OneOdio Monitor 60は、同ブランドの上位グレードにあたる有線の密閉型モニターヘッドホンで、公式ストアの楽天ショップでは新品が¥9,980で出ています。
選ぶ理由は3つです。
1. 50mmドライバーの密閉型が1万円以内。 公式のスペックは、50mmのネオジウムドライバー、インピーダンス38Ω、周波数特性20Hz〜40kHzです。録音中にマイクへ音が漏れにくい密閉型で、この価格帯では口径の大きいドライバーを積んでいます。
2. ケーブルが3本付く。 公式ページに載っている付属ケーブルは、3.5mm→3.5mmの3m、3.5mm→6.35mmのカールケーブル(1.5〜3m)、マイク付きの3.5mm→3.5mm(1.2m)の3本です。机の前、ブースでの録音、移動中と、長さと端子を買い足さずに使い分けられます。収納袋も同梱です。
3. 両側のカップで端子を選べ、片耳で聴ける。 公式ストアの商品ページによると、イヤーカップの左右に6.35mmと3.5mmのジャックがあり、カップは前後や上下に回せて片耳モニタリングに対応します。折りたたみもできます。
一方で、音の傾向は評価がはっきり割れています。次の「使った人は何と言っているか」の節で、先にそこを確認してください。
比較の軸を先に決めます。1万円前後のモニターヘッドホンで見るべき点は多くありません。
Monitor 60は、2つ目の条件に強く、3つ目の条件で人を選びます。
数値はOneOdio公式ページの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | 密閉型・有線・オーバーイヤー |
| ドライバー | 50mmネオジウム |
| インピーダンス | 38Ω |
| 感度 | 110±3dB |
| 周波数特性 | 20Hz〜40kHz |
| 付属ケーブル | 3.5mm→3.5mm(3m)、3.5mm→6.35mmカール(1.5〜3m)、マイク付き3.5mm→3.5mm(1.2m) |
| 付属品 | 収納袋 |
| カラー | ブラック、ダークブルー |
数字のままでは判断しづらい項目を訳します。
インピーダンス 38Ω — ヘッドホンを鳴らす電気的な「重さ」の目安です。この水準は一般に、パソコンやスマホ、オーディオインターフェイスのヘッドホン出力でも音量を確保しやすい数字です。専用のヘッドホンアンプを別に買う必要は、多くの場合ありません。
周波数特性 20Hz〜40kHz — 人が聞き取れる範囲を超えた数字です。実際に低音や高音がどう聞こえるかは、この数字では決まらず、調整の仕方で決まります。ここは選ぶ決め手にしないほうが安全です。
感度 110±3dB — 同じ音量を出すのに必要な電力の目安です。公式表記に測定条件が書かれていないため、他社の機種と数字だけを並べて優劣を決めることは避けてください。
マイク付きケーブル — 1.2mの短いケーブルに、マイクが付いています。公式ページが載せているのは、ケーブルにマイクが付くという事実までです。使える機器や通話の可否は、接続先との組み合わせで変わります。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥9,980 | 2026.10.20 取得時点の新品実売価格(公式ストア OneOdio Japan) | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | 「OneOdio Monitor 60」での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | — | 取り扱いを確認できなかったため掲載していません | — |
価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。楽天には、イヤーパッドだけの出品や、¥11,000〜13,000台で並ぶ他店の出品もあります。商品名に「イヤーパッド」と書かれていないか、型番が「Monitor 60」になっているかを確認してください。
Monitor 60が唯一の選択肢ではありません。価格は、各機種の記事を作成した時点の楽天市場での新品実売価格です。
| ヘッドホン | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| audio-technica ATH-M20x | ¥7,000(2026.10.14、期間限定特価) | とにかく費用を抑えて、録音用の密閉型を1本ほしい人。ATH-M20xの記事で扱っています |
| SENNHEISER HD 280 PRO MK2 | ¥13,217(2026.10.19) | 歌入れや楽器の録音で、マイクへの音漏れを最優先で抑えたい人。HD 280 PRO MK2の記事で扱っています |
| SONY MDR-7506 | ¥14,691(2026.10.14) | 折りたたんで持ち歩ける、海外スタジオの定番機を使いたい人。MDR-7506の記事で扱っています |
分かれ目は「付属品の多さを取るか、定番機の実績を取るか」です。ケーブルが最初から3本揃う手軽さは、Monitor 60の強みです。聞こえ方の癖が知られていて、情報が多い機種を選びたいなら、7506やHD 280 PRO MK2のような定番機が安心です。
英語圏のレビューでは、音の評価が割れています。Soundphile Reviewは、前世代のOneOdioより調整が整ったと認めつつ、低域の量感と上側の中域の張り出し、10kHz以上の刺さりを理由に、V字型の音だと見ています。HeadphoneCheckは、中域から高域の凹凸が大きく、スタジオ用途には向かないとして5点中2.5点を付けました。Home Studio Basicsも、本格的な制作の基準にするには荒く、入門用なら選べるという立場です。一方でPrime Audioは中立的で聴き疲れしにくいと評価し、Sonicmetricも低域が締まっていて、価格を考えれば正直な音だと述べています。同じ機種でも、中立とする評価とV字型とする評価が並んでいます。
装着感と付属品は、ほぼ一致して褒められています。柔らかいイヤーパッドと弱い側圧で長時間でも疲れにくい、ケーブルが3本付いて端子の変換が要らない、という指摘が複数あります。不満は、樹脂が中心の本体にあります。ヒンジが割れたという報告があるほか、1年ほどでイヤーパッドの表面が剥がれるという指摘も見られます。マイク付きケーブルの再生ボタンが環境によって動かなかった、という声もあります。
楽天の公式ストアのページは、レビュー101件で平均4.65です(2026.10.20時点)。
実務的には、録音のモニターやラフミックスの確認に使い、最終判断は別の基準で確かめる使い方なら、音の癖は気になりにくいでしょう。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は2026.10.20です。
評判の参照元: