多くのハンディレコーダーは、内蔵マイクの方式が最初から決まっています。ZOOM H5は、そのマイク自体を取り外して別のものに交換できる機種です。
理由は3つです。
1. マイクカプセルを丸ごと交換できる。 標準で付属するXYH-5はXYステレオ方式ですが、別売のカプセルに差し替えることでMS方式やショットガン方式、単一指向性など、収録の目的に合わせてマイクの性格そのものを変えられます。1台のボディで複数のレコーダーを持っているのに近い使い方ができます。
2. XLR/TRSコンボ入力を2系統備える。 内蔵マイクだけでなく、外部のダイナミックマイクやコンデンサーマイクをXLRで直接立てられます。内蔵マイクと外部マイクを組み合わせた収録も可能です。
3. 電池駆動で176g。 単3電池2本で動作し、本体重量は電池を含まず176gです。長時間の持ち出し収録でも負担になりにくい軽さです。
比較の軸を決めます。
H5は1番目と2番目を満たす代わりに、3番目は満たさない機種です。
ZOOM公式ページの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 記録フォーマット | WAV 44.1/48/96kHz・16/24bit、MP3(32bitフロート非対応) |
| マイク方式 | 交換式カプセル(標準XYH-5、別売でMSH-6・SGH-6・SSH-6・EXH-6等に交換可) |
| 入力 | XLR/TRSコンボジャック×2、ステレオミニ×1(マイク/ライン兼用) |
| 出力 | ステレオミニ×2(ライン/ヘッドフォン) |
| 電源 | 単3電池2本、またはACアダプター(DC5V 1A) |
| サイズ・重量 | 66.8×135.2×42.1mm・176g(電池含まず) |
32bitフロート非対応。 H5は同じZOOMのラインナップにある上位機「H5studio」とは異なり、32bitフロート記録に対応していません。レベル合わせの失敗をハード側で救いたい場合は、ZOOM H1essentialのような32bitフロート対応機を検討してください。
マイクカプセルは別売。 交換式という自由度の裏返しとして、標準付属はXYH-5の1種類のみです。用途に合わせて別のカプセルが欲しい場合は追加購入が必要になります。
XLR/TRSコンボ入力×2。 外部マイクをファンタム電源込みで立てられます。内蔵マイクと合わせて最大4トラックの同時録音に対応します。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥32,000 | 2026.08.26 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ZOOM H6essential | ¥38,900 | 入力チャンネル数をさらに増やしたい人。バンド一発録りなど多入力が要る人 |
| TASCAM Portacapture X6 | ¥49,800 | タッチパネル操作と32bitフロートの両方が欲しい人 |
| ZOOM H2essential | ¥22,499最安 | マイク交換は不要で、複数方向の内蔵マイクだけで足りる人 |
(価格はいずれも各記事執筆時点の楽天市場での実売価格)
マイクを交換したい、かつXLR入力も欲しいという条件ならH5が中間的な選択です。もっと入力を増やしたいならH6essential、32bitフロートとタッチ操作を優先するならPortacapture X6、交換機能自体が不要ならH2essentialのほうが価格を抑えられます。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。