CONCLUSION
iPhoneの内蔵マイクは通話や動画撮影を前提にした設計のため、弾き語りのように声と楽器を同時に録る用途には向きません。標準の「ボイスメモ」アプリだけでも録音は可能ですが、距離・ステレオ感・音割れの3点で不利です。この3点を解決したいなら、Lightning端子に挿す外部マイク(ZOOM iQ7など)を足すのが最短です。
まず内蔵マイクだけでできることCONCLUSION
iPhoneには「ボイスメモ」というアプリが標準で入っていて、内蔵マイクを使ってその場で録音できます。追加の機材もアプリのダウンロードも要らず、今すぐ音楽を録音したいなら、これが最初の選択肢になります。
ただし、弾き語りのように声とギターを同時に録る、後から編集する前提できれいな音で残したい、という用途では内蔵マイクに限界があります。ここから先は、その限界の中身と、外部マイクでどこまで解決できるかの話です。
内蔵マイクで何に困るのかWHY
iPhoneの内蔵マイクは通話や動画撮影を前提に設計されています。音楽の録音という用途では、次の3点で不利になります。
- 距離への弱さ。 内蔵マイクは口元にもギターにも近づけられません。スタンドに固定した状態で弾き語りを録ると、声かギターのどちらかが遠くなり、バランスが崩れます。
- ステレオ感の欠如。 機種によって差はありますが、動画撮影時以外の録音アプリではモノラル収録になることが多く、ギターの広がりと声の芯を両方残したい場面では、全体が団子状に潰れます。
- 音量オーバーへの弱さ。 サビで声を張った瞬間に音が割れる、逆に静かなパートでは何も聞こえない、という調整のしにくさがあります。内蔵マイクは自動でレベルを調整する仕組みが中心で、手動での追い込みがしづらい設計です。
この3点は、内蔵マイクという部品自体の設計に起因するため、アプリを変えても大きくは変わりません。
外部マイクを足すとどこまで解決するかHOW
Lightning端子(機種によってはUSB-C端子)に直接挿す外部マイクを使うと、内蔵マイクを介さずに音を取り込めます。iPhone側は録音アプリとして動くだけで、マイクの性能そのものが差し替わる仕組みです。
例えばZOOM iQ7のような機種では、正面の音を拾うマイクと左右に開いたマイクを組み合わせるMS方式のステレオマイクを内蔵しています。距離の融通は利きませんが、ステレオ感は確保でき、入力ゲインを+3dBから+43dBの範囲で調整できるため、内蔵マイクより音量オーバーにも強くなります。
一方で、外部マイクを足しても「本体を持って歩き回りながら録る」といった距離の自由度そのものは大きく変わりません。マイクとの位置関係は自分で調整する前提になります。
選ぶときに見る3つの軸CRITERIA
- 接続端子がiPhoneの世代と合っているか。 Lightning端子とUSB-C端子は形状が異なり、iPhone 15以降はUSB-Cです。対応機種の一覧を必ず確認してください。
- 収録の広さを調整できるか。 1人の声だけを狙いたいのか、周囲の音も含めて広く録りたいのかで、必要な指向性は変わります。
- 配信用途か、録りっぱなしで残す用途か。 リアルタイムで配信するのか、後からミックスし直す前提の音源として残すのかで、必要な音質のレベルが変わります。
あなたの場合はどうするかWHICH ONE
- 弾き語りをスマホだけで配信・撮影したい。 弾き語り配信を始める最小構成で、ZOOM iQ7 1点だけで始める最小構成を解説しています。
- どの機種のiPhone用マイクが自分に合うか、スペックから確認したい。 ZOOM iQ7の単体レビューで、MS方式のステレオマイクや収音角度の切り替えを詳しく解説しています。
代表機の価格PRICE
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外部マイクを急いで足さなくていい人NOTE
- iPhone 15以降でUSB-C機種のみを使っている人。 ZOOM iQ7はLightingコネクタ専用です。USB-C機種向けには別の対応機種を探す必要があります。
- すでにハンディレコーダーを持っている人。 ZOOM H1essentialのような携帯レコーダーで代用できる場面では、スマホに直接挿すマイクを追加で持つ意味は薄くなります。
- 1回だけの録音で、あとで作品として残さない人。 内蔵マイクとボイスメモアプリの組み合わせで、まず1回録ってみてから外部マイクの要否を判断しても遅くありません。
出典SOURCES
- ZOOM公式 iQ7製品ページ https://zoomcorp.com/ja/jp/mobile-audio-recorders/ios-microphones/iq7/
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