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MIDIキーボード / REVIEW

Native Instruments Komplete Kontrol A25|
ノブを回すたびに画面が反応する。プラグイン操作がなぜここまで速くなるのか

2026.07.18 公開 / NATIVE INSTRUMENTS
Native Instruments Komplete Kontrol A25
MODEL
KOMPLETE KONTROL A25
実売(税込)
¥23,100
CONCLUSION
プラグイン音源の操作を鍵盤から手を離さずにやりたいなら、Native Instruments Komplete Kontrol A25が有力候補です。8個のタッチセンス・ノブと有機ELディスプレイでパラメータが一目で分かること、NKS対応プラグインに自動でマッピングされること、Komplete 15 SelectとAbleton Live Liteが同梱されて音源を買い足さずに始められること。この3点が理由です。

プラグイン操作を鍵盤側に持ってくる、という発想CONCLUSION

MIDIキーボードの多くは「音を入力する道具」ですが、Komplete Kontrol A25は「プラグインを操作する道具」としての比重が大きい機種です。理由は3つです。

1. 8個のノブと有機ELディスプレイで、画面を見ずに操作が進む。 ノブを回すとディスプレイにパラメータ名と現在値が表示されます。マウスでプラグインの画面を開いてつまみを探す手間が、鍵盤の上での操作に置き換わります。

2. NKS対応プラグインなら自動でマッピングされる。 NKS(Native Kontrol Standard)という共通規格に対応したプラグインを立ち上げると、そのプラグインの主要パラメータが8個のノブへ自動で割り当てられます。プラグインごとに手動でMIDIラーニングする作業が要りません。

3. 音源が同梱されているので、買い足しなしで音が出る。 Komplete 15 Select(Beats・Band・Electronicの3エディションから選択)とAbleton Live Liteが付属します。鍵盤だけ買って音源は別途探す、という追加の出費と手間が要りません。

この価格帯で何を比較すべきかCRITERIA

25鍵クラスのMIDIキーボードを比較するときの軸を先に決めます。

  • プラグイン操作を重視するか、入力の軽さを重視するか。 単に音を打ち込むだけなら、ノブもディスプレイも要りません。プラグインのパラメータを頻繁に触るタイプの制作スタイルかどうかで、この機種を選ぶ理由の大きさが変わります。
  • 使っているDAW・プラグインとの相性。 NKSはNative Instruments発の規格ですが、他社の主要プラグインメーカーも対応を進めています。自分が持っているプラグインがNKS対応かどうかは、購入前に確認する価値があります。
  • 鍵盤の質感をどこまで求めるか。 セミウェイテッドは、フルウェイテッド(本物のピアノに近い重さ)より軽く、シンセ用の軽い鍵盤より重い中間の質感です。

A25は1つ目と2つ目の条件を満たす人に向いた設計です。3つ目は好みの範囲になります。

スペックの要点SPEC

Native Instruments公式サイトの記載です(A25/A49/A61は鍵盤数以外の仕様が共通です)。

項目内容
鍵盤25鍵・セミウェイテッドカスタム鍵盤
コントローラータッチセンス・ノブ×8・4方向プッシュエンコーダー・ピッチ/モジュレーションホイール
ディスプレイ有機ELディスプレイ
接続端子USB 2.0(バスパワー)・TRSペダル入力(サステイン割り当て)
ソフトウェア同梱KOMPLETE KONTROLソフトウェア・Komplete 15 Select・Ableton Live Lite

数字だけでは伝わらない項目を訳します。

タッチセンス・ノブ×8 — 触れただけでディスプレイに表示が出るノブです。回す前に「今どのパラメータを触ろうとしているか」が画面で確認できるため、誤操作で違うパラメータを動かしてしまう事故が減ります。

4方向プッシュエンコーダー — 音源のブラウジングやプロジェクトのナビゲーションに使うエンコーダーです。上下左右の操作と押し込みだけで、目的の音色やプリセットまでたどり着けます。

TRSペダル入力(サステイン割り当て) — サステインペダルを挿す端子です。ピアノ的な演奏をする人にとっては、この端子の有無が実用性を左右します。

USB 2.0バスパワー — 電源アダプターなしでUSBケーブル1本から動きます。25鍵クラスの機種では標準的な仕様です。

NKS対応が実際にやっていることFEATURES

NKS(Native Kontrol Standard)は、Native Instrumentsが策定したプラグイン連携の共通規格です。対応プラグインをKOMPLETE KONTROLソフトウェア経由で立ち上げると、そのプラグインのメーカーが指定したパラメータが自動的にA25のノブへ割り当てられます。

この仕組みの効果は、プラグインを切り替えるたびに実感できます。通常、プラグインAとプラグインBでは操作すべきパラメータの位置も種類も違います。NKS対応であれば、プラグインを切り替えてもノブの役割がそのプラグインに合わせて自動で更新されるため、都度マッピングし直す手間がなくなります。

ただし、この恩恵を受けられるのはNKS対応プラグインに限られます。非対応のプラグインでは通常のMIDIコントローラーと同じく、パラメータの割り当てを自分で設定する必要があります。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥23,1002026.08.26 取得時点の実売価格楽天市場で見る
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同価格帯の3台と比べるALTERNATIVES

A25が唯一の正解ではありません。目的が違えば答えも変わります。

機種税込向いている人
KORG microKEY2-25¥9,900最安プラグイン操作より価格を優先し、まず打ち込みを始めたい人
AKAI Professional MPK mini Play MK3¥17,980パソコンなしでも単体で音を出して遊びたい人
Roland A-49¥23,230鍵盤数を増やしたい人。両手を使う打ち込みをするなら49鍵が現実的

(価格はいずれも 2026.08.26 時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は単純です。価格を最優先するならmicroKEY2-25、鍵盤単体での遊びやすさを取るならMPK mini Play MK3、鍵盤数を優先するならA-49、プラグイン操作の速さを取るならA25、という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 使っているプラグインがNKS非対応ばかりの人。 A25の強みはNKS対応プラグインでのノブの自動割り当てです。非対応プラグインばかりを使っているなら、この機種でなくても操作性は変わりません。
  • 25鍵では音域が足りない演奏をする人。 25鍵は2オクターブ強の範囲です。両手でコードとメロディを同時に弾く打ち込みには、オクターブ・シフトの手間が増えます。
  • サステインペダルを使わず、単純な入力しかしない人。 ノブやエンコーダー、ディスプレイといった機能を一切使わないなら、その分の価格差を払う理由がありません。

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スペックの出典SOURCES

  • Native Instruments Komplete Kontrol A25/A49/A61 製品ページ https://www.native-instruments.com/en/products/komplete/keyboards/komplete-kontrol-a25-a49-a61/

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は各表に記載しています。

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