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音楽制作ソフト / REVIEW

ミックスの基本7工程を、7社から個別に買う前にまとめて揃える|
EQ・コンプ・リミッターを1社に揃えると、画面の使い方が統一される

2026.08.20 公開
ミックスの基本7工程を、7社から個別に買う前にまとめて揃える
MODEL
Pro Bundle
CONCLUSION
EQ・コンプレッサー・リミッターなど、ミックスに必要な基本エフェクトを別々のメーカーから買い集めるか迷っているなら、FabFilter Pro Bundleが候補になります。ミックス・マスタリングに必要な7種類のプラグインが1社の統一されたデザインで揃うこと、VST・AU・AAX・CLAPなど主要なプラグイン形式にほぼ対応していること、7製品を単体で買うより価格が抑えられること。この3点が理由です。

エフェクトを1