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コンデンサーマイク / REVIEW

sE Electronics sE2200|
自己ノイズ8dBという静けさで、小さな声のニュアンスまで拾いたい人向け

2026.08.06 公開 / SE ELECTRONICS / JAN 4530027259960
sE Electronics sE2200
MODEL
sE2200
実売(税込)
¥49,368
CONCLUSION
エントリー帯のコンデンサーマイクから一段上げたい、静かな部屋で小さなニュアンスまで拾いたいならsE Electronics sE2200が候補になります。自己ノイズが8dBと非常に静かなこと、-10dB/-20dBのパッドと80Hz/160Hzのローカットフィルターを切り替えられ音源に合わせて調整できること、最大145dB SPL(20dBパッド時)まで耐えボーカル以外の音源にも対応すること。この3点が理由です。

エントリー帯から一段上げる理由CONCLUSION

audio-technica AT2020のようなエントリー帯のコンデンサーマイクで宅録を始めたあと、「もっと静かに録りたい」「大きな音源にも対応したい」という段階で候補に挙がるのがsE Electronics sE2200です。

理由は3つです。

1. 自己ノイズ8dB。 エントリー帯のコンデンサーマイクは自己ノイズが19〜20dB前後のものが多い中、sE2200は8dBとかなり静かです。静かな部屋で小さな声や繊細なニュアンスを録るとき、この静けさが録音のクリアさに直結します。

2. パッドとローカットフィルターを切り替えられる。 -10dB/-20dBの減衰パッドと、80Hz/160Hzのローカットフィルターをスイッチで切り替えられます。音源の大きさや低域の被り方に合わせて、マイク側で調整できる幅が広がります。

3. 最大145dB SPL(20dBパッド時)まで耐える。 パッドを使えば、ボーカルより音圧の高い音源にも対応できる余裕があります。

エントリー帯から上げるときに見る条件CRITERIA

比較の軸を先に決めます。

  • 自己ノイズの数値をどこまで求めるか。 静かな部屋で小さな音まで拾いたいほど、自己ノイズの低さが効いてきます。
  • パッドやフィルターの調整幅が必要か。 音源の種類が増えるほど、マイク本体で調整できる機能があると設置後の対応がしやすくなります。
  • 予算をどこまで上げられるか。 エントリー帯の2〜3倍の価格帯になるため、その差を音質の静けさと調整幅に見出せるかが判断の分かれ目です。

sE2200は1つ目と2つ目の条件で明確な優位性がある機種です。

スペックの要点SPEC

sE Electronics公式サイトに記載されている数値です。

項目内容
マイク方式1インチ・ハンドクラフト・トゥルーコンデンサー
指向性単一指向性(カーディオイド固定)
周波数特性20Hz〜20,000Hz
感度24mV/Pa(-32.5dBV)
最大入力音圧レベル125dB(パッドなし)/135dB(-10dBパッド)/145dB(-20dBパッド)(0.5% THD)
自己ノイズ8dB
ダイナミックレンジ117dB(パッドなし)/127dB(-10dB)/137dB(-20dB)
S/N比86dB
インピーダンス50Ω未満(推奨負荷インピーダンス1kΩ以上)
ローカットフィルター80Hz/160Hz(6dB/oct、切替式)
電源ファンタム電源48V(IEC61938)・消費電流4.2mA
コネクタ金メッキ3ピンXLR
サイズ・重量直径51mm・全長215mm・611g

数字のままでは判断できないので、効いてくる項目を訳します。

自己ノイズ8dB — マイク自体が発するノイズの少なさを表す数値です。エントリー帯の機種が19〜20dB前後であるのに対し、sE2200はその半分以下です。静かな部屋で小さな声を録るほど、この差がはっきり効いてきます。

パッド-10dB/-20dB・ローカット80Hz/160Hz — 大きな音源にはパッドで感度を落とし、低域の被りが気になる音源にはローカットフィルターで削る、という調整をマイク側だけで完結できます。オーディオインターフェイス側のゲイン調整だけに頼らずに済む点が実用的です。

重量611g — エントリー帯のコンデンサーマイク(300g前後)より重い部類です。しっかりしたショックマウントとスタンドでの固定運用が前提になります。

単一指向性コンデンサーとしての性格FEATURES

カーディオイド固定。 複数指向性への切り替え機構は持たず、単一指向性1パターンに絞っています。正面の音を重視し、背面・側面の音を拾いにくくする基本設計です。

パッドとフィルターの組み合わせ。 用途ごとに設定を変えられるため、ボーカル・アコースティック楽器・音圧の高いアンプなど、複数の用途を1本でまかなう場面で調整の幅が生きます。

低インピーダンス設計。 出力インピーダンスが50Ω未満と低く、長めのケーブルを使ってもノイズの影響を受けにくい設計です。

どこで買うかPRICE

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同価格帯の3本と比べるALTERNATIVES

sE2200が唯一の正解ではありません。目的が違えば答えも変わります。

マイク税込向いている人
SHURE SM7B¥39,800最安コンデンサーの感度の高さより、ダイナミックマイクの扱いやすさを取りたい人。詳しくは単体レビュー
AKG C214¥49,326近い価格帯で、より広く実績のあるコンデンサーマイクから選びたい人。詳しくは単体レビュー
RODE NT1 5th Generation¥44,000さらに自己ノイズの低さを追いたい人。詳しくは単体レビュー

(価格はいずれも2026.08.26時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は「コンデンサーかダイナミックか」と「調整機能の有無」です。防音の効いた部屋でパッドやフィルターの調整幅も欲しいならsE2200、部屋の環境音を拾いたくないならSM7Bのようなダイナミックマイク、実績重視ならC214という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 部屋に防音・吸音の対策をしていない人。 自己ノイズが低いぶん感度も高く、エアコンの音や外の車の音まで拾いやすくなります。対策がないなら、SM7Bのようなダイナミックマイクのほうが結果的にきれいに録れます。
  • エントリー帯のコンデンサーマイクで満足している人。 自己ノイズの差は静かな部屋でこそ効いてきます。現状の録音に不満がないなら、買い替える理由は薄くなります。
  • ファンタム電源に対応したオーディオインターフェイスを持っていない、増やす予定もない人。 sE2200は単体では音を拾えません。48V対応の機材が前提です。

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スペックの出典SOURCES

  • sE Electronics公式製品ページ https://seelectronics.com/products/se2200/

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