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オーディオインターフェイス / REVIEW

Focusrite Scarlett 4i4 (4th Gen)|
入力が2つで足りなくなったら、次に候補へ入る4in4outモデル

2026.09.09 公開 / FOCUSRITE / JAN 0815301001492
Focusrite Scarlett 4i4 (4th Gen)
MODEL
SCARLETT 4I4 GEN4
I/O
4 in / 4 out(マイクプリ2・ライン入力4・楽器2・ライン出力4・ヘッドホン1・MIDI入出力)
RESOLUTION
24bit / 192kHz
実売(税込)
¥39,800
CONCLUSION
「マイク1本+楽器1本」の2入力では足りなくなった人には、Scarlett 4i4 (4th Gen) が有力な候補です。入力をマイクプリ2系統・ライン4系統まで増やしながら、2i2と同じ69dBのゲイン幅とAuto Gain・Clip Safeをそのまま引き継いでいるためです。

入力を2つから4つに増やす理由CONCLUSION

Scarlett 2i2は「最初の1台」の定番ですが、入力は2つしかありません。歌いながらギターを弾く程度なら足りても、もう1本マイクを立てたい、鍵盤とボーカルを同時に録りたい、となった瞬間に頭打ちになります。Scarlett 4i4 (4th Gen) は、その頭打ちの先にある選択肢です。

選ばれる理由は3つです。

1. マイクプリ2系統・ライン入力4系統に増える。 2i2の「マイク2・楽器2」という構成から、マイクプリ2基はそのままに、ライン入力が4系統(うち2系統は可変ゲイン)まで広がります。ボーカル2本を同時に録る、鍵盤をライン録りしながらマイクも生かす、といった組み合わせが可能になります。

2. 出力も4系統に増え、配線の自由度が上がる。 2i2はライン出力2系統(実質ステレオ1系統)ですが、4i4は4系統です。モニタースピーカーとは別にモニターコントローラーへ送る、演者用のキューボックスに別系統を送る、といった2i2ではできない配線が組めます。

3. MIDI入出力を搭載している。 2i2にはMIDI端子がありません。外付けのハードウェアシンセやMIDI音源を使う予定があるなら、この差は使い勝手に直結します。

音質の土台となるゲイン69dB・Auto Gain・Clip Safe・Airモードは2i2と共通です。入力と出力の系統数だけが増える、という理解で選んで問題ありません。

4系統をどこまで使うかCRITERIA

  • 同時に録りたい音源が3つ以上あるか。 2つで足りるなら2i2で十分です。3つ目・4つ目の入力を具体的に使う予定があるかどうかが最初の分かれ目になります。
  • 出力を複数系統に分けたいか。 モニタースピーカーとヘッドホンだけなら2i2でも足ります。演者用のモニター送りや、別のスピーカーへの切り替えを想定するなら4系統が生きます。
  • MIDI機器を持っているか、買う予定があるか。 ここが「はい」なら4i4を選ぶ理由がひとつ増えます。

スペックの要点SPEC

すべてFocusrite公式ページ(focusrite.com)の記載です。

項目内容
入出力マイクプリ2・楽器(Hi-Z)2・ライン入力4(可変2・固定2)・ライン出力4・ヘッドホン1・MIDI入出力
同時入出力6x6(ループバック含む)
解像度24bit / 192kHz
ゲイン範囲マイク・可変ライン入力とも69dB
マイク入力ダイナミックレンジ116dB(A-Weighted)
全体のダイナミックレンジ120dB(A/D)/130dB(D/A)
接続・電源USB Type-C・バスパワー(1.5A)
サイズ・重量180×130×60mm・0.798kg

数字のままでは判断できないので、2i2との違いが出る項目を訳します。

バスパワー 1.5A — 2i2の900mAより大きい電流を必要とします。入出力の系統数が増えたぶん、内部の回路も増えているためです。セルフパワーでないUSBハブを挟むと動作が不安定になる可能性は2i2よりさらに高くなります。パソコン本体のUSB端子に直接つなぐのが基本です。

同時入出力 6x6(ループバック含む) — 通常の4in4outに加えて、パソコン内部で再生している音をそのまま録音チャンネルに戻す「ループバック」機能を使うと、実質6系統として扱えます。配信やポッドキャストで、自分の声と再生中のBGM・通話相手の声をまとめて1本の録音にしたい場合に使う機能です。

ゲイン範囲 69dB(マイク・可変ライン共通) — 2i2と同じ数値です。マイクプリの基本性能は上位互換ではなく、2i2の音質をそのまま維持して系統数だけを増やした機種だと考えると位置づけが分かりやすくなります。

