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コンデンサーマイク / REVIEW

オーディオインターフェイスを持っているかどうかで、選ぶマイクが変わります|
USBマイクは手軽さ、XLRマイクは拡張性。あとから買い替えると損をします

2026.08.23 公開
オーディオインターフェイスを持っているかどうかで、選ぶマイクが変わります
CONCLUSION
USBマイクとXLRマイクの分かれ目は、音質そのものよりも「オーディオインターフェイスを持っているか」です。持っていない、増やす予定もないならRODE NT-USB Mini(¥17,330)かaudio-technica AT2020USB-X(¥21,780)のUSBマイク、すでにオーディオインターフェイスがあるか導入予定ならaudio-technica AT2020(¥13,200)とオーディオインターフェイス(Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen ¥28,600)の組み合わせ、どちらか決めきれないならUSB/XLR両出力のSHURE MV7+(¥47,000)が候補です。USBマイクは後からXLR環境に組み替えにくい構造のため、先に方向を決めておくと買い直しを避けられます。

音質より先に「持っているか」で決まるCONCLUSION

配信・収録用のマイクを選ぶとき、USBかXLRかで最初に迷います。この2つの違いは、突き詰めると音質の優劣ではなく「オーディオインターフェイスをすでに持っているか」という1点に集約されます。

こういう人買うべき構成実売価格
オーディオインターフェイスを持っておらず、増やす予定もないUSBマイク(RODE NT-USB MiniまたはAT2020USB-X)単体¥17,330〜¥21,780
すでにオーディオインターフェイスがある、または導入予定があるXLRマイク(AT2020)+オーディオインターフェイス¥13,200+¥28,600〜
いまはUSBで始めたいが、将来XLR環境への移行も残したいSHURE MV7+(USB/XLR両出力)¥47,000

USBマイクは内部にオーディオインターフェイス相当の回路を内蔵しているため、後からXLR接続のマイクへ買い替えると、USBマイクの回路分の費用がまるごと無駄になります。逆に、すでにオーディオインターフェイスを持っているなら、USBマイクを追加する理由はほとんどありません。

比較の軸は「接続方式」と「将来の拡張性」CRITERIA

  • オーディオインターフェイスを持っているか。 持っていない・当面予定がないならUSBマイクで完結させたほうが機材を増やさずに済みます。
  • 将来、マイクを増やす・グレードを上げる予定があるか。 XLR接続なら、オーディオインターフェイス側を変えるだけでマイクはそのまま使えます。USBマイクは母艦を替えても、マイク自体を買い替えることになりやすい構成です。
  • 決めきれない場合の逃げ道があるか。 USB/XLR両出力のマイクを選べば、この判断自体を先送りできます。

スペックの要点SPEC

数値は各メーカー公式サイトの記載です。

項目RODE NT-USB MiniAT2020USB-XAT2020(XLR)SHURE MV7+(USB/XLR)
方式エレクトレットコンデンサーバックエレクトレットコンデンサーバックエレクトレットコンデンサーダイナミック
接続USB-C専用USB Type-C専用XLR専用(ファンタム電源48V)USB-CとXLRの両方
サンプルレート/bit48kHz・24bit44.1/48/88.2/96kHz・16/24bit—48kHz・16/24bit
ヘッドホン出力3.5mm内蔵3.5mm内蔵なし(IF側に依存)3.5mm内蔵
ミュートボタンなしあり(タッチセンサー)なしあり(LEDタッチパネル)
自動ゲイン調整なしなしなし(IF側に依存)オートレベルモード
質量585g約373g345g573.5g

USBマイク2本は、どちらもヘッドホン出力とミュート機能を内蔵しています。 パソコンを経由しない直接モニタリングができる点は共通で、机の上で完結させたい配信・会議用途に向いた設計です。

AT2020(XLR)は単体では音を拾えません。 ファンタム電源48Vに対応したオーディオインターフェイスかミキサーが前提です。その代わり、オーディオインターフェイス側を上位機に替えれば、マイクを買い替えずに音質を底上げできます。

SHURE MV7+だけが両方の接続に対応します。 感度・出力インピーダンスがXLR接続時とUSB-C接続時で別々に記載されており、接続方式ごとに内部の信号経路が切り替わる設計です。

USBかXLRか、実際の分かれ目MODELS

USBマイクで完結させる — RODE NT-USB Mini/AT2020USB-X。 どちらもUSB-Cケーブル1本でパソコンに直結し、オーディオインターフェイスを別途用意する必要がありません。NT-USB Miniは磁石で外れる卓上スタンドと設置の自由度、AT2020USB-Xはタッチセンサー式ミュートボタンとヘッドホン出力110mWの余裕が特徴です。詳しくはNT-USB Miniの単体レビューとAT2020USB-Xの単体レビューで解説しています。

XLRマイク+オーディオインターフェイスで拡張性を持たせる — AT2020+Scarlett 2i2。 AT2020は宅録用コンデンサーマイクの比較記事のほぼすべてに登場する基準機です。Scarlett 2i2はマイク入力のゲイン範囲69dB、Auto GainとClip Safeでレベル調整の失敗を減らす設計です。将来マイクを増やす、グレードを上げるといった変更にオーディオインターフェイス側だけで対応できます。詳しくはAT2020の単体レビューとScarlett 2i2の単体レビューで解説しています。

判断を先送りする — SHURE MV7+。 USB-CとXLRの両方に出力できるダイナミックマイクです。オートレベルモードで自動的にゲインを調整しつつ、将来オーディオインターフェイスを導入すればXLR接続に切り替えられます。詳しくはMV7+の単体レビューで解説しています。

価格と購入リンクPRICE

RODE NT-USB Mini

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audio-technica AT2020USB-X

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audio-technica AT2020(XLR)

ストア税込購入
楽天市場¥13,200楽天市場で見る
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Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen)(AT2020用オーディオインターフェイス)

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SHURE MV7+

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楽天市場¥47,000楽天市場で見る
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サウンドハウスの価格はこの記事には載せていません。各機種の単体レビュー記事から、サウンドハウスの検索結果を開けます。価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください(audio-technica AT2020は2026.09.21時点、他は2026.08.24〜26時点の実売価格です)。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • すでにUSBマイクとXLRマイクのどちらかで満足している人。 音質面の決定的な優劣ではなく接続方式の話なので、いま困っていないなら買い替える理由はありません。
  • 複数人の声を同時に録りたい人。 ここで挙げたマイクはいずれも1本のモノラル入力です。複数人の座談会にはポッドキャストを始める機材セットのような多入力機のほうが向いています。
  • 部屋に防音・吸音の対策をしていない人。 AT2020・NT-USB Mini・AT2020USB-Xはいずれもコンデンサーマイクで感度が高く、エアコンの音まで拾います。対策がないなら、SHURE MV7+やSM58のようなダイナミックマイクのほうが結果的にきれいに録れます。

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スペックの出典SOURCES

  • RODE公式製品ページ https://ntusbmini.rode.com/
  • audio-technica公式 AT2020USB-X製品ページ https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2020USB-X
  • audio-technica公式 AT2020製品ページ https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2020
  • Shure公式 MV7+ User Guide https://pubs.shure.com/view/guide/MV7PLUS/en-US.pdf
  • Focusrite公式製品ページ https://focusrite.com/products/scarlett-2i2

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(audio-technica AT2020は2026.09.21時点、他は2026.08.24〜26時点)。

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