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ダイナミックマイク / REVIEW

SENNHEISER e835|
SM58と並んで名前が挙がる、もう1本のライブ用定番

2026.08.21 公開 / SENNHEISER / JAN 4006087045145
SENNHEISER e835
MODEL
e 835
実売(税込)
¥11,880
CONCLUSION
ライブや配信で使うダイナミックマイクを検討していて、SHURE SM58と比較しているなら、SENNHEISER e835も候補に入ります。40〜16,000Hzという声のレンジに絞った周波数特性であること、350Ωのインピーダンスでハンドリングノイズに強い設計であること、10年保証(米国)を掲げるほどの堅牢さであること。この3点が理由です。

SM58の対抗として名前が挙がる理由CONCLUSION

ライブ用のダイナミックマイクを調べると、まず名前が挙がるのがSHURE SM58です。SENNHEISER e835は、そのSM58と同じ用途・価格帯で比較対象として挙げられることが多いマイクです。

選ばれる理由は3つです。

1. 声のレンジに絞った周波数特性。 40Hz〜16,000Hzという範囲は、人の声を中心とした収録に合わせて設計されています。低すぎる音や高すぎる音を無理に拾わない分、声そのものの通りを重視した特性です。

2. ハンドリングノイズに配慮したインピーダンス設計。 公称インピーダンス350Ω、最小終端インピーダンス1000Ωという仕様です。ライブや配信でマイクを手に持って動かす場面を想定した設計になっています。

3. 10年保証(米国)を掲げる堅牢さ。 ステージで乱暴に扱われることを前提にしたダイナミックマイクとして、長期間の使用に耐える作りが謳われています(保証年数は地域により異なり、米国以外は2年)。

ダイナミックマイクを選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。ライブ・配信用のダイナミックマイクを選ぶときに効いてくる条件は主に2つです。

  • すでに同格のマイクを持っているか。 SM58やBETA58Aなど、用途が近いダイナミックマイクをすでに持っているなら、買い足しても得られる変化は大きくありません。
  • 収録するのが声だけか、周囲の音も拾いたいか。 単一指向性(カーディオイド)は目の前の音を中心に拾い、周囲の音は拾いにくい特性です。弾き語りなど楽器と声を同時に拾いたい用途には別の機種が向く場合があります。

スペックの要点SPEC

公式ページの記載に基づいて並べます。

項目内容
マイクタイプダイナミック・カーディオイド(単一指向性)マイク
用途スピーチ・ボーカル向け
周波数特性40Hz〜16,000Hz
感度2.7mV/Pa(1kHz、無負荷時)
インピーダンス公称350Ω(最小終端インピーダンス1000Ω)
接続XLR(3ピン)
サイズ・重量直径48mm×全長180mm・330g

周波数特性40Hz〜16,000Hzは、コンデンサーマイクのような20Hz〜20,000Hzの広帯域とは異なり、声の収録に必要な範囲へ絞った設計です。低域・高域の伸びよりも、声の輪郭を安定して拾うことを優先しています。

インピーダンス350Ω(最小終端1000Ω)は、ケーブルを引き回す環境やハンドリング時のノイズ耐性に関わる数値です。ライブでマイクを持って動く使い方を前提にした値になっています。

ダイナミックマイクの特性が意味することFEATURES

単一指向性(カーディオイド)。 マイクの正面方向を中心に音を拾い、背面や側面からの音を拾いにくくする指向性です。ライブハウスのようにスピーカーやモニターの音が回り込む環境で、ハウリングを抑えるのに向いています。

ダイナミック型という方式。 コンデンサー型と違ってファンタム電源が不要で、湿気や衝撃にも比較的強い構造です。手に持って動かす、屋外で使うといった扱い方をする場面に向いています。

声に絞った特性。 周波数特性が声のレンジに寄せて設計されているため、コンデンサーマイクほど繊細な録音には向きませんが、その分、声を前に出しやすい特性になっています。

どこで買うかPRICE

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同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

e835が唯一の正解ではありません。指向性や用途で答えが変わります。

機種傾向向いている人
SHURE SM58e835と近い価格帯情報量・先例の多さを優先し、まず定番から選びたい人
SHURE BETA 58Ae835よりやや高価より鋭いスーパーカーディオイドで、周囲の音の回り込みを強く抑えたい人
SENNHEISER e845e835よりやや高価同じe800シリーズでさらに指向性を絞りたい人

分かれ目は単純です。まず定番から選ぶならSM58、ハウリング対策を強めたいならBETA58Aやe845、SM58の対抗として比較検討したいならe835、という並びになります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

Sennheiser e835は「SM58より透明感がある」「出力が高くゲインを稼ぎやすい」という評価がAudiofanzineのユーザーレビューで繰り返し語られており、価格を考えると完成度が高いという声が目立ちます。低域のバランスも良く、明瞭な発音で聞き取りやすいとの指摘があり、バリトン域の声には特に相性が良いとされています。ワイドカーディオイドで指向性に寛容なため、2人でマイクを共有してもオフアクシスによる音の変化が少ないという評価もあります。

一方で中域の癖については意見が分かれます。複数のレビューで中域に張り出しがあり「鼻にかかったような(nasillard)」音色になると指摘されており、男性ボーカルではEQでの補正が前提になるという声が目立ちます。ソプラノやテノールなど高い声域では上ずった(edgy)印象になりやすいという評価もあります。ハンドリングノイズを拾いやすい点、大音量のライブでフィードバックが起きやすい点も繰り返し報告される不満です。重量330gがしっかりした造りの裏返しである一方、長時間の手持ち使用では疲労につながるという声や、落下を繰り返すとメッシュグリルが外れやすいという指摘もあります。SM58よりわずかに優れるという評価がある一方、決定的な差ではないという見方(microphonegeeks)もあり、期待値をSM58の延長線上に置くのが妥当です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 宅録中心で、コンデンサーマイクの繊細さを求める人。 e835は声のレンジに絞った特性のダイナミックマイクです。静かな部屋での録音でコンデンサーマイクのような広い帯域を求めるなら、別の機種が向いています。
  • すでにSM58やBETA58Aなど同格のダイナミックマイクを持っている人。 用途が重なるため、買い足しても得られる変化は大きくありません。
  • 周囲の音も一緒に拾いたい多人数収録の人。 単一指向性は目の前の音を中心に拾う特性のため、複数人を1本で同時に収録する用途には不向きです。

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スペックの出典SOURCES

  • Sennheiser公式 e835製品ページ https://www.sennheiser.com/en-us/catalog/products/microphones/e-835/e-835-004513

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.09.07時点)。

評判の参照元:

  • Audiofanzine「All user reviews for the Sennheiser e 835」 https://en.audiofanzine.com/dynamic-microphone/sennheiser/e-835/user_reviews
  • Microphone Geeks「Sennheiser e835 Cardioid Dynamic Review」 https://microphonegeeks.com/sennheiser-e835-cardioid-dynamic-review/
  • Sound Forums「Sennheiser e835 opinions suggestions」 https://soundforums.net/community/threads/sennheiser-e835-opinions-suggestions.5547/

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