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オーディオインターフェイス / REVIEW

Midasプリアンプ入りの2入力を、1万円台で手に入れる|
録れる状態を安く作りたい人向けの、2入力・Midasプリアンプ搭載機

2026.10.02 公開 / BEHRINGER
Midasプリアンプ入りの2入力を、1万円台で手に入れる
MODEL
UMC202HD U-PHORIA
I/O
2 in / 2 out(XLR/TRS コンボ入力2・TRS出力2・ヘッドホン1)
RESOLUTION
24bit / 192kHz
実売(税込)
¥15,950
CONCLUSION
歌とギター、あるいはマイク2本を同時に録りたいが、予算は1万円台に収めたい。そういう人には UMC202HD が現実的な選択肢です。Midas設計のマイクプリアンプを2系統備え、ファンタム電源にも対応します。付属ソフトの豪華さや操作の自動化は期待できないため、その分の割り切りが前提になります。

安く2入力を確保したい人の第一候補CONCLUSION

UMC202HD は BEHRINGER の U-PHORIA シリーズに属する、2入力2出力の USB オーディオインターフェイスです。メーカー公式ページが前面に出している特徴は2つあります。Midas設計のマイクプリアンプを2系統持つこと、24bit / 192kHz のコンバーターを積むことです。

選ぶ理由を絞るとこうなります。

1. 入力が2つ。 歌とギターを同時に録る、マイクを2本立てて録る、といった使い方に対応します。1入力の機種では届かない用途が、この価格帯で開きます。

2. Midas設計のマイクプリアンプ。 評価が割れやすい項目ですが、海外の測定ベースのレビューでは、ノイズの小ささを評価する声が目立ちます(詳細は後述)。

3. 価格。 楽天の新品が ¥15,950 前後で出ています。2入力機としては低い位置にあります。

一方で、ツマミを回す手間を肩代わりする機能や、豪華な付属ソフトは期待できません。割り切って使う機材です。

何を基準に選ぶかCRITERIA

最初のインターフェイス選びで見るべき点は多くありません。

  • 入力数。 同時に録る音源がいくつあるか。ここを読み違えると買い直しになります。
  • マイクプリアンプの質。 録音の入口なので、ノイズの少なさが後工程の楽さに直結します。
  • 周辺の割り切り。 付属ソフトや自動化機能にどこまで期待するか。予算が限られるほど、ここは削られます。

UMC202HD は最初の2つを満たし、3つ目を削って価格に振った機種です。

スペックの要点SPEC

メーカー公式ページで確認できた項目だけを載せます。

項目内容
入力XLR/TRS コンボ入力 2系統
出力6.3mm TRS 出力
解像度24bit / 192kHz
マイクプリアンプMidas設計 × 2
ファンタム電源+48V(背面のスイッチで切り替え)
接続USB 2.0
モニターダイレクトモニター対応(MIXツマミ)、ヘッドホン出力は独立したレベルコントロール付き

ゲイン範囲やダイナミックレンジ、サイズ・重量は、公式ページの本文では数値を確認できませんでした。そのため、この記事では数値を書いていません。購入前に公式の資料でご確認ください。

数字を日本語に訳すと次のとおりです。

XLR/TRS コンボ入力 — マイクのXLRプラグも、ギターやキーボードのフォンプラグもそのまま挿せる端子です。ケーブルを差し替えるだけで用途が変わります。

ファンタム電源 +48V — コンデンサーマイクを動かすための電源です。宅録で定番のコンデンサーマイクを使うなら必須の機能で、これがあるかどうかで使えるマイクの幅が決まります。

ダイレクトモニター — 入力した音を、パソコンを経由せずにそのままヘッドホンへ返す機能です。パソコン経由だと声が遅れて聞こえて歌いにくくなるため、歌を録る人には効く項目です。

24bit / 192kHz — 音の細かさの上限です。制作では 48kHz 前後で作業する場面が多く、192kHz は余裕として付いていると考えて構いません。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥15,9502026.10.02 取得時点の実売価格(Hibino.com ストア、新品)楽天市場で見る
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

機種向いている人
Focusrite Scarlett 2i2 (4th Gen)予算を上げられ、Auto Gain などの自動化で失敗を減らしたい人
BEHRINGER UM2入力1系統で足りて、とにかく安く始めたい人
M-Audio M-Track Duo同じ2入力で、別メーカーの選択肢も見ておきたい人

分かれ目は予算と手間です。レベル合わせの自動化まで欲しいなら Scarlett 2i2 が上位の選択肢になります。逆に、手動のツマミ操作に抵抗がなく、2入力を最小の出費で確保したいなら UMC202HD が合います。

使った人は何と言っているかREPUTATION

海外の測定寄りのレビューでは、ノイズ性能への評価が目立ちます。HigherHzのレビューは、等価入力ノイズが非常に小さい点を挙げ、1万円前後の価格を考えると有力な選択肢だとして5点満点中4点を付けています。HiFiRatedなど他の海外サイトも、プリアンプ性能に絞って評価する論調です。出力の小さいダイナミックマイクを多めのゲインで使う場面でも、ノイズの面で余裕があるという見方が複数あります。

不満点は大きく2つに分かれます。1つはビルドクオリティで、ツマミやボタンが樹脂製で安っぽいこと、入力端子にガタつきがあることが指摘されています。もう1つはドライバーとUSB接続の安定性です。GearspaceやManjaro系のフォーラムには、Windows環境で音が途切れる、認識が不安定になる、DAWで多数のトラックを扱うと音飛びするといった投稿が見られます。古い版のドライバーに戻して解決したという報告もあります。ただし、環境に依存する可能性があり、全員に起きるわけではありません。

MIDI端子や付属ソフトがない点も、レビューでは割り切りとして語られています。

実務的には、安定性の報告はWindows環境に偏るため、購入後は最新ドライバーの適用状況を最初に確認するのが無難です。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 歌だけ、または楽器だけを録る人。 入力1系統で足りるなら、2入力の機種に出す必要はありません。もっと安い1入力機で目的は果たせます。
  • 付属ソフトや自動のレベル調整を重視する人。 UMC202HD は、ここを削って価格に振った機種です。手間を機材に肩代わりさせたいなら、上位の機種のほうが合います。
  • 3系統以上を同時に録りたい人。 入力は2つです。ドラムの多点録りやバンド録音には足りません。

スペックの出典SOURCES

  • BEHRINGER 公式製品ページ https://www.behringer.com/en/products/0805-AAR

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • HigherHz, Behringer U-Phoria UMC202HD review https://higherhz.org/reviews/equipment/behringer-u-phoria-umc202hd/
  • HiFiRated, Behringer UMC202HD Review https://hifirated.com/reviews/behringer-umc202hd-review
  • Gearspace, Problems with Behringer UMC 202HD https://gearspace.com/board/music-computers/1379591-problems-behringer-umc-202hd.html
  • Manjaro Linux Forum, BEHRINGER UMC202HD problems with detection and choppy audio https://forum.manjaro.org/t/behringer-umc202hd-problems-with-detection-and-choppy-audio/100883

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