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モニターヘッドホン / REVIEW

アンプなしで鳴らせる30Ωになった、遮音が要る人向けのTESLA.45ヘッドホン|
開放型のDT 1990 PRO MK IIと同じドライバーを、音漏れを避けたい環境向けに密閉型で載せた1台です

2026.10.16 公開 / BEYERDYNAMIC / JAN 4589702694480
アンプなしで鳴らせる30Ωになった、遮音が要る人向けのTESLA.45ヘッドホン
MODEL
DT 1770 PRO MK II
実売(税込)
¥98,505
CONCLUSION
録音中のモニターや、家族・隣室に音を漏らしたくない環境で、10万円前後のリファレンス級ヘッドホンを探しているなら、beyerdynamic DT 1770 PRO MK IIが候補になります。理由は3つです。インピーダンスが30Ωで、オーディオインターフェースの出力にそのままつないで鳴らせること。ベロアとレザレットの2種類のイヤーパッドが付属し、音の傾向と遮音性を切り替えられること。着脱式の3m直線・5mコイルの2本のケーブルが標準で付き、断線しても本体を買い替えずに済むことです。

密閉型で、アンプなしでも鳴らせるCONCLUSION

DT 1770 PRO MK IIは、beyerdynamicの密閉型スタジオヘッドホンの上位機です。開放型のDT 1990 PRO MK IIと同じ世代のTESLA.45ドライバーを使っており、違いは「音が外に漏れるかどうか」です。

密閉型でなければならない場面は多くあります。マイクの近くでモニターする録音、同居人がいる部屋での夜の作業、配信中にヘッドホンの音をマイクに拾わせたくない場面がそうです。そういう環境で予算が10万円前後あるなら、候補に入ります。

選ぶ理由を3つに整理します。

1. 30Ωで、扱いやすい。 公式の公称インピーダンスは30Ω、感度は95dB SPL(1mW/500Hz)です。オーディオインターフェースやパソコンのヘッドホン出力でも音量を確保しやすい仕様です。旧型のDT 1770 PROは250Ωだったと伝えるメディアがあり、そこからの大きな変更点です。

2. イヤーパッドが2種類付く。 ベロアとレザレットが付属します。海外レビューでは、パッドの交換で音の傾向が大きく変わると指摘されています。

3. ケーブルが2本付き、交換もできる。 3mの直線ケーブルと5mのコイルケーブルが標準で付属し、どちらもミニXLR端子です。ヘッドバンドとイヤーパッドも交換部品として用意されています。

何を軸に選ぶかCRITERIA

  • 密閉型が必要か。 音漏れと外音の遮断が要らないなら、開放型のDT 1990 PRO MK IIという選択肢があります。
  • 予算が10万円前後で収まるか。 同じ密閉型でも、3万円台のモニターヘッドホンは複数あります。差額に見合う理由があるかを先に考えてください。
  • 377gの重さと、パッドの好みに納得できるか。 軽量さは売りではありません。パッドで音が変わる点も、好みを分けます。

スペックの要点SPEC

beyerdynamic公式ページ(欧州)の記載です。公式ページに記載のない項目は載せていません。

項目内容
型式密閉型(オーバーイヤー・有線)
ドライバーTESLA.45(45mm)×2基
インピーダンス30Ω(公称)
音圧レベル95dB SPL(1mW/500Hz)
再生周波数帯域5〜40,000Hz
質量377g(ケーブル除く)
接続端子ヘッドホン側はロック式の3ピンミニXLR
付属ケーブル3m直線ケーブル・5mコイルケーブル(どちらもミニXLR)
付属品ベロアイヤーパッド・レザレットイヤーパッド・ハードケース

数字が示す意味を補足します。

インピーダンス30Ω・95dB SPL — 鳴らすのに大きな電力が要らない仕様です。専用のヘッドホンアンプを別に用意しなくても、オーディオインターフェースの出力から実用的な音量が出せる前提で設計されています。

再生周波数帯域 5〜40,000Hz — 人の耳に聞こえる範囲(およそ20Hz〜20,000Hz)をはるかに超えて広く取った数値です。聞こえる範囲の質を直接保証する値ではありません。

質量377g — 軽くはありません。海外レビューでは、重さの割に装着感は良く、長時間でも疲れにくいという評価が目立ちます。実際の感じ方には個人差があるため、店頭で試着できるなら確認してください。

