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ダイナミックマイク / REVIEW

別売りのショックマウントを足さずに始められる、配信用ダイナミックマイク|
ハイパーカーディオイドで、部屋の生活音を拾いにくくしている

2026.09.11 公開 / AUDIO-TECHNICA / JAN 4961310155940
別売りのショックマウントを足さずに始められる、配信用ダイナミックマイク
MODEL
AT2040
実売(税込)
¥11,000
CONCLUSION
配信・ポッドキャストの声を録るマイクを1本だけ買うなら、audio-technica AT2040が候補になります。理由は3つです。ハイパーカーディオイドで正面以外の音を拾いにくいこと、ショックマウントとウインドスクリーンを内蔵し別売り機材を足さずに始められること、実売¥11,000前後とXLRのダイナミックマイクとしては手が届きやすい価格であることです。

配信マイクにハイパーカーディオイドを選ぶ理由CONCLUSION

配信・ポッドキャスト用のマイクを調べると、カーディオイド(単一指向性)とハイパーカーディオイド(単一指向性よりさらに狭い指向性)のどちらかに行き着きます。audio-technica AT2040は後者です。正面からの声を拾いつつ、左右・背後からの音をより拾いにくくしています。

選ぶ理由は3つです。

1. ハイパーカーディオイドで周辺の生活音を拾いにくい。 カーディオイドより指向性が狭いため、パソコンのファン音やキーボードの打鍵音、部屋の反響音を拾いにくくなっています。防音対策が万全ではない部屋で録る配信・ポッドキャスト用途と相性が良い特性です。

2. ショックマウントとウインドスクリーンが本体に内蔵。 マイクスタンドやデスクからの振動、息のブレスノイズへの対策が、外付けの機材を追加しなくても本体だけで完結します。

3. 実売¥11,000前後で、XLR接続のダイナミックマイクとして手が届く価格。 SHURE SM7Bのような放送用ダイナミックマイクは6万円台からですが、AT2040はその4分の1以下の価格帯で、配信を始める最初の1本として選びやすくなっています。

配信用ダイナミックマイクで何を優先するかCRITERIA

比較の軸を先に決めます。

  • 部屋の防音対策があるか。 対策が薄い部屋ほど、周辺の音を拾いにくいハイパーカーディオイドや、そもそもゲインの低いダイナミックマイクの恩恵が大きくなります。
  • オーディオインターフェイスのゲインに余裕があるか。 ダイナミックマイクはコンデンサーマイクより感度が低く、ゲインを持ち上げる前提の機材です。手持ちのインターフェイスのゲイン上限を確認しておく必要があります。
  • ショックマウントやウインドスクリーンを別途買い足したくないか。 本体に内蔵されているか、別売りかで初期費用と手間が変わります。

スペックの要点SPEC

オーディオテクニカ公式製品ページの記載です(通常カラーモデル)。

項目内容
マイク方式ダイナミック型
指向特性ハイパーカーディオイド
周波数特性80〜16,000Hz
感度−53dB(2.2mV)
出力インピーダンス600Ω
出力コネクター3ピンXLR-Mタイプ
質量615g
外形寸法長さ145.3mm、本体最大径52mm
付属品マウンティングクランプ AT8487、変換ネジ、ポーチ

数字のままでは判断できないので、効いてくる項目を訳します。

感度−53dB(2.2mV) — ダイナミックマイクとしては標準的な出力です。コンデンサーマイクより低いため、オーディオインターフェイス側のゲインを一定量持ち上げる前提で設計されています。防音していない部屋でノイズを拾いにくいという利点と表裏一体の特性です。

質量615g — ダイナミックマイクとしては軽すぎず重すぎずで、一般的なマイクアームでも問題なく支えられる重さです。

周波数特性80〜16,000Hz — 公称の低域端は80Hzで、声の帯域に絞った仕様です。エアコンの低い唸りのような超低域のノイズは、目立ちにくい方向に働きます。

付属のマウンティングクランプ・ポーチ — マイクスタンドへの固定金具が本体に付属するため、別売りのマイクホルダーを追加購入しなくても設置できます。

内蔵ショックマウントと2層ウインドスクリーンの効果FEATURES

内蔵ショックマウント構造。 マイク内部にショックマウント機構を持っており、マイクスタンドやブームアームを操作したときの振動音、机を叩いた振動が伝わりにくくなっています。外付けのショックマウントを別途購入する手間を省けます。

2種類の素材を組み合わせたウインドスクリーン。 公式の説明では、ポップノイズを抑えることでマイクに近い距離での収音ができるとされています。息が直接マイクに当たることで起きる吹かれを、外付けのポップガードに頼らず軽減する設計です。

