組みであり、特定機種に固有の数値ではありません。価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.08.25時点)。