Auto Gain・Clip Safe・Air、そしてMIDIFEATURES

Auto Gain / Clip Safe. 2i2と同じ機能です。10秒間の演奏を解析して適正ゲインを自動設定するAuto Gainと、クリップの直前でゲインを自動的に下げるClip Safeを、4系統すべてのマイク・ライン入力で使えます。入力数が増えるほど手動でのレベル合わせは面倒になるため、この自動化の恩恵は2i2より大きく感じられる場面があります。

Airモード. Presence(高域を持ち上げるアナログ回路)とHarmonic Drive(中域の質感を加えるDSP処理)の2段構成も共通です。

MIDI入出力. 5ピンDINのMIDI IN/OUTを備えています。DAWと外部シンセ・MIDI音源との間で信号をやり取りする用途に対応します。2i2にはこの端子自体がないため、MIDI機器を使うなら4i4以上を選ぶ必要があります。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥39,8002026.09.09 取得時点の実売価格(イケベ楽器楽天ショップ)楽天市場で見る
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

4i4が唯一の正解ではありません。同じく4入力前後のインターフェースと比べます。

機種税込向いている人
Audient iD14 MKII¥51,700クラスA的な音質のプリアンプを重視する人。JFET楽器入力も備える
MOTU M4¥47,960最安独自の入出力メーターでレベル管理をしっかり見たい人
Universal Audio Volt 476¥62,700Volt独自のビンテージ・モード(真空管的な質感付加)を使いたい人

(価格はいずれも2026.09.09時点の楽天市場での実売価格)

Audient iD14 MKIIは4i4とほぼ同価格帯で、プリアンプの評価が高いことで知られる機種です。MOTUとUniversal Audioは4i4より高価格帯に位置し、それぞれ独自の付加価値(メーター表示・ビンテージ回路)に対価を払う形になります。純粋に「2i2の音を保ったまま入出力を増やしたい」という動機なら4i4が最短距離で、音の色付けや測定精度まで踏み込みたいなら上位2機種を検討する、という住み分けです。

使った人は何と言っているかREPUTATION

Scarlett 4th Genシリーズは全体として評価が安定しており、4i4単体でもMusicTechのレビューは10点満点中9点を付けています。音がクリアで正確だという評価に加え、プリアンプとコンバーターの完成度をプロレベルと評する声もあります。フロントパネルの「ゲインハロ」(つまみ周囲が光って入力レベルを示す仕組み)は、従来より信号レベルを把握しやすくなったという評価につながっており、Auto Gain・Clip Safeによる操作性の向上も4th Gen共通の美点として挙げられています。

一方で具体的な不満点も報告されています。MusicTechは、AirのHarmonic Driveを使わずPresenceだけを単独で有効化できない仕様上の制限を指摘しています。また複数のレビューでは、旧世代にあった入力パッド(レベルを一段落とす機能)が4th Genで省かれたことで、出力の大きいパッシブ・ギターを直接つなぐとクリップしやすくなったという声が上がっています。ゲイン69dBという広いレンジの裏返しとして、逆に強い信号には弱くなっている面がある、という理解です。

楽天のユーザーレビューはまだ蓄積がなく、国内での評価傾向はこれから積み上がっていく段階です。実務的には、パッシブ・ギターやライン録りの強い信号を直接つなぐ場合、まず低めのゲインから試す運用が無難です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 入力2つで足りている人。 実際に3つ目・4つ目の入力を使う予定がないなら、2i2との価格差を払う理由がありません。まずは2i2から始めて、足りなくなったら買い替える選択肢もあります。
  • 出力1系統・MIDI機器なしで使う人。 増えた出力とMIDI端子を使わないなら、4i4である利点の大半が活きません。
  • 予算を最優先したい人。 2i2より数千円〜1万円ほど高い価格帯です。入出力の余裕よりも初期費用を抑えたいなら、2i2や、さらに安い機種から検討してください。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Focusrite公式製品ページ https://focusrite.com/products/scarlett-4i4

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • MusicTech「Focusrite Scarlett 4i4 review」 https://musictech.com/reviews/studio-recording-gear/focusrite-scarlett-4i4-review/
  • SoundGuys「Focusrite Scarlett 4i4 (4th Gen) review」 https://www.soundguys.com/focusrite-scarlett-4i4-4th-gen-review-126659/
  • Performer Mag「REVIEW: Focusrite Scarlett 4i4 Audio Interface [4th Gen]」 https://performermag.com/home-recording/best-audio-interfaces/review/

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