ハイパーカーディオイドの狭い指向性。 カーディオイドより指向性が狭く、正面以外からの音をより拾いにくくなっています。1人でマイクに向かって話す配信・ナレーション用途に向いた設計です。複数人が同じマイクを囲んで話す用途には、指向性の広いマイクのほうが向きます。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥11,0002026.10.19 取得時点の実売価格(本体単品)楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認JAN 4961310155940 での検索結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「audio-technica AT2040」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。スタンド・ケーブル・ウインドスクリーン等のセット品、中古品は今回の価格調査から除外しています。オーディオテクニカ公式サイトでは通常カラーのAT2040は生産完了と表示されており、現在の流通は在庫限りです。白色モデルのAT2040 CWHがオンラインストア限定の現行モデルとして案内されています。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

AT2040が唯一の正解ではありません。接続方式や価格帯で答えは変わります。

マイク税込向いている人
audio-technica ATR2100x-USB¥10,790最安XLRだけでなくUSB接続でもパソコンに直結して手軽に始めたい人。詳しくはATR2100x-USBの単体レビューで解説しています
RODE PodMic USB¥39,600XLRとUSBの両対応で、内蔵のオーディオ処理までマイク側に任せたい人。詳しくはPodMic USBの単体レビューで解説しています
SHURE MV7+¥47,000配信・収録の両方を見据え、より上位のダイナミックマイクを最初から選びたい人。詳しくはMV7+の単体レビューで解説しています

(audio-technica ATR2100x-USBは2026.08.27、RODE PodMic USBは2026.08.31、SHURE MV7+は2026.08.31時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は接続方式と予算です。USB接続も選びたいならATR2100x-USBかPodMic USB、上位機種を最初から選びたいならMV7+、オーディオインターフェイスを持っていてXLR接続だけで十分ならAT2040、という並びになります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

AT2040の音質評価はおおむね好意的です。Podcastageのレビューでは、中域が前に出て抜けの良い音だと評価されており、破裂音の処理も良好で、他のダイナミックマイクと比べて出力レベルにも余裕があるとされています。MusicTechのレビューも、温かみと明瞭さを両立した声向けのマイクとして評価しています。

一方、Tape Op Magazineのレビューでは、中高域がやや持ち上げられた特性のため、声によっては鼻にかかったような印象になる場合があると指摘されており、必要なら中高域を削るEQで調整する前提としています。万人の声に無条件で合う音作りではなく、声質によって印象が変わる可能性がある点は事前に知っておいたほうがよい情報です。

楽天のユーザーレビューは、本体単品の出品に限ると1件・評価5.0です(2026.09.11取得。スタンドやケーブルとのセット品の出品に付いたレビューは数えていません)。母数が小さいため、傾向を読み取れる段階ではありません。

実務的には、購入後に自分の声がやや前に出過ぎると感じた場合、EQで中高域を軽く削ることから調整を始めるとよさそうです。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • オーディオインターフェイスを持っていない、または買う予定がない人。 AT2040はXLR接続のダイナミックマイクで、パソコンに直結できません。パソコンだけで完結させたいなら、USBマイクかATR2100x-USBのようなUSB対応モデルが候補になります。
  • 複数人で1本のマイクを囲んで話したい人。 ハイパーカーディオイドは指向性が狭く、正面以外の音を拾いにくい設計です。複数人での収録には、指向性の広いマイクのほうが向きます。
  • オーディオインターフェイスのゲインに余裕がない人。 ダイナミックマイクは感度が低く、ゲイン不足だとノイズの目立つ小さな音量でしか録れません。購入前に手持ちの機材のゲイン上限を確認してください。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • オーディオテクニカ公式製品ページ https://www.audio-technica.co.jp/product/AT2040
  • Audio-Technica公式製品ページ(グローバル) https://www.audio-technica.com/en-us/at2040

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.10.19時点)。JANコードはオーディオテクニカ公式製品ページの記載値です。

評判の参照元:

  • Podcastage「Audio Technica AT2040 Dynamic Mic Review / Test」 https://podcastage.com/rev/at2040
  • MusicTech「Audio Technica AT2040 podcast microphone review」 https://musictech.com/reviews/studio-recording-gear/audio-technica-at2040-podcast-microphone-review/
  • Tape Op Magazine「AT2040 Dynamic Podcast Mic Review」 https://tapeop.com/reviews/gear/161/at2040-podcast-mic
  • 楽天ユーザーレビュー 本体単品の出品で1件・評価5.0(楽天商品検索API、2026.09.11取得)

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