YAMAHA HPH-MT8は、同社のプロオーディオ向けヘッドホンシリーズの上位機です。エントリー機のHPH-MT5とは同じ密閉型オーバーイヤーですが、公式スペックを並べると、上位機らしい違いがいくつか出てきます。
ドライバーは40mmから45mmへと大きくなり、インピーダンスは51Ωから37Ωへと下がっています。インピーダンスが低いということは、同じ音量を出すのに必要な電圧が小さくて済むということです。パソコンやオーディオインターフェースへの直結でも、より鳴らしやすい部類に入ります。再生周波数帯域も15Hz〜28,000Hzと、MT5の20Hz〜20,000Hzより上下に広がっています。
一方で重量は350gと、MT5より重くなります。長時間の装着感を優先するか、ドライバーの余裕や帯域の広さを優先するかで、選ぶべき機種が変わる関係です。
ケーブルは3.0mのストレートと1.2mのコイルケーブルの2種類が付属し、どちらも着脱式です。据え置きでの作業と、持ち運びを想定した使い方の両方に対応できる構成です。
数値はYAMAHA公式サイトの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | 密閉型オーバーイヤー |
| ドライバー | φ45mm ダイナミック(CCAWボイスコイル) |
| インピーダンス | 37Ω(1kHz時) |
| 出力音圧レベル | 102dB SPL/mW |
| 再生周波数帯域 | 15Hz〜28,000Hz |
| 重量 | 350g(ケーブル・プラグを含まず) |
| ケーブル | 3.0mストレート・1.2mコイル(ともに着脱式) |
ドライバー45mm・インピーダンス37Ω — MT5(40mm・51Ω)と比べて、ドライバーが大きくインピーダンスが低い組み合わせです。低インピーダンスは駆動のしやすさに直結するため、非力な機材でも音量不足になりにくくなります。
再生周波数帯域15Hz〜28,000Hz — MT5の20Hz〜20,000Hzより上下に広い数値です。人の可聴域を超える帯域まで再生できることが、実際の聴こえ方にそのまま直結するわけではありませんが、ドライバーに余裕を持たせた設計であることは読み取れます。
ケーブル2種類・着脱式 — ストレートとコイルの2本が付属し、断線時は本体ごと買い替えずにケーブルだけ交換できます。据え置き作業にはストレート、机の上での取り回しにはコイルという使い分けもできます。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥29,100 | 2026.10.19 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4957812607957 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「YAMAHA HPH-MT8」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
HPH-MT8が唯一の正解ではありません。価格帯が近い機種と並べると、選ぶ基準がはっきりします。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| YAMAHA HPH-MT5 | ¥19,500最安 | 同じYAMAHAブランドで、価格を抑えたい人 |
| SHURE SRH840A | ¥26,000 | 密閉型で、別ブランドの定番機と比較したい人 |
| YAMAHA HPH-MT8 | ¥29,100 | 駆動のしやすさと帯域の広さを優先したい人 |
(YAMAHA HPH-MT5・SHURE SRH840Aの価格は本サイトの各記事より、2026.08.26時点)
MT5とMT8はほぼ同じ用途のヘッドホンで、価格差もそこまで大きくありません。ドライバー・インピーダンス・帯域のいずれかにこだわりがあるならMT8、価格を最優先するならMT5です。同価格帯には別ブランドのSRH840Aもあり、音の傾向で比較検討する余地があります。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。