多くの1系統インターフェイスは、音量ノブ・出力切り替え・ミュートが別々のボタンやソフトウェアに分かれています。Audient iD4 MKIIは、本体上面の大きなノブ1つにこれらの操作を集約しました。
向いているのは次の人です。
1. デスク上で頻繁に音量を調整する人。 配信中や作業中に何度も音量を変える人ほど、大型ノブの操作性を評価しやすくなります。
2. マイクプリアンプの質にこだわりたい人。 Audientは大型ミキシングコンソールを作るメーカーです。iD4のマイクプリアンプは、その設計を踏襲しています。
3. 見た目や質感も含めて選びたい人。 オールメタル筐体で、デスクに置いたときの存在感があります。
1系統クラスの機種は操作性の作り込みに差が出やすい分野です。3つの軸で見ます。
Audient 公式ページの記載に基づく数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入出力 | マイクプリアンプ1・JFET楽器入力1(入力)、ステレオラインアウト1・ヘッドホン出力2(出力) |
| ダイナミックレンジ | DAC 126dB/ADC 121dB |
| マイクプリアンプゲイン | 58dB |
| コンバータ | 32bit AD/DA |
| 接続・電源 | USB-C・バスパワー(USB3.0接続推奨) |
| サイズ | 約13×12cm(設置面積) |
| 筐体 | オールメタル |
マイクプリアンプゲイン58dB — マイクが拾った小さな信号を持ち上げる量の上限です。出力の小さいダイナミックマイクを使う場合でも、音量不足に困りにくい水準です。
ダイナミックレンジ DAC126dB/ADC121dB — 扱える音の幅の広さを示す数値です。DAC(再生側)とADC(録音側)で数値が分かれていますが、どちらも同価格帯の中で見劣りしない水準です。
ヘッドホン出力2系統・600Ω駆動対応 — インピーダンスの高い(音量が出にくい)モニターヘッドホンでも駆動できる設計です。出力が2系統あるため、演奏者とエンジニアが別々のヘッドホンで同時にモニターできます。
iD4 MKIIの中核は「Audient Console Mic Preamp」と呼ばれるマイクプリアンプです。Audientは放送局やレコーディングスタジオ向けの大型ミキシングコンソールを作っているメーカーで、そこで培った回路設計をこの小型インターフェイスに移植しています。
もう一つの特徴が本体上面の大型ノブです。回すとモニター音量が変わり、押し込むとミュート、長押しでトークバック(相手に一時的に声を送る機能)に切り替わります。ソフトウェアの画面を開かなくても、手元のノブだけでモニター周りの操作が完結します。
そのほか、48Vファントム電源、低遅延のモニターミックス機能、配信向けのオーディオループバック機能を備えています。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥28,850 | 2026.08.27 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 5060374260436 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Audient iD4 MKII」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Universal Audio Volt 176 | ¥28,600 | ハードウェアで音の質感(真空管プリ・コンプ)を作りたい人 |
| Focusrite Scarlett Solo (4th Gen) | ¥19,800 | Auto Gainなど自動化されたレベル合わせを重視する人 |
| Arturia MiniFuse 1 | ¥10,780最安 | 予算を最優先し、まず1系統から始めたい人 |
(価格はいずれも2026.08.26時点の楽天市場での実売価格)
Volt 176との違いは分かりやすく、Volt 176が「音に質感を加える」機種であるのに対し、iD4 MKIIは「操作性と作りの良さ」で選ぶ機種です。価格差を気にするならScarlett SoloやMiniFuse 1に譲る場面もありますが、モニター操作を毎回快適にしたい人には、この差額に理由があります。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は各表に記載しています。