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モニターヘッドホン / REVIEW

ケーブル3本付きで1万円を切る密閉型。音の癖を知ったうえで選ぶ入門用モニターヘッドホン|
長さと端子の違うケーブルが3本付き、¥9,980。その代わりに、音の傾向は評価が割れています

2026.10.20 公開 / ONEODIO
ケーブル3本付きで1万円を切る密閉型。音の癖を知ったうえで選ぶ入門用モニターヘッドホン
MODEL
Monitor 60
実売(税込)
¥9,980
CONCLUSION
録音のモニターやラフミックス用に、ケーブルが揃った密閉型を1万円以内で探しているなら、OneOdio Monitor 60は候補になります。理由は、50mmドライバーを積んだ密閉型で実売が¥9,980であること、デスク用・持ち出し用・マイク付きの3本のケーブルと収納袋が付くこと、両側のイヤーカップで端子の太さを選べることです。ただし音の傾向は、中立とする評価とV字型で中高域に癖があるとする評価に分かれます。ミックスの最終判断をこの1本に任せる使い方は勧めません。

1万円以内で、ケーブル3本と片耳モニターの構造が付いてくるCONCLUSION

OneOdio Monitor 60は、同ブランドの上位グレードにあたる有線の密閉型モニターヘッドホンで、公式ストアの楽天ショップでは新品が¥9,980で出ています。

選ぶ理由は3つです。

1. 50mmドライバーの密閉型が1万円以内。 公式のスペックは、50mmのネオジウムドライバー、インピーダンス38Ω、周波数特性20Hz〜40kHzです。録音中にマイクへ音が漏れにくい密閉型で、この価格帯では口径の大きいドライバーを積んでいます。

2. ケーブルが3本付く。 公式ページに載っている付属ケーブルは、3.5mm→3.5mmの3m、3.5mm→6.35mmのカールケーブル(1.5〜3m)、マイク付きの3.5mm→3.5mm(1.2m)の3本です。机の前、ブースでの録音、移動中と、長さと端子を買い足さずに使い分けられます。収納袋も同梱です。

3. 両側のカップで端子を選べ、片耳で聴ける。 公式ストアの商品ページによると、イヤーカップの左右に6.35mmと3.5mmのジャックがあり、カップは前後や上下に回せて片耳モニタリングに対応します。折りたたみもできます。

一方で、音の傾向は評価がはっきり割れています。次の「使った人は何と言っているか」の節で、先にそこを確認してください。

モニターヘッドホンに何を求めるかCRITERIA

比較の軸を先に決めます。1万円前後のモニターヘッドホンで見るべき点は多くありません。

  • 録音で使うか、ミックスの判断に使うか。 録音のモニターは、マイクへ音が漏れず、長時間かぶっても疲れないことが先です。ミックスの判断は、聞こえ方の癖が少ないことが先です。同じ1本でも、向く用途が違います。
  • ケーブルを買い足さずに済むか。 太さの違う端子や長さの違うケーブルが最初から揃っていれば、周辺機器との接続で迷いません。
  • 音の癖を許容できるか。 低価格帯では、低域や高域が持ち上がった調整の機種が多くあります。癖があること自体が悪いわけではなく、癖を知ったうえで補正して聴けるかどうかが分かれ目です。

Monitor 60は、2つ目の条件に強く、3つ目の条件で人を選びます。

スペックの要点SPEC

数値はOneOdio公式ページの記載です。

項目内容
形式密閉型・有線・オーバーイヤー
ドライバー50mmネオジウム
インピーダンス38Ω
感度110±3dB
周波数特性20Hz〜40kHz
付属ケーブル3.5mm→3.5mm(3m)、3.5mm→6.35mmカール(1.5〜3m)、マイク付き3.5mm→3.5mm(1.2m)
付属品収納袋
カラーブラック、ダークブルー

数字のままでは判断しづらい項目を訳します。

インピーダンス 38Ω — ヘッドホンを鳴らす電気的な「重さ」の目安です。この水準は一般に、パソコンやスマホ、オーディオインターフェイスのヘッドホン出力でも音量を確保しやすい数字です。専用のヘッドホンアンプを別に買う必要は、多くの場合ありません。

周波数特性 20Hz〜40kHz — 人が聞き取れる範囲を超えた数字です。実際に低音や高音がどう聞こえるかは、この数字では決まらず、調整の仕方で決まります。ここは選ぶ決め手にしないほうが安全です。

感度 110±3dB — 同じ音量を出すのに必要な電力の目安です。公式表記に測定条件が書かれていないため、他社の機種と数字だけを並べて優劣を決めることは避けてください。

マイク付きケーブル — 1.2mの短いケーブルに、マイクが付いています。公式ページが載せているのは、ケーブルにマイクが付くという事実までです。使える機器や通話の可否は、接続先との組み合わせで変わります。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥9,9802026.10.20 取得時点の新品実売価格(公式ストア OneOdio Japan)楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認「OneOdio Monitor 60」での検索結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウス—取り扱いを確認できなかったため掲載していません—

