価格を抑えたオーディオインターフェイスには、48Vファントム電源やダイレクトモニタリングが省かれている機種もあります。Arturia MiniFuse 1は、1万円台前半という価格帯にありながら、この2つを両方とも備えています。
向いているのは次の人です。
1. 録音は1系統で足りる人。 マイク1本、あるいは楽器1台を録る用途です。
2. コンデンサーマイクを使う予定がある人。 48Vファントム電源が必要になるのはこの場面です。
3. 最初の出費を抑えたい人。 オーディオインターフェイスが初めてで、まず動く環境を安く作りたい人に向きます。
エントリー価格帯の機種は、削られている機能の有無で選ぶ理由が分かれます。3つの軸で見ます。
Arturia 公式ページの記載に基づく数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入出力 | コンボ入力1(マイク/楽器/ライン)、バランス出力2、ヘッドホン1、USB-Aハブポート1 |
| サンプリングレート | 44.1kHz〜192kHz |
| ダイナミックレンジ | 110dB(A-weighted、標準値) |
| マイクプリアンプゲイン | 56dB |
| マイク入力ノイズ(EIN) | -129dB(A-weighted、標準値) |
| 接続・電源 | USB-C(USB2.0互換)・バスパワー |
| サイズ・重量 | 43×154×100mm・0.34kg |
マイクプリアンプゲイン56dB — 出力の小さいマイクでも、音量不足に困りにくい水準です。上位機種の60dB台後半と比べるとやや控えめですが、宅録用の一般的なマイクであれば十分な範囲です。
USB-Aハブポート — 本体にUSB-Aの差し込み口が1つあり、キーボードやマウスなど消費電力の小さいUSB機器を経由してつなげます。パソコン本体のUSBポートが少ない環境で役立ちます。
重量0.34kg — この記事で扱う機種の中でも軽い部類です。カバンに入れて持ち運ぶ使い方も現実的です。
MiniFuse 1で見ておきたいのは、この価格帯では省略されがちな2つの機能です。
48Vファントム電源。 コンデンサーマイクを動かすための電源です。エントリー価格帯の機種の中には、この機能自体が無い、あるいはオプション扱いの機種もあります。MiniFuse 1は標準で備えています。
ダイレクトモニタリング。 パソコンを経由せずに、入力信号をそのままヘッドホンに返す機能です。パソコン経由だと数十ミリ秒の遅れ(レイテンシー)が生じることがありますが、これを回避できます。
そのほか、カラーで発光するVUメーターと、ステレオのバーチャルループバックチャンネル(配信ソフトへ音を送る機能)を備えています。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| BEHRINGER UM2 | ¥7,150 | とにかく安く、まず録れる状態を作りたい人 |
| M-Audio M-Track Duo | ¥7,700 | 入力2つは欲しいが、1万円以下に抑えたい人 |
| Focusrite Scarlett Solo (4th Gen) | ¥19,800 | 先例の多さやAuto Gainなど自動化機能を重視する人 |
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MiniFuse 1は、UM2やM-Track Duoよりは高いものの、Scarlett Soloよりは安い位置にあります。価格を最優先するならUM2、入力2つが必要ならM-Track Duo、機能とデザインのバランスで選ぶならMiniFuse 1、という並びになります。
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