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レコーダー / REVIEW

32bitフロート録音とは|
録音レベルの調整で失敗しなくなる理由を、そのまま説明します

2026.08.25 更新
32bitフロート録音とは
CONCLUSION
32bitフロート録音とは、音が割れるほど大きな音量で録ってしまっても、あとで波形のレベルを下げれば歪みのない状態に戻せる記録方式です。従来の16bit・24bitの録音では音割れは録り直すしかありませんでしたが、32bitフロートなら「録ってから調整する」に発想を変えられます。携帯レコーダーを買うなら、この方式に対応した機種を選ぶ価値があります。

32bitフロートとは、一言でいうとCONCLUSION

32bitフロートとは、録音レベルの設定ミスを、録った後で取り返せるようにする記録方式です。

通常のレコーダーは、入力ゲインを大きくしすぎると音が割れて(クリップして)、その部分の音は元に戻せません。32bitフロートは、記録できる音量の幅(ダイナミックレンジ)そのものが非常に広いため、大きすぎる音量で録ってしまっても、あとで波形のレベルを下げれば歪みの無い状態に戻せます。「録る前に完璧にレベルを合わせる」から「録ってから調整する」に発想が変わる仕組みです。

なぜ録った後で音割れが直せるのかHOW

音の記録方式には「bit深度」という考え方があります。これは、音の大きさをどれだけ細かい段階数で記録するかを表す数値です。

16bitや24bitは「整数」で音量を記録します。 記録できる音量の上限があらかじめ決まっていて、その上限を超える音が入ると、上限に張り付いたまま音の形が潰れます。これがクリップ(音割れ)です。一度クリップした波形は、情報そのものが失われているため、後から下げても歪みは残ります。

32bitフロートは「浮動小数点」という表現方式で音量を記録します。 整数のように上限を1本の線で決めるのではなく、音量のスケールごと柔軟に扱える仕組みです。このため、実際にはかなり大きな音が入っても、レコーダー内部では歪みのない状態のままデータとして残せます。録音後に編集ソフトでレベルを下げると、割れて聞こえていた音が歪みのない波形として現れます。

ここで注意したいのは、マイクという物理部品自体の限界は別問題だという点です。 32bitフロートは「記録方式」の話であって、マイクが拾える音圧の上限(最大入力音圧、多くの機種で120dB SPL前後)を超えた場合は、マイク自体で音が歪みます。32bitフロートが救えるのは、あくまで「ゲインの設定ミスによる記録上のクリップ」です。

携帯レコーダーを選ぶときにここを見る理由CRITERIA

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32bitフロートを重視しなくていい人NOTE

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