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。楽天には、イヤーパッドだけの出品や、¥11,000〜13,000台で並ぶ他店の出品もあります。商品名に「イヤーパッド」と書かれていないか、型番が「Monitor 60」になっているかを確認してください。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

Monitor 60が唯一の選択肢ではありません。価格は、各機種の記事を作成した時点の楽天市場での新品実売価格です。

ヘッドホン税込向いている人
audio-technica ATH-M20x¥7,000(2026.10.14、期間限定特価)とにかく費用を抑えて、録音用の密閉型を1本ほしい人。ATH-M20xの記事で扱っています
SENNHEISER HD 280 PRO MK2¥13,217(2026.10.19)歌入れや楽器の録音で、マイクへの音漏れを最優先で抑えたい人。HD 280 PRO MK2の記事で扱っています
SONY MDR-7506¥14,691(2026.10.14)折りたたんで持ち歩ける、海外スタジオの定番機を使いたい人。MDR-7506の記事で扱っています

分かれ目は「付属品の多さを取るか、定番機の実績を取るか」です。ケーブルが最初から3本揃う手軽さは、Monitor 60の強みです。聞こえ方の癖が知られていて、情報が多い機種を選びたいなら、7506やHD 280 PRO MK2のような定番機が安心です。

使った人は何と言っているかREPUTATION

英語圏のレビューでは、音の評価が割れています。Soundphile Reviewは、前世代のOneOdioより調整が整ったと認めつつ、低域の量感と上側の中域の張り出し、10kHz以上の刺さりを理由に、V字型の音だと見ています。HeadphoneCheckは、中域から高域の凹凸が大きく、スタジオ用途には向かないとして5点中2.5点を付けました。Home Studio Basicsも、本格的な制作の基準にするには荒く、入門用なら選べるという立場です。一方でPrime Audioは中立的で聴き疲れしにくいと評価し、Sonicmetricも低域が締まっていて、価格を考えれば正直な音だと述べています。同じ機種でも、中立とする評価とV字型とする評価が並んでいます。

装着感と付属品は、ほぼ一致して褒められています。柔らかいイヤーパッドと弱い側圧で長時間でも疲れにくい、ケーブルが3本付いて端子の変換が要らない、という指摘が複数あります。不満は、樹脂が中心の本体にあります。ヒンジが割れたという報告があるほか、1年ほどでイヤーパッドの表面が剥がれるという指摘も見られます。マイク付きケーブルの再生ボタンが環境によって動かなかった、という声もあります。

楽天の公式ストアのページは、レビュー101件で平均4.65です(2026.10.20時点)。

実務的には、録音のモニターやラフミックスの確認に使い、最終判断は別の基準で確かめる使い方なら、音の癖は気になりにくいでしょう。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • ミックスの最終判断を、この1本だけで済ませたい人。 音の傾向が評価で割れているため、聞こえ方の癖を基準にしにくい機種です。定番の機種を比べるなら、1万円台までのモニターヘッドホン比較の5台から選ぶほうが、情報が多く迷いません。
  • ミックスの質を上げる次の1本を探している人。 予算を2万円台以上に広げるなら、2万円・3万円台のモニターヘッドホン比較で、密閉か開放か、録音かミックスかを軸に選べます。
  • ワイヤレスで使いたい人。 この機種は有線のみで、Bluetooth接続はありません。
  • 開放型の広い音場がほしい人。 密閉型なので、音場の広さは開放型に及びません。違いは開放型と密閉型の比較で確認できます。
  • モニターヘッドホンと普通のヘッドホンの違いが、まだ分からない人。 先にモニターヘッドホンと普通のヘッドホンの違いを読むと、何を基準に選ぶかが整理できます。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • OneOdio 公式製品ページ(Monitor 60) https://www.oneodio.com/products/monitor-60-professional-monitor-headphones-hi-res-audio
  • OneOdio Japan 公式ストア 商品ページ(楽天市場) https://item.rakuten.co.jp/oneodio/m60/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は2026.10.20です。

評判の参照元:

  • Soundphile Review「OneOdio Monitor 60 review: a definite improvement」 https://www.soundphilereview.com/reviews/oneodio-monitor-60-review-14715/
  • HeadphoneCheck「OneOdio Monitor 60 Review」 https://www.headphonecheck.com/test/oneodio-monitor-60/
  • Home Studio Basics「OneOdio Monitor 60 Review」 https://homestudiobasics.com/oneodio-monitor-60-review/
  • Prime Audio Reviews「OneOdio Monitor 60 Headphones Review」 https://primeaudio.org/oneodio-monitor-60-headphones-review/
  • Sonicmetric「OneOdio Monitor 60 Studio Headphones Review」 https://sonicmetric.com/oneodio-monitor-60-studio-headphones-review-professional-sound-meets-budget-reality/
  • 楽天ユーザーレビュー 101件・平均4.65(OneOdio Japan、楽天商品情報、2026.10.20取得)

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