「ノイズが乗る」と一言で言っても、原因は1つではありません。まず、どんな音が乗っているかを確認してください。
原因が違えば対策も違います。機材を買い替える前に、どの症状に当てはまるかを切り分けてください。
オーディオインターフェイスには、必ず自己ノイズ(機材そのものが持つノイズの床)があります。この自己ノイズは、録音レベルの大小に関係なく常に一定量存在します。
ここで、マイクの音量を低く録ってしまうと問題が起こります。録った後でDAW上の音量を上げると、目的の音と一緒に、機材の自己ノイズも同じ比率で持ち上がります。結果として、最初から適正なレベルで録った場合よりも、ノイズが目立つ仕上がりになります。
対策は、録音時点でできるだけ適正なゲインに合わせることです。Focusrite Scarlett 2i2のように、演奏を解析して自動でゲインを決める機能(Auto Gain)や、音割れの直前でゲインを自動的に下げる機能(Clip Safe)を備えた機種であれば、この調整をある程度機械に任せられます。手動で合わせる場合は、一番大きな声・音を出す部分でメーターが振り切れない範囲まで、ゲインを上げておくのが基本です。
オーディオインターフェイスの多くは、USBケーブル1本から給電されるバスパワー方式で動きます。この電流は機種によって異なり、消費電流が大きい機種を電力の弱いUSBハブ経由で使うと、動作が不安定になることがあります。
症状としては、常時のノイズというより、録音中に突然音が途切れる、プチッというノイズが混ざる、といった形で現れます。対策はシンプルで、パソコン本体のUSB端子に直接接続することです。ノートパソコンでポート数が足りない場合は、セルフパワー方式(外部電源を持つ)のUSBハブを使うと、バスパワー不足による不安定さを避けやすくなります。
パソコン・オーディオインターフェイス・モニタースピーカーなど、複数の機器を別々の電源タップやコンセント系統から取ると、機器間でアースの電位に差が生まれることがあります。この電位差が信号ラインに混ざると、低い唸り音(ハムノイズ)として聞こえます。これは電気配線に起因する一般的な現象で、特定の機種に固有の不具合ではありません。
対策としては、関係する機器の電源をできるだけ同じ電源タップにまとめることが基本です。ノートパソコンを充電しながら使っている場合、ACアダプターを外してバッテリー駆動に切り替えると症状が消えることもあります。ケーブル自体を、より短く、電源ケーブルと並走させない配置に変えることも有効です。
ゲイン設定に余裕があり、Auto GainやClip Safeでレベル合わせを機械に任せられる機種の代表例です。
| 機種 | 特徴 | 税込 | 購入 |
|---|---|---|---|
| Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen) | マイクゲイン69dB・Auto Gain・Clip Safe対応 | ¥28,600 | 楽天市場で見る / Amazonで見る |
| BEHRINGER UMC22 U-PHORIA | Midas設計のマイクプリアンプ、予算を抑えたい人向け | ¥9,350 | 楽天市場で見る / Amazonで見る |
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電源のアース電位差やUSBバスパワーに起因するノイズは、オーディオ機器全般に共通する一般的な現象であり、特定機種に固有の数値ではありません。価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.08.25時点)。