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オーディオインターフェイス / REVIEW

YAMAHA AG06MK2|
配信の運用をこの1台にまとめる、という発想の機材です

2026.07.06 公開 / ヤマハ / JAN 4957812677356
楽天レビュー 5.0(2件)
YAMAHA AG06MK2
MODEL
AG06MK2
I/O
モノラル2(コンボ)+ステレオ2(Phone/RCA)+スマホ1
RESOLUTION
最大192kHz/24bit
実売(税込)
¥30,280
CONCLUSION
配信をしながらBGM・ゲーム音・通話相手の声を混ぜて出したい人には、YAMAHA AG06MK2が第一候補です。6チャンネルを本体のつまみで操作できること、ループバック機能で配信ソフト側の音声設定を単純化できること、COMP/EQなどのDSPエフェクトを内蔵し音作りの手間を減らせること。この3点が理由です。

「録音機」ではなく「配信の運用盤」CONCLUSION

オーディオインターフェイスという名前で呼ばれますが、AG06MK2の設計思想は録音専用機とはっきり違います。マイク・BGM・ゲーム音・通話相手の声、複数の音を同時に扱って配信に出すための機材です。

配信用途で選ばれる理由は3つです。

1. 6チャンネルを本体のつまみで操作できる。 モノラル入力2系統(コンボ端子)、ステレオ入力2系統(Phone/RCA)、スマートフォン入力1系統を、パソコンの画面を介さず手元のつまみで調整できます。配信中に画面を見ずに音量を操作できるのは、実際の運用で効いてきます。

2. ループバック機能で音声設定がシンプルになる。 パソコンで再生している音を自分の声と混ぜて配信ソフトに送り返す機能です。ストリーミング出力は「DRY CH1-2」「INPUT MIX」「LOOPBACK」から選べ、自分の声だけを配信に流すか、BGMも混ぜて流すかを切り替えられます。

3. DSPエフェクトを内蔵している。 COMP/EQ・REVERB・AMP SIMを内蔵しており、配信ソフト側でエフェクトを設定する手間を減らせます。

配信機材として選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。配信用のオーディオ機材を選ぶときに効いてくる条件は主に3つです。

  • 同時に鳴らす音源の数。 自分の声・BGM・ゲーム音・通話相手の声を同時に混ぜるなら、単純な録音用インターフェイスでは入力が足りません。
  • ループバック機能の有無。 パソコンの音を配信ソフトに送り返す機能です。配信用途ではほぼ必須ですが、録音専用機には付いていないことが多い機能です。
  • 本体のつまみで音量調整できるか。 配信中に画面を見ずに音量を変えられるかどうかは、トークが乗っている最中の操作性に直結します。

AG06MK2はこの3つを満たすために設計された機材です。

スペックの要点SPEC

YAMAHA公式の仕様ページに記載された数値です。

項目内容
入力構成モノラル2(コンボ端子、ヘッドセットマイク対応)+ステレオ2(Phone/RCA)+スマホ1
サンプリングレート/ビット深度最大192kHz/24bit
ループバック機能あり(DRY CH1-2/INPUT MIX/LOOPBACK切替)
DSPエフェクトCOMP/EQ・REVERB・AMP SIM
USB規格USB Audio Class 2.0・Type-C
サイズ・重量152×63×201mm・0.9kg
マイクゲイン範囲非公開

数字のままでは判断できないので、意味を訳します。

ループバック機能(DRY CH1-2/INPUT MIX/LOOPBACK) — 「配信ソフトに何を送るか」を3パターンから選べるということです。DRY CH1-2は自分の声だけ、INPUT MIXは接続した全入力をまとめて、LOOPBACKはパソコンの再生音まで含めて送れます。ゲーム実況ならLOOPBACK、弾き語り配信ならDRY CH1-2、という使い分けができます。

DSPエフェクト内蔵 — COMP(コンプレッサー)で声の音量差を均し、EQで音質を調整し、REVERBで残響を足す処理を、パソコンの負荷をかけずにハードウェア側で完結できるということです。配信ソフト側でエフェクトチェーンを組む手間を省けます。

マイクゲイン範囲が非公開 — YAMAHA公式の仕様ページに数値の記載がありません。推測での穴埋めはしていません。複数入力の使い勝手を優先した設計のため、単体のマイクプリアンプの性能を数値で比較したい場合は、この機種のスペックだけでは判断できません。

重量0.9kg・サイズ152×63×201mm — 6チャンネル分の入出力と操作部を積んでいるぶん、単純な2ch録音用インターフェイスより一回り大きく重い機材です。机の上に常設する前提のサイズ感です。

配信中に効いてくる機能FEATURES

ストリーミング出力の3パターン切替。 前述のDRY CH1-2/INPUT MIX/LOOPBACKの切り替えは、配信の内容によって「視聴者に何を聞かせるか」を変えたいときに直接効いてきます。設定を配信ソフト側で作り込まなくても、AG06MK2側のスイッチひとつで完結します。

