オーディオインターフェイスに付いてくるDAWは、機種ごとに種類が違います。名前は似ていても、同時に使えるトラックの数には差があります。公式ページで確認できた上限は次のとおりです。
| 付属DAW | オーディオ | MIDI | インストゥルメント | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Cubase AI | 32 | 48 | 16 | 同時録音は最大16チャンネル |
| Cubase LE | 16 | 24 | 8 | 同時録音は最大8チャンネル |
| Ableton Live Lite(Live 12) | オーディオとMIDIの合計で8 | シーン16・センド/リターン2 |
どの機種を選ぶかは、この枠にどの機種が付いているかでほぼ決まります。
| こういう人 | 買うべき機種 | 付属DAW | 実売価格 |
|---|---|---|---|
| 打ち込みも重ね録りも多い曲を作る。上限は大きいほうがいい | YAMAHA UR22MK3 | Cubase AI | ¥22,000 |
| CubaseとAbletonのどちらを使うか決めていない | Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen) | Cubase LE・Ableton Live Lite・Pro Tools Intro+ | ¥28,600 |
| Cubaseで始める。付属ソフトの音源も使いたい | TASCAM US-2x2HR | Cubase LE・Cubasis LE 3 | ¥26,730 |
| 予算を抑える。8トラックで足りる曲作りと割り切れる | Arturia MiniFuse 2 | Ableton Live Lite | ¥13,970最安 |
トラック数の数え方はDAWごとに違います。Cubaseはオーディオ・MIDI・インストゥルメントを別々に数え、Live Liteはオーディオ/MIDIをまとめて8本までです。表の数字を単純に足したり、並べて大小を比べたりしないでください。
付属DAWの上限は、曲づくりのスタイルに直結します。
上限が低くても、曲が作れなくなるわけではありません。トラックを統合して数を減らす、ステム書き出しで分けて作るなど、工夫で回せる範囲です。ただ、その工夫が最初の壁になる人もいます。迷ったら、少し上限の大きい側を選ぶほうが後で困りません。
YAMAHA UR22MK3 — 付属DAWの上限がいちばん大きい。 ヤマハ公式のページでは、Cubase AIのライセンスカードが付属品に記載されています。AIは3種類の中で最も上限が大きく、オーディオ32・MIDI48・インストゥルメント16です。2025年10月発売の2入力機で、ループバックも備えます。詳しくはYAMAHA UR22MK3の単体レビューで解説しています。同じCubase AI付きのSteinberg UR22Cもあり、こちらはCubase純正の相性を重視する人向けです。
Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen) — 付属DAWを選べる。 Focusrite公式ページでは、Pro Tools Intro+、Ableton Live Lite、Cubase LEの3つが付属ソフトとして挙げられています。Cubase LEを選べばオーディオ16トラック、Live Liteを選べば8トラックです。同じ本体で2つのDAWを試し、合うほうを使えます。Pro Tools Intro+の上限は、この記事では確認していません。機種の特徴はScarlett 2i2の単体レビューをご覧ください。
TASCAM US-2x2HR — Cubase LEとiPad用のCubasis LE 3。 TASCAM公式ページには、付属ソフトとしてCubase LEとCubasis LE 3、IK MultimediaのSample Tank 4 SEなどが記載されています。Cubase LEの上限はオーディオ16・MIDI24・インストゥルメント8です。パソコンでCubaseを使い、iPadで簡単にスケッチする、という分担ができます。TASCAM US-2x2HRの単体レビューもあわせてどうぞ。
Arturia MiniFuse 2 — 価格を抑えられるLive Lite付き。 Arturia公式ページでは、Ableton Live Liteが付属ソフトとして挙げられています。Live Liteはオーディオ/MIDI合わせて8トラックまでで、上限は3種類のうち最小です。そのぶん本体の価格が抑えられており、Arturia製のエフェクトも付属します。Arturia MiniFuse 2の単体レビューで内容を確認できます。
| 項目 | UR22MK3 | Scarlett 2i2 | US-2x2HR | MiniFuse 2 |
|---|---|---|---|---|
| 付属DAW | Cubase AI | Cubase LE・Live Lite・Pro Tools Intro+ | Cubase LE・Cubasis LE 3 | Ableton Live Lite |
| オーディオトラック上限 | 32 | 16(LE)/合計8(Live Lite) | 16 | 合計8 |
| MIDIトラック上限 | 48 | 24(LE) | 24 | 合計8に含む |
| インストゥルメントトラック上限 | 16 | 8(LE) | 8 | 合計8に含む |
| 同時録音チャンネル(DAW側) | 16 | 8(LE) | 8 | Live Lite公式表記は入力8(モノラル) |
上限の出典は、Steinbergの製品ページ(Cubase AI・LE)とAbleton公式の機能ページ(Live 12 Lite)です。Cubase AIとLEは、Steinbergの現行ページ(AI 15・LE 15の掲載があるページ)の記載をそのまま使いました。付属するバージョンは販売時期で変わる場合があり、各メーカーの購入時の案内で確認してください。Live Liteの数値はLive 12のものです。
オーディオインターフェイス側の入力は、4機種とも2系統です。DAWが同時に録れる8や16チャンネルという上限は、2入力の機種では使い切りません。この項目は、将来入力数の多い機種へ買い替えたときに効いてきます。
Cubase AIの付属音源やエフェクトの数は、LEよりやや多く記載されています。ただし機種ごとの付属品とは別に、DAWのバージョンでも数が変わるため、表には載せていません。
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