MDR-CD900STは長年、国内のレコーディング・放送の現場で標準機として使われてきました。MDR-M1STは、その系譜を継ぐ位置づけでソニーが開発したモニターヘッドホンです。「後継機」と公式に明言されているわけではありませんが、ハイレゾ時代のリファレンス機として、CD900STが築いてきた役割を引き継ぐ形で市場に出ています。
違いがはっきり出ているのは2点です。
CD900STに慣れている人が、ハイレゾ制作や配信のマスタリングを見据えて次の1本を探すときに、素直に候補へ入る機種です。
数値はSONY公式サイトの記載です。
| 項目 | MDR-M1ST | CD900ST(参考) |
|---|---|---|
| 型式 | 密閉ダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 |
| ドライバー | 40mm、CCAWボイスコイル | 40mm、CCAWボイスコイル |
| 再生周波数帯域 | 5〜80,000Hz(JEITA) | 5〜30,000Hz |
| インピーダンス | 24Ω(1kHz) | 63Ω |
| 感度 | 103dB/mW | 106dB/mW |
| 最大入力 | 1,500mW(IEC) | 1,000mW |
| コード長 | 約2.5m | 2.5m |
| 質量 | 約215g(コード含む) | 約200g(コード含む) |
再生周波数帯域 5〜80,000Hz — 人間が耳で聞き取れる上限はおおむね20,000Hzとされていますが、ハイレゾ音源にはそれを超える帯域の情報が記録されています。上限を80,000Hzまで広げているのは、その情報量を確認できるようにする狙いです。日常的な作業のすべてでこの帯域まで使うわけではありませんが、ハイレゾ配信・制作を扱う人には意味のある数値です。
インピーダンス24Ω — CD900STの63Ωより大きく下がっています。数値が低いほど、少ない電圧で十分な音量まで駆動できるということです。パソコンの内蔵出力やオーディオインターフェースへの直結で、音量不足を心配せずに使えます。
最大入力1,500mW — CD900STの1,000mWより高く、大きな入力に耐える設計です。ミックス中に瞬間的な音量ピークが出ても、機材側の許容量に余裕があるということです。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥36,300 | 2026.08.25 取得時点の実売価格 | 楽天市場で見る |
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| SONY MDR-CD900ST | ¥24,860 | 国内の現場標準に合わせつつ、価格も抑えたい人 |
| SONY MDR-7506 | ¥19,800 | ハイレゾ対応より、実績と価格のバランスを取りたい人 |
| audio-technica ATH-M70x | ¥31,621 | 同価格帯で別メーカーの高域表現を比較したい人 |
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CD900STとMDR-7506は、いずれもM1STより価格を抑えつつ実績のある選択肢です。ATH-M70xは価格帯が近い他メーカーの上位機種で、比較対象として名前が挙がります。M1STは、この中で「ハイレゾのリファレンス用途」という明確な理由がある人向けの選択です。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。