AMP SIMによるギターの音作り。 内蔵のDSPにギターアンプシミュレーターが入っており、楽器を直接つないでアンプを通したような音を作れます。宅録用の小型アンプを別途用意しなくても、配信中に弾き語りの音作りが完結します。

スマートフォン入力を独立して持つ。 スマホの通話・音声を専用の入力系統で受けられるため、複数人での配信・通話を挟む配信でも、パソコン側の設定をいじらずに音量調整できます。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥30,2802026.08.27 取得時点の実売価格(ホワイト・新品)楽天市場で見る
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ブラックモデル(AG06MK2 B)も展開されています。価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同じ用途で比べられる3台ALTERNATIVES

AG06MK2が唯一の正解ではありません。目的が違えば答えも変わります。

機種税込目安向いている人
Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen)¥28,600配信より録音の質とゲインの余裕を優先したい人。詳しくは単体レビュー、AG06MK2との比較記事で解説しています
YAMAHA AG03MK2¥25,300最安3チャンネルで足り、価格を抑えたい人
一般的なUSBミキサー(4〜6ch)機種によるミキサー単体で十分で、DSPエフェクトの作り込みまでは求めない人

分かれ目は単純です。複数の音を同時に配信に流したいならAG06MK2、録音の質を優先するならScarlett 2i2、という並びになります。AG06MK2とScarlett 2i2の設計思想の違いは配信ミキサー型オーディオインターフェイス比較でさらに詳しく解説しています。

使った人は何と言っているかREPUTATION

英語圏のレビューで共通するのは、つまみで操作できる手軽さと、ループバックやミックスマイナス(通話相手に自分の声を返さない機能)が配信の設定を簡単にする点です。Violet Recordingは、PC向けミキサーの定番として最初に挙げ、USB接続のオーディオインターフェイスのように扱えるミキサーと評価しています。プリアンプの評価は割れています。Sweetwaterの購入者の声をまとめたSoundorpは、価格以上と評価する声を紹介する一方、別の検証では「わずかに色付けがあり、強く入力すると価格帯の限界が出る」とされたことも伝えています。

不満は3点が目立ちます。1つ目は、マイク入力が2系統で、USBへ返る音がステレオ2chにまとまる点です。2人のマイクを別トラックで編集したい用途には向きません。2つ目は、USB接続の途切れです。購入者の投稿には、サポート担当が現象を確認しても原因を特定できなかった例が紹介されています。Windowsでは専用ドライバーの導入が前提で、Alive Projectの解説も、未導入だと音切れや不安定な動作が起きうると注意しています。3つ目は、スマートフォンの通話アプリです。USBではなくTRRSケーブルで接続する必要があります。リバーブを入れたままスピーカーで鳴らすとハウリングした、という声もあります。

なお、Alive Projectの記事はヤマハ提供機材によるPR記事で、好意的な評価に偏る可能性があります。

1〜2人の配信で、手元のつまみで操作したい人なら気になりにくい点です。3人以上や、声ごとの別トラック編集が前提なら、別の機種が合います。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 配信をせず、録音だけしたい人。 ループバックやDSPエフェクトは配信のための機能です。録音専用ならScarlett 2i2のようなレコーディング向けインターフェイスのほうが、マイクゲインの余裕で有利です。
  • 同時に3人以上の配信者・ゲストの音を扱いたい人。 AG06MK2は6チャンネルミキサーですが、本格的な複数人配信ではさらに入力数の多い機種のほうが結果的に運用が楽になります。
  • すでに同系統の配信用ミキサーを持っている人。 AG03MK2やAG06のような機材をすでに使っているなら、AG06MK2への買い替えで得られる変化は限定的です。今困っていることが何かを先に切り分けてください。

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スペックの出典SOURCES

  • YAMAHA AG06MK2 公式仕様ページ https://jp.yamaha.com/products/proaudio/live_streaming_gaming/ag/ag06mk2/specs.html
  • YAMAHA AG06MK2 公式製品ページ https://jp.yamaha.com/products/proaudio/live_streaming_gaming/ag/ag06mk2/index.html

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.08.27時点)。2026.10.22 に再確認し、価格(¥30,280)に変動はありませんでした。

評判の参照元:

  • Soundorp「Yamaha AG06MK2 Review」(2026年10月8日) https://soundorp.com/yamaha-ag06mk2-review-the-actual-truth/
  • Alive Project Streamer Magazine「YAMAHA AG03MK2 / AG06MK2 Review」(2025年9月、ヤマハ提供機材によるPR記事) https://alive-project.com/en/streamer-magazine/article/8556/
  • Violet Recording「Best Audio Mixers for PC Recording and Streaming」 https://violetrecording.com/best-audio-mixers-for-pc/

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