microKEY2シリーズは25鍵・37鍵・49鍵・61鍵の4サイズ展開です。最初の1台として25鍵を選んだ人が、コードを押さえながらメロディを重ねる場面でオクターブ・シフトを連打することに疲れてきたとき、次の候補に挙がるのが49鍵のmicroKEY2-49です。
理由は3つです。
1. 4オクターブ強で、両手を使った打ち込みがしやすい。 25鍵は2オクターブ強しかなく、左手で和音、右手でメロディという基本的な弾き方でもオクターブ・シフトが必須になります。49鍵なら、そのシフト回数を大きく減らせます。
2. ピッチベンドとモジュレーションが独立した2本のホイールになる。 25鍵はジョイスティック1本で両方を兼ねますが、37鍵以上ではホイール2本に分かれます。ベンドを掛けながらモジュレーションも同時に動かす、といった操作が指を持ち替えずに行えます。
3. サイズが増えても電源はUSBバスパワーのまま。 消費電流100mA以下という設計はシリーズ共通です。鍵盤数が倍近くに増えても、ACアダプターは要らずUSBケーブル1本で動きます。
一方で、25鍵にあったジョイスティックとアルペジエーターは49鍵にはありません。省スペース性より鍵盤数の余裕を取った機種だと理解しておくと、期待値がずれません。
KORG公式サイトに記載されている数値です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 鍵盤 | 49鍵・ベロシティ対応ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボード |
| コントローラー | ピッチ・ベンド・ホイール、モジュレーション・ホイール、オクターブ・ボタン、アサイナブル・スイッチ端子(ダンパーペダル接続対応) |
| オクターブ・シフト | -3〜+3の範囲 |
| USB端子 | USB B端子 |
| 電源 | USBバス電源方式・消費電流100mA以下 |
| 外形寸法 | 709×139×54mm |
| 質量 | 1.4kg |
| 付属品 | USBケーブル、取扱説明書、KORGソフトウェアバンドルコード |
数字だけでは伝わらない部分を補足します。
ピッチ・ベンド・ホイールとモジュレーション・ホイール — 25鍵のジョイスティックは1本のスティックを前後左右に倒して2つの機能を切り替えますが、37鍵以上はホイールが物理的に分かれています。両方を別々の指で同時に操作できる、という違いです。
アサイナブル・スイッチ端子(ダンパーペダル接続対応) — 25鍵は本体のボタンでサスティンのオン・オフを切り替える方式ですが、49鍵は別売のペダルを接続して踏み込みの強弱までDAWに送れます。ピアノに近い弾き方をしたい人には差が出る部分です。
外形寸法 709×139×54mm — 幅70cm強で、25鍵(幅395mm)のおよそ1.8倍です。デスクに常設する場合は、この横幅が収まるかを先に確認してください。
消費電流100mA以下 — 鍵盤数が増えてもこの数字は25鍵と変わりません。USBポート1つへの直接接続で問題なく動作します。
キー・トランスポーズ機能. 演奏中に鍵盤を弾く位置を変えずに、出力される音程だけを移調できる機能です。原曲キーと弾きやすいキーが違う場合に使います。
ダンパーペダル対応. アサイナブル・スイッチ端子に市販のサステインペダルをつなぐと、鍵盤を踏みながら和音を伸ばす、ピアノらしい奏法を打ち込みに反映できます。25鍵にはこの端子自体がありません。
iPad / iPhoneとの接続. 別売のApple Lightning - USBカメラアダプタを介して、パソコンだけでなくiPad / iPhoneのアプリでも同じ鍵盤を使えます。母艦を変えても買い直しが要りません。
付属ソフトウェア. KORG Module、KORG Collection M1 Leなど、シリーズ共通のソフトウェアバンドルが付属します。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥15,950 | 2026.10.19 取得時点の実売価格(chuya-online) | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | JAN 4959112145894 での検索結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「KORG MICROKEY2-49」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
Bluetooth対応の上位モデル「microKEY2-49 AIR」は別製品・別価格です。購入時は型番の「AIR」有無を確認してください。価格は日々動くため、購入前に表のボタンから最新の価格をご確認ください。
microKEY2-49が唯一の正解ではありません。49鍵前後のMIDIキーボードと比べます。
| 機種 | 税込 | 向いている人 |
|---|---|---|
| M-Audio Keystation 49 MK3 | ¥13,799最安 | とにかく価格を抑え、鍵盤入力の基本機能だけで十分な人 |
| Arturia KeyLab Essential 49 mk3 | ¥24,200 | 付属ソフト音源やDAW連携ボタンまでまとめて欲しい人 |
| Nektar Impact GX49 | ¥24,728 | DAWのトランスポート操作までMIDIキーボードから行いたい人 |
(価格はいずれも2026.09.09時点の楽天市場での実売価格)
分かれ目は「鍵盤入力以外に何を求めるか」です。価格を最優先するならKeystation 49 MK3、付属音源やDAW操作ボタンまで欲しいならKeyLab Essential 49かImpact GX49という並びになります。microKEY2-49は、それらの中間で「USBバスパワーの手軽さと本体サイズの小ささ」を優先したい人に向いた位置づけです。
microKEYシリーズは、価格とサイズを考えた完成度の高さで評価が安定しています。Thomannのカスタマーレビュー(27件・平均4.4/5)では、コンパクトな筐体と丁寧な仕上げが評価され、ピッチベンド・モジュレーションホイールも購入後すぐに違和感なく使えるという声が目立ちます。Sweetwaterのレビュー(7件・平均4/5)でも、3時間の合唱リハーサルを続けて弾いても指の疲れが気にならなかったという具体的な使用感が挙がっており、通常使用での快適さへの評価は高めです。
一方で繰り返し指摘されるのは、ミニ鍵盤特有の窮屈さです。あるレビューでは、鍵盤が小さいために和音を押さえたりアプリへ音を入力する以外の用途にはまともに弾けないという厳しい評価も見られ、フルサイズ鍵盤に慣れた人には物足りなく感じられる可能性があります。シリーズ全体を対象にしたレビューでは、鍵盤の作りが以前のモデルより頑丈になったという評価がある一方、ピッチベンドホイールの操作感がやや重いという声も一部にあります。
演奏の弾きやすさそのものよりも、打ち込みのきっかけとして省スペースに設置できることを優先する人向け、という評価が中心です。楽天のユーザーレビューは、Bluetooth対応のAIR版を除いた通常版で2件・平均4.5です(2026.09.09取得)。件数が少ないため傾向として読むには足りませんが、海外レビューで指摘される鍵盤の窮屈さを大きな不満として挙げる声は見当たりません。
価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。
評判の参照元: