USBマイクの多くは単一指向性か双指向性のどちらかに固定され、用途が変わるとマイクの向きや角度を調整し直す必要があります。AKG Lyraはこの調整を、カプセルの組み合わせを切り替えることで代替する設計です。理由は3つです。
1. 4基のコンデンサーカプセルで、4つの集音パターンを選べる。 Front(正面1人)、Front+Back(対面インタビュー)、Tight Stereo(近接での定位重視)、Wide Stereo(広がりのある環境音)の4モードを、本体のボタンで切り替えます。マイクスタンドの向きを変える手間がありません。
2. 24bit/192kHzで、高解像度の収録ができる。 4K相当の映像制作を想定した解像度で、細部の情報量を落とさずに記録できます。
3. ヘッドホン出力でゼロレイテンシーのモニタリングができる。 録音しながら自分の声を遅延なく聞けるため、配信や実況のような即時性が求められる用途でも違和感なく使えます。
用途ごとにマイクの特性を変えたい場合の選定軸です。
Lyraはこの3条件を、デスクトップ設置型のUSBマイクという枠の中で満たしている機種です。
すべてAKG公式のプロダクトシートに記載の数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| トランスデューサー | 専用設計の背面電極コンデンサーカプセル×4 |
| 集音モード | Front/Front+Back/Tight Stereo/Wide Stereo(切り替え式) |
| 周波数特性 | 20Hz〜20kHz |
| ビット深度/サンプルレート | 24bit/192kHz |
| 最大SPL | 129dB SPL(0.5% THD時) |
| 接続・電源 | USB2.0・USB-C to USB-A ケーブル付属、5V USB/75mA |
| ヘッドホン出力 | インピーダンス16Ω・出力43mW(RMS)・THD 0.009%未満・S/N比98.0dB |
数字が示す意味を補足します。
4基のカプセル・4集音モード — 1個のマイクカプセルの向きを変えるのではなく、4個のカプセルの組み合わせ方をボタンで切り替えます。対面インタビューのFront+Backでは、正面と背面の2人分の声を1本のマイクで拾えます。
24bit/192kHz — 実際の配信や動画編集では48kHz前後で書き出す場面が大半で、192kHzは将来の高解像度用途に対する余裕と捉えて構いません。
最大SPL 129dB — 一般的な会話や弾き語り程度の音量では歪みの心配がほぼない水準です。ただし至近距離での大声の収録など、極端に大きな音を扱う用途では上位機種のほうが安心です。
ヘッドホン出力・S/N比98.0dB — マイクに入った音を、パソコン側の処理を待たずにそのまま耳で確認できます。配信中に自分の声が遅れて聞こえる違和感を避けられます。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥26,708 | 2026.08.31 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
Lyraが唯一の正解ではありません。目的が違えば答えも変わります。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| RODE NT-USB Mini | ¥17,330 | 1人での配信・録音に絞って、コンパクトさを優先したい人 |
| audio-technica AT2020USB-X | ¥15,900最安 | 単一指向性1系統で足りる、ボーカル・ナレーション中心の人 |
| SHURE MV7+ | ¥47,000 | XLRとUSBの両対応、より高価格帯のオールインワン機を求める人 |
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分かれ目は「集音パターンを切り替える必要があるか」です。1人用途に絞って価格を抑えるならAT2020USB-XかNT-USB Mini、XLR接続も含めた将来性を求めるならMV7+、対面インタビューや環境音まで1本でカバーしたいならLyra、という並びになります。
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