2種類のイヤーパッド — 公式は、レザレットパッドの追加で遮音性が上がったと説明しています。旧型との違いとして公式が挙げる点は、新開発のTESLA.45ドライバー、ヘッドバンドの泉門(頭頂部)を逃がす凹み、レザレットパッドの追加です。公式は、旧型より歪みが小さく、インパルス応答が良いと説明しています。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場(通常価格)¥98,5052026.10.19 取得時点の実売価格(Rock oN・新品)楽天市場で見る
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サウンドハウスリンク先で確認「beyerdynamic DT 1770 PRO MK II」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

通常価格は¥109,450、期間限定特価は¥98,505です。後者は2026.10.19までの価格で、それ以降は通常価格に戻る可能性があります。ほかに約¥99,500で出品する楽天の店舗もありました。

価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。旧型のDT 1770 PROは別商品です。本ページの価格・仕様はすべてMK IIのものです。

同価格帯・同用途の3台と比べるALTERNATIVES

機種税込向いている人
beyerdynamic DT 1990 PRO MK II¥98,505音漏れが問題にならず、同じドライバーで開放型の音場を求める人
beyerdynamic DT 770 PRO(80Ω)¥28,611最安密閉型で、まず3万円台の定番から始めたい人
audio-technica ATH-M70x¥48,400密閉型で、予算を5万円以内に収めたい人

(価格はいずれも各単体レビューに載せた楽天市場での実売価格です)

分かれ目は、音漏れの許容と予算です。音漏れを気にしないなら開放型のDT 1990 PRO MK II、密閉型を安く始めたいならDT 770 PROやATH-M70xです。開放型と密閉型の違いを先に整理したい人は、開放型と密閉型の比較を読んでください。

使った人は何と言っているかREPUTATION

海外の専門メディアでは、作りと装着感を評価する声が目立ちます。Basic Tutorialsは、低域が厚く制御されていて、高域は前の世代より刺さりにくいと評価しています。Bonedoも、頭への圧力がDT 770より穏やかで、頭頂部の凹みが長時間の作業で効くと伝えています。SoundGuysは、重さの割に装着感が良く、遮音も密閉型として十分としています。2種類のパッドと2本のケーブル、ハードケースが付く点は、3媒体に共通する好材料です。価格が高いという指摘も、3媒体のいずれにも見られます。

不満点も具体的に出ています。SoundGuysは、ベロアパッドだと低域が大きく落ちるという周波数特性を最大の弱点に挙げ、価格に対する評価も厳しくしています。ただし同媒体は、結果に意外な点があり個体の不具合の可能性も否定できないとしています。一方でBonedoは、ベロアは低域が強く出て、レザレットは均質で、ミックスダウンに使いやすいと整理しており、パッドで性格がかなり変わる点では見方が一致しています。中域がやや控えめだという指摘もあります。Bonedoは、頭を動かすと筐体がきしむことが時々あると述べています。

意見が割れるのは低域の評価で、パッドと個体の差が影響しているようです。実務的には、ミックスが主目的ならレザレット中心で使い、購入前に試聴できる環境があれば低域とパッドを確認しておくと安心です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 音漏れが問題にならない人。 自室で一人で作業するなら、開放型のDT 1990 PRO MK IIのほうが音場の面で合う場合があります。密閉型にこだわる理由を先に確認してください。
  • 密閉型を初めて買う人。 同じ用途なら、3万円台のDT 770 PROで十分に始められます。10万円の差が出る場面は限られます。
  • 軽さや持ち運びを重視する人。 377g(ケーブル除く)で、ミニXLRの長いケーブルとハードケースが前提です。外出先で使う前提の機種ではありません。
  • ヘッドホンでマイク付き通話をしたい人。 マイクは付いていません。通話や配信は別にマイクが要ります。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • beyerdynamic公式製品ページ(欧州) https://europe.beyerdynamic.com/p/dt-1770-pro-mk-2

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.10.19時点)。

評判の参照元:

  • SoundGuys「Beyerdynamic DT 1770 PRO MKII review」 https://www.soundguys.com/beyerdynamic-dt-1770-pro-mkii-review-133854/
  • Basic Tutorials「beyerdynamic DT 1770 Pro MKII Review」 https://basic-tutorials.com/reviews/gadget-reviews/beyerdynamic-dt-1770-pro-mkii-review/
  • Bonedo「Beyerdynamic DT 1770 Pro MKII Test」 https://www.bonedo.de/artikel/beyerdynamic-dt-1770-pro-mkii-test

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