小型のポータブルレコーダーは、内蔵マイクの指向性が固定されている機種がほとんどです。DR-07XPはここが違います。理由は3つです。
1. マイクユニットが可動式で、A-B方式とX-Y方式を切り替えられる。 A-B方式は左右のマイクを離して広がりのある音場を、X-Y方式は角度を付けて交差させ定位感の強い音場を作ります。同じ本体のまま、録りたい空間の広さに応じて選べます。
2. 32bitフロートで、レベル調整の失敗を後から取り返せる。 録音レベルを高めに設定してしまっても、あとで波形のレベルを下げれば歪みのない状態に戻せます(詳しくは後述の関連記事を参照)。
3. USB Type-Cで、オーディオインターフェイスとしても動く。 2入力/2出力のUSBオーディオインターフェイス機能を内蔵しているため、パソコンに直結してマイク入力として使う場面にも対応します。
携帯性を重視しつつマイクの表現力も求める場合の軸です。
DR-07XPはこの3条件を、片手に収まるサイズの中で満たしている機種です。
すべてTASCAM公式サイトの記載です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 録音フォーマット | WAV 32bit float/24bit/16bit・44.1/48/96kHz、MP3(32〜320kbps)対応 |
| 内蔵マイク | 単一指向性A-B/X-Y可動式コンデンサー・最大入力125dB SPL |
| USB端子 | USB Type-C(2イン/2アウトのオーディオインターフェイス機能・24bit/44.1・48kHz) |
| 記録メディア | microSDXC(最大512GB) |
| 電源・駆動時間 | 単3形アルカリ乾電池2本・最大17.5時間 |
| サイズ・重量 | X-Y時 68×159.7×27.0mm/A-B時 90.3×159.7×27.0mm・184g(電池含む) |
数字が示す意味を補足します。
A-B/X-Y可動式 — 同じマイクユニットの角度と間隔を物理的に変えることで、集音方式そのものを切り替えます。サイズもA-B方式にすると横幅が広がる(68mm→90.3mm)ため、収納時はX-Y方式に戻しておくと持ち運びやすくなります。
最大入力125dB SPL — マイクが歪まずに拾える最大音量の目安です。125dBはライブハウスの大音量にも耐える水準で、32bitフロートと組み合わさることでレベル調整の失敗をほぼ気にせず録音できます。
USB Type-C・2イン/2アウト・24bit/44.1・48kHz — レコーダー単体としてだけでなく、パソコンにマイク入力として直結できます。本体側の録音は32bitフロート対応ですが、USBオーディオインターフェイスとして使う際の解像度は24bit止まりである点は区別しておく必要があります。
184g(電池含む) — 単3形電池2本を内蔵してこの重さは、携帯性を重視した設計です。ポケットやカバンの隙間に収まります。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
DR-07XPが唯一の正解ではありません。目的が違えば答えも変わります。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| TASCAM DR-05XP | ¥18,000 | マイク方式の切り替えは不要で、価格を抑えたい人 |
| ZOOM H1essential | ¥13,000最安 | とにかく価格を抑えて32bitフロート機を1台持ちたい人 |
| ZOOM H2essential | ¥22,499 | 複数のマイクパターンを、より多い選択肢から切り替えたい人 |
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分かれ目は「マイク方式の選び直しをどこまで求めるか」です。価格を最優先するならH1essential、無指向性1系統で足りるならDR-05XP、マイクパターンの選択肢の多さを取るならH2essential、A-BとX-Yの2方式を切り替えたいならDR-07XP、という並びになります。
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