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ポータブルレコーダー / REVIEW

ZOOM F2-BT|
服につけたまま、レベル調整の心配をしなくていい小さなレコーダー

2026.07.08 公開 / ZOOM / JAN 4515260024124
ZOOM F2-BT
MODEL
F2-BT
実売(税込)
¥14,300
CONCLUSION
身につけて使う小型レコーダーを1台選ぶなら、ZOOM F2-BTが有力候補です。32bitフロート録音でレベル調整の失敗をほぼ気にしなくてよいこと、本体が32gと軽く服につけたままでも負担にならないこと、Bluetoothでリモート操作とタイムコード受信ができること。この3点が理由です。

身につけるレコーダーで、なぜF2-BTが候補に残るのかCONCLUSION

インタビューや動画撮影で人に付けるレコーダーを探すと、小型さだけを売りにした機種がいくつも出てきます。その中でZOOM F2-BTが候補に残る理由は3つです。

1. 32bitフロート録音で、レベル調整の失敗が録り直しに直結しない。 F2-BTは記録方式が32bitフロート固定です。人に装着したマイクは、話す声の大きさが読めず、収録中に調整しに行くこともできません。32bitフロートなら、大きすぎる音量で録ってしまっても、後で波形のレベルを下げれば歪みのない状態に戻せます。詳しい仕組みは32bitフロート録音とはで解説しています。

2. 本体32gで、服に付けたままでも負担にならない。 電池を除いた本体だけで32g、サイズも57.5×46.4×22.4mmです。胸元やベルトにクリップで留めても目立たず、身につけている感覚がほぼありません。

3. Bluetoothでリモート操作とタイムコード受信ができる。 本体が小さいぶん、装着した状態でボタンを操作しにくい場面があります。専用アプリ「F2 Control」から録音の開始・停止を離れた場所で操作でき、複数台を使う撮影ではタイムコードの受信で同期も取れます。

身につけるレコーダーに必要な条件を先に決めるCRITERIA

比較の軸はシンプルです。

  • レベル調整に立ち会えない現場かどうか。 インタビュー相手や出演者に装着してもらう録音は、収録中にツマミを触りに行けません。32bitフロートのような、後から救える仕組みの有無が結果を左右します。
  • 本体の重さ・大きさが気にならないか。 服に付けたまま長時間の撮影をするなら、重さは映像にも録音にも影響します。
  • 複数台を同期させる予定があるか。 出演者ごとに別のレコーダーを装着する撮影では、タイムコード同期の有無が編集作業の手間を大きく変えます。

F2-BTはこの3つのうち、レベル調整の不安と重さの2つを明確に満たします。同期が必要な複数台運用でも、Bluetoothのタイムコード受信が効いてきます。

スペックの要点SPEC

すべてZOOM公式サイトの記載です。

項目内容
記録フォーマット32bitフロート固定・44.1kHz/48kHz(モノラル)、BWF対応
記録メディアmicroSD/microSDHC/microSDXC(Class4以上、最大1TB)
マイクLMF-2ラベリアマイク・無指向性・感度-32dB/1Pa(1kHz)・最大入力115dB SPL
BluetoothVer4.2(F2 Controlアプリでリモート操作・タイムコード受信)
電源単4電池2本(アルカリ約14時間・ニッケル水素約10時間・リチウム約18時間)
サイズ・重量57.5×46.4×22.4mm・32g(本体のみ)
付属品LMF-2ラベリアマイク・ウィンドスクリーン3個・マイククリップ・取扱説明書

数字のままでは判断できないので、効いてくる項目だけ訳します。

32bitフロート固定 — ビット深度を選ぶ必要がなく、常に32bitフロートで記録される仕様です。話し声の大きさが読めないインタビュー収録で、事前のレベル合わせに時間を掛けなくて済みます。

最大入力115dB SPL — マイクが歪まずに拾える音圧の上限です。至近距離での大声や、屋外での風切り音混じりの環境でも、マイク自体が歪む心配は少なめです。ただし32bitフロートが救えるのは記録上のクリップであり、マイク自体の物理的な限界とは別問題です。

Bluetooth Ver4.2 — 有線での操作が難しい装着状態でも、スマートフォンから録音の開始・停止を操作できます。F2(無印)にはこの機能がなく、F2-BTだけの装備です。

電池持続時間の幅 — アルカリ電池で約14時間、リチウム電池で約18時間まで伸びます。長時間の撮影ほど、電池の種類選びが実質的な稼働時間を左右します。

Bluetoothの実際の使い道FEATURES

F2 Controlアプリでのリモート操作。 スマートフォンの画面から録音の開始・停止、入力レベルの確認ができます。装着した本体に触れずに操作できるため、収録中に出演者の服を触る必要がありません。

タイムコード受信での複数台同期。 複数の出演者にそれぞれF2-BTを装着させる撮影で、対応する送信機からタイムコードを受信して同期を取れます。編集時に音声を映像へ手動で合わせる作業を減らせます。

無印のF2との違いはBluetoothの有無です。 基本的な録音性能(32bitフロート、マイク仕様、サイズ)は共通しており、リモート操作や同期が不要ならF2(無印)を選ぶ選択肢もあります。

どこで買うかPRICE

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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

用途違いの3台と比べるALTERNATIVES

F2-BTが唯一の正解ではありません。用途が違えば答えも変わります。

機種税込向いている人
TASCAM DR-10L Pro¥24,500Bluetoothより、デュアルADコンバーターとオートファイルセーブの安心感を優先する人
ZOOM H1essential¥13,000最安身につけるより、手に持って画面を見ながら録音したい人
ZOOM PodTrak P4next¥19,9001人ではなく複数人のマイクをまとめて録りたい人

(価格はいずれも2026.08.25〜31時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は用途です。装着型で軽さとBluetooth操作を優先するならF2-BT、装着型でも録音の安定性を最優先するならDR-10L Pro、手持ちで画面を確認しながら録りたいならH1essential、複数人の収録が前提ならPodTrak P4nextという並びになります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

32bitフロートの手軽さは、複数のレビューで共通して評価されています。国内のブログ「hermitcrab」は、入力ゲインの調整がなく録音ボタンを押すだけで失敗しにくいと紹介し、人の声の収録に向き、車の走行音もほとんど入らなかったと伝えています。SilverLightも、32bitフロートのファイルは音割れをあまり気にせず編集できる出発点になるとしています。

不満は主に4つあります。1つ目は付属のラベリアマイクです。SilverLightは、屋外では風防が欠かせず、音もEQで整える前提になると指摘しています。2つ目はBluetooth周りです。Ross Jukes Photographyは、アプリで操作できてもマイク自体は無線にならない点を惜しんでいます。hermitcrabによれば、スマホと接続中は本体のボタン操作ができなくなり、機器に名前を付けられないため複数台の見分けにも工夫が要るとされています。3つ目は価格で、英国のレビューには、約200ポンドで初心者には高いという見方があります。4つ目は作りと機能で、デュアルADコンバーターを持たず音割れの余地が残ること、ゲイン調整がなくモノラル専用であること、電池フタなどが長く持つか不安という声があります。

実務的には、1〜2台でインタビューを手早く録る使い方なら気にならず、複数台の同時監視や、無線マイクとしての使い方を期待する人は注意が要ります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • XLR端子の外部マイクを使いたい人。 F2-BTは付属のLMF-2ラベリアマイク専用で、XLR入力やファンタム電源には対応していません。手持ちのコンデンサーマイクを使いたいなら別の機種を検討してください。
  • 複数人を同時に別トラックで録りたい人。 F2-BTは1系統のモノラル録音です。出演者ごとに個別トラックが必要な収録では、複数台を用意するか、多入力の機種を検討してください。
  • 装着せず、手に持って画面を見ながら操作したい人。 本体には画面がなく、装着したまま使うことを前提にした設計です。手持ちで波形を確認しながら録りたいなら、ZOOM H1essentialのような手持ち型が向いています。

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スペックの出典SOURCES

  • ZOOM F2/F2-BT 公式製品ページ https://zoomcorp.com/ja/jp/field-recorders/field-recorders/f2andf2-bt/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • SilverLight「Zoom F2-BT」 https://www.silverlightphotoco.com/audio-reviews/zoom-f2-bt
  • Ross Jukes Photography「REVIEW: Zoom F2 BT Field Recorder」 https://www.rossjukesphoto.co.uk/photographyblog//review-zoom-f2-bt-field-recorder
  • hermitcrab「【ZOOM F2-BT】2台導入でインタビューやトーク撮影をスムーズに行う。」 https://hermitcrab.mixh.jp/zoom-f2bt/

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