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ポータブルレコーダー / REVIEW

ZOOM PodTrak P4next|
4人分のマイクを、そのまま配信にも使い回せるレコーダー

2026.07.11 公開 / ZOOM / JAN 4515260030392
ZOOM PodTrak P4next
MODEL
PodTrak P4next
実売(税込)
¥19,900
CONCLUSION
複数人でのポッドキャスト・座談会収録用レコーダーを1台選ぶなら、ZOOM PodTrak P4nextが有力候補です。4つのXLRマイク入力で出演者ごとに個別トラックを分けて録音できること、最大同時録音トラック数が11あるためミックス用の音源も同時に確保できること、USBオーディオインターフェース機能でそのまま配信・ビデオ会議にも転用できること。この3点が理由です。

複数人収録で、なぜPodTrak P4nextが候補に残るのかCONCLUSION

ポッドキャストや座談会の収録は、1人用のレコーダーでは対応できません。その中でZOOM PodTrak P4nextが候補に残る理由は3つです。

1. XLRマイク入力が4つあり、出演者ごとに個別トラックで録れる。 最大4人分のマイクをそれぞれ独立したトラックとして記録できます。後から特定の話者だけ音量を上げる、ノイズを取る、といった編集がしやすくなります。

2. 最大同時録音トラック数が11。 4本のマイク入力に加えて、ミックスした音源やUSB経由の音声も同時に記録できます。編集用の素材と、そのまま公開できるミックス音源を1回の収録で両方確保できます。

3. USBオーディオインターフェース機能で配信にも転用できる。 Windows・Mac・iOS・Androidに対応し、12in/2outのオーディオインターフェースとして動作します。収録した機材そのままでライブ配信やビデオ会議のマイク環境を組めます。

複数人収録に必要な条件を先に決めるCRITERIA

比較の軸はシンプルです。

  • 何人分のマイクが必要か。 1人や2人までの収録なら、多入力の機種を選ぶ必要はありません。3〜4人の座談会形式なら、入力数がそのまま選定基準になります。
  • 後から話者ごとに編集したいか。 ミックスされた1本の音源で十分なら、個別トラックの録音は必須ではありません。話者ごとに音量やノイズを個別調整したいなら、独立トラックが録れるかどうかが分かれ目です。
  • 同じ機材を配信にも使い回したいか。 収録用と配信用の機材を分けたくないなら、USBオーディオインターフェース機能の有無を確認してください。

PodTrak P4nextはこの3つのうち、複数人の個別トラック録音と配信への転用を明確に満たします。

スペックの要点SPEC

すべてZOOM公式サイトの記載です。

項目内容
マイク入力XLRマイク入力×4(最大ゲイン+70dB)
最大同時録音トラック数11
記録フォーマットWAV(24bit/48kHz)
電源単3電池×2(アルカリ・ダイナミックマイク使用時で約3.5時間)またはUSB電源(5V最低2.4A)
USBオーディオインターフェース機能Windows/Mac/iOS/Android対応・12in/2out(24bit/48kHz)
サイズ・質量125.9×120×40mm・質量300g(電池含む)

数字のままでは判断できないので、効いてくる項目だけ訳します。

32bitフロートには対応していません。 記録フォーマットは24bit/48kHzのWAVです。詳しい仕組みは32bitフロート録音とはで解説していますが、PodTrak P4nextは32bitフロートの「後から救える」仕組みを持たない代わりに、各チャンネルのゲインを手元のノブで直接調整する運用が前提の機種です。複数人が同時に話すポッドキャスト収録では、収録前に各マイクのゲインを個別に合わせておく必要があります。

最大ゲイン+70dB — マイク入力を持ち上げられる量です。出力の小さいダイナミックマイクを複数人で使う座談会形式でも、音量不足になりにくい余裕があります。

最大同時録音トラック数11 — 4本のマイク入力に加え、ミックス音源やUSBからの音声も同時に記録できる数です。編集用の素材(個別トラック)と、そのまま使えるミックス音源を1回の収録で両方残せます。

電池持続時間 約3.5時間 — アルカリ電池でダイナミックマイクを使った場合の駆動時間は、長時間の収録には短めです。公式ページには、コンデンサーマイクを使うと約20分という記載もあります。1時間を超える収録が多いなら、USB電源での運用を基本にしたほうが安心です。

USBオーディオインターフェース機能が実際にやっていることFEATURES

収録機材と配信機材を分けずに済みます。 パソコンやスマートフォンとUSB接続すると、12in/2outのオーディオインターフェースとして認識されます。収録に使ったマイク環境を、そのままライブ配信やビデオ会議にも転用できます。

32bitフロート非対応の埋め合わせとして、ゲイン管理は手動が基本です。 収録直前に各出演者の声量でゲインを合わせておく作業が、音質を左右する場面が32bitフロート機種より多くなります。逆に言えば、収録前にゲインを合わせる手間を惜しまなければ、4人分のマイクを1台で十分に扱えます。

どこで買うかPRICE

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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

用途違いの3台と比べるALTERNATIVES

PodTrak P4nextが唯一の正解ではありません。用途が違えば答えも変わります。

機種税込向いている人
ZOOM H4essential¥26,899内蔵マイク2本+外部2入力で、音楽や環境音も含めて幅広く録りたい人
ZOOM F2-BT¥14,780最安複数人ではなく、1人に装着して身軽に録りたい人
TASCAM DR-10L Pro¥24,500同じく1人装着型で、電源トラブルへの耐性を重視する人

(価格はいずれも2026.08.25〜31時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は人数と用途です。1人を身軽に録るならF2-BTかDR-10L Pro、音楽や環境音も含めて汎用的に録りたいならH4essential、3〜4人の座談会やポッドキャストを個別トラックで録って配信にも使うならPodTrak P4nextという並びになります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

国内で定番になった機種ですが、海外の独立した詳細レビューは多くありません。評価の中心は、機能の多さとリモートゲストへの使いやすさです。レビューブログのSound or Pは、ゲイン最大+70dBと入力換算雑音-125dBu以下の数値に触れ、SM7Bのような要求の高いマイクも鳴らせるという所有者の声を紹介しています。AIノイズ低減・トーン・コンプレッサーがパソコンなしで使える点や、リモート接続のどの方式でもミックスマイナスが自動で効く点も好意的に整理されています。発表時のGearNewsの記事は、4入力と独立した4系統のヘッドホン出力を備えたこの価格を評価し、5点満点中4.6点としていますが、動作を検証した記事ではありません。全米盲人連盟(NFB)は、音声ガイドで機能を操作でき、読み上げられないのはファイル名だけだと報告しています。

不満も具体的です。ファンタム電源が4入力共通の48V設定で、旧P4のように入力ごとに切り替えられないという指摘があり、コンデンサーとリボンを混ぜる運用では取扱説明書の確認が要ります。アルカリ電池でコンデンサーマイクを使うと約20分しか持たない点も挙がっています。画面は小型のOLEDで、タッチ操作もフェーダーもなく、Bluetoothは別売アダプターが必要です。楽天のレビューは取得時点で見当たりません。

実務的には、ダイナミックマイクを使い、電源を確保できる場所で収録する人なら、これらの不満は気になりにくい機種です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 1人での収録が中心の人。 4入力という強みが活きるのは複数人での収録です。1人だけの収録なら、より安価でコンパクトな機種のほうが持ち運びも楽になります。
  • 32bitフロートによるレベル調整の安心感を求める人。 PodTrak P4nextは24bit/48kHz固定で、録った後にレベルミスを救う仕組みはありません。ゲイン調整に自信がないなら、ZOOM F2-BTやTASCAM DR-10L Proのような32bitフロート機種のほうが失敗が少なくなります。
  • 長時間の電池駆動を前提にした屋外収録をしたい人。 アルカリ電池での駆動時間は、ダイナミックマイクで約3.5時間、コンデンサーマイクでは約20分です。屋外での長丁場の収録が多いなら、モバイルバッテリーの携行が前提になります。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • ZOOM PodTrak P4next 公式製品ページ https://zoomcorp.com/ja/jp/podcast-recorders/podcast-recorders/podtrak-p4next/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • Sound or P「Zoom PodTrak P4next Review (The Actual Truth)」 https://soundorp.com/zoom-podtrak-p4next-review-the-actual-truth/
  • GearNews「Zoom PodTrak P4next: Pocket-sized Podcast Station」 https://www.gearnews.com/zoom-podtrak-p4next-studio/
  • National Federation of the Blind「Review and demonstration of the Zoom Podtrak P4 Next accessible podcast recorder」 https://nfb.org/resources/publications-and-media/access-podcast/review-and-demonstration-zoom-podtrak-p4-next

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