Arturia MiniFuse 2は、2系統の入力とMIDI端子を持つ小型のオーディオインターフェイスです。向いているのは次の人です。
1. 同時に2つの音を録りたい人。 歌とギター、あるいはマイク2本。2つのコンボ入力はどちらも48Vファントム電源に対応します。
2. MIDI機器を持っている人。 5ピンMIDIのINとOUTがあるので、シンセやリズムマシンをパソコンにつなぐ口を別に用意する必要がありません。
3. 机が狭い人。 公式の寸法は43×200×100mm、質量は0.43kgです。アルミ筐体でこのサイズに収まっています。
兄弟機のArturia MiniFuse 1は入力が1系統で、MIDI端子もありません。録るのが1つだけなら、そちらで足ります。
MiniFuseシリーズの1と2は、価格差の理由がはっきりしています。見るべき軸は3つです。
Arturia公式ページの記載に基づく数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力 | コンボ入力2(マイク/楽器/ライン)・48Vファントム電源 |
| 出力 | 1/4インチTRSバランス出力2(ボリューム付き)、ヘッドホン出力1(ボリューム付き) |
| サンプリングレート | 44.1・48・88.2・96・176.4・192kHz |
| ダイナミックレンジ | 110dB(A-weighted、マイク/ライン/楽器入力) |
| ゲインレンジ | 56dB |
| マイク入力ノイズ(EIN) | -129dB(A-weighted) |
| MIDI | 5ピンMIDI IN×1・OUT×1 |
| 接続・電源 | USB-C(USB 2.0互換)・バスパワー、USB-Aハブポート(最大250mA) |
| サイズ・重量 | 43×200×100mm・0.43kg |
| 付属ソフト | Ableton Live Lite、Analog Lab Intro、Arturia FX(Rev PLATE-140・Pre 1973・Delay TAPE-201・Chorus JUN-6)、GUITAR RIG、AutoTune Unlimited(3か月)、Splice Creator Plan(3か月) |
| 保証 | 5年 |
数字を日本語に直します。
ゲインレンジ56dB — マイクの出力が小さい場合でも、つまみを上げて音量を確保する余裕の目安です。兄弟機のMiniFuse 1も同じ56dBで、この点で2が優れているわけではありません。
EIN -129dB — マイクプリアンプ自体が出す雑音の小ささを表す数値です。小さい声やアコースティック楽器をそっと録るとき、ゲインを上げた分だけ雑音が目立つ度合いが決まります。
USB-Aハブポート(最大250mA) — キーボードやUSBメモリのような、消費電力の小さい機器をつなぐ口です。電流に上限があるため、電力を多く使う機器はつなげません。
MIDI IN/OUT(5ピン)。 パソコンのUSBを介さず、昔ながらのMIDIケーブルでシンセやリズムマシンとやり取りできます。MIDI端子を持たない小型インターフェイスは多く、この大きさでは貴重な構成です。
モニタリングミックスのつまみ。 入力した音と、パソコンから再生される音のバランスを手元で変えられます。録音中に自分の声を聞きたいとき、どちらを大きくするかを調整する機能です。
ダイレクトモノ。 入力1と入力2を左右に振り分けず、モノラルにまとめてモニターへ返すスイッチです。ギター1本を両耳から聞きたいときなどに使います。
ステレオのバーチャルループバック。 配信ソフトへパソコンの音を送る機能です。BGMを混ぜた配信に使えます。
2026.10.11に楽天市場の商品検索で確認した、新品の実売価格です。中古・アウトレット・訳あり・セット品・OTG版(別型番)は除外しています。カラーはホワイトとブラックがあり、価格が異なります。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場(ホワイト) | ¥13,970 | 2026.10.19 取得時点の新品実売価格(最安) | 楽天市場で見る |
| 楽天市場(ブラック) | ¥14,850 | 2026.10.11 取得時点の新品実売価格(最安) | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4959112236349(ホワイト)での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Arturia MiniFuse 2」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
価格は日々動きます。同じ日に、多くの店が¥17,930前後で掲載していました。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 向いている人 |
|---|---|
| Arturia MiniFuse 1 | 録る音が1つで、MIDI端子も要らない人。同じ56dBのゲインレンジで、価格を抑えられます |
| Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen) | 2入力で、Auto Gainなどの自動化機能を重視する人 |
| Audient iD4 MKII | 録るのは1系統で、モニター操作を大型ノブ1つにまとめたい人 |
MiniFuse 2は、2入力に加えてMIDI端子とUSBハブまで欲しい人の選択肢です。MIDIが不要で、入力の自動調整を重視するならScarlett 2i2のほうが合います。
Sound on Soundのレビューは、MiniFuse 1と2をまとめて、手堅い入門機と評しています。評価されているのは、金属の筐体、ゴム足、九角形のモニターつまみといった作りの良さと、Arturia製プラグインの付属で価格以上の価値がある点です。USBハブも、他機種と比べたときの決め手になりうる機能として挙げられました。欧州の販売店Thomannの購入者評価(ブラック、79件で平均4.8)でも、作りの良さ、録音のクリアさ、付属ソフトを含めた割安感を挙げる声が多く見られます。
不満点もはっきりしています。Sound on Soundは、プリアンプは素直だが個性は薄く、ギター入力に少しノイズがあると指摘しています。設定アプリのControl Centerも、モニターやループバックの音量調整ができない基本的なものだと評価されました。Thomannの購入者からは、USBハブの給電が約250mAしかないのでつなぐ機器の消費電流を確かめるべきだという注意や、モニター出力が横並びで左右のケーブルが交差する、電源スイッチが無いという指摘が出ています。Arturia公式フォーラムには、Windowsで音が突然途切れる報告があり、ドライバーの入れ直しで直ったという投稿が見られます。ただし同じ方法で直らないという返信もあり、個別の環境による可能性があります。
実務的には、音に強い個性を求めず、2入力とMIDI端子を使い切る人なら不満は出にくいでしょう。Windowsで使う場合は、ドライバーを最新に保つことが安定の第一歩です。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は2026.10.19です。後継・新世代モデルは、2026.10.11時点のArturia公式製品ページで確認できませんでした。
評判の参照元: