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DAW / REVIEW

付属のCubase AI/LEでトラック数が足りなくなったら選ぶ本体版|
「無料版で作った曲がトラック上限で止まる」を解消する1本

2026.08.16 公開
付属のCubase AI/LEでトラック数が足りなくなったら選ぶ本体版
MODEL
Cubase Artist 15
CONCLUSION
オーディオインターフェイスに付属するCubase AI・LEでトラック数やプラグイン数の上限に困っているなら、Cubase Artist 15が候補になります。トラック数・VST3インストゥルメント数の上限がなくなること、パターン入力で作曲を進めるPattern Sequencerを使えること、Steinberg製品として長期的にアップデートで機能が追加されていくこと。この3点が理由です。

無料版の「次」として何を選ぶかCONCLUSION

Focusrite ScarlettやSteinberg UR22Cなどのオーディオインターフェイスには、Cubase AIやCubase LEという簡易版が付属しています。曲を作り込んでいくと、これらの簡易版はトラック数やVST3インストゥルメントの読み込み数に上限があり、途中で作業が止まってしまうことがあります。Cubase Artist 15は、この上限を取り払った、Steinberg DAWの中間グレードです。

無料版の次にArtist 15が選ばれる理由は3つです。

1. トラック数・VST3インストゥルメント数の上限がない。 AI・LEでは一定数までしか使えないオーディオトラックやインストゥルメントトラックが、Artist以上では無制限になります。曲が複雑になっても機能制限で作業が止まりません。

2. Pattern Sequencerでコード・リズムを組み立てられる。 Cubase 15で追加されたPattern Sequencerは、ステップ入力・カスタムスケール・ランダマイザーを使って単音・和音のフレーズを作る機能です。鍵盤を弾く自信がなくても、パターンを組み合わせて曲の骨格を作れます。

3. Steinberg本体の開発ロードマップに乗る。 Cubaseは無料版・Elements・Artist・Proという段階を踏むSteinbergの主力製品です。Artist以上を持っていれば、以後のメジャーアップデートやアップグレード版の対象になります。

DAW本体を選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。DAW本体をどのグレードにするか迷ったときに効いてくる条件は主に3つです。

  • トラック数・プラグイン数の上限に困っているか。 無料版・Elementsのままで上限に達していないなら、まだ買い替える段階ではありません。
  • AIによる高度な機能まで必要か。 Cubase 15のPro版だけに搭載されたAI Stem Separation(曲からパートを分離する機能)のような処理まで必要なら、Artistでは足りずPro一択になります。
  • 付属音源・エフェクトの充実度をどこまで求めるか。 ElementsとArtist・Proでは付属するインストゥルメント・エフェクトの数が異なります。作りたい曲のジャンルによって過不足が変わります。

動作環境を日本語に直すSPEC

公式ダウンロードページの記載に基づいて、動作環境を並べます。

項目内容
ライセンス形態買い切り(ダウンロード納品・シリアルメール納品)
対応OS(Windows)Windows 10 64bit 22H2以降/Windows 11 64bit 24H2以降(Arm版含む)
対応OS(macOS)macOS 14・15・26(Intel・Apple Silicon対応)
対応プラグイン形式VST3(推奨)・VST2(レガシー)。Cubase自体はDAW本体のため、AU・AAX形式のプラグインホストとしては動作しません
スタンドアロン本体がDAWそのものなので該当なし(単体アプリケーションとして起動)

プラグイン形式がVST系のみである点が、他社DAWとの大きな違いです。macOS用のAU規格やPro Tools用のAAX規格のプラグインを持っている場合、Cubase上ではVST版(あれば)を別途用意する必要があります。プラグインを購入する前に、対応形式にVST2・VST3が含まれているか確認しておくと安心です。

Cubase 15の新機能が実際にやっていることFEATURES

Pattern Sequencer — パターンで曲の骨格を作る。 モノフォニック・ポリフォニックの両方のパターンをステップ入力で作れる機能です。ArtistとPro両方のグレードに搭載されており、鍵盤演奏に頼らずリズム・コード進行を組み立てられます。

Expression Mapsの刷新。 音源に対する演奏表現(スタッカート・レガートなど)の切り替えを管理する機能で、設定のしやすさと、キーエディタ・スコアエディタとの連携が改善されています。オーケストラ音源などを使う場合に効いてきます。

Pro版限定の新機能。 AIによるStem Separation(既存の音源からパートを分離する機能)や、新しいモジュレーター(Random Generator・Sample and Hold・Wavefold LFOなど)、ダイナミクス処理のUltraShaperはPro版のみに搭載されています。Artistではこれらは使えません。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
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Amazonリンク先で確認ダウンロード納品のためJANが無く、製品名検索の結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「Steinberg Cubase Artist 15」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

ダウンロード納品のソフトのため、価格が販売店ごとに変わることがあります。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。なお学生・教員向けのアカデミック版は別価格・別ライセンス条件のため、この表には含めていません。

同じ用途で比べられる選択肢ALTERNATIVES

Cubase Artist 15が唯一の正解ではありません。必要な機能と予算で答えが変わります。

選択肢想定価格帯向いている人
Cubase Elements 15Artistより安価トラック数の上限は解消したいが、Pattern Sequencerなど作曲支援機能までは求めない人
Cubase Pro 15Artistより高価AI Stem SeparationやUltraShaperなど、Pro限定機能まで使いたい人
PreSonus Studio One製品によるCubase以外のDAWも比較検討したい人。AU/AAXなど対応プラグイン形式の幅を重視する場合の候補

分かれ目は単純です。上限解消だけならElements、作曲支援機能まで欲しいならArtist、AIによる高度な処理まで求めるならPro、という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 付属のCubase AI/LEでまだトラック数・プラグイン数に困っていない人。 上限に達していないなら、今すぐ買い替える必要はありません。
  • AU・AAX形式のプラグインを中心に使いたい人。 Cubaseは VST2・VST3専用のDAWです。手持ちのプラグインがAU・AAXにしか対応していない場合、そのままでは使えません。
  • AIによるパート分離など、Pro限定の機能が目的の人。 Stem SeparationやUltraShaperが目的なら、Artistではなく最初からPro 15を検討する方が回り道になりません。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Steinberg公式 Cubase 15ダウンロードページ(対応OS) https://o.steinberg.net/en/support/downloads/cubase_15.html
  • Steinberg公式 Cubase 15リリースノート(新機能) https://www.steinberg.net/cubase/release-notes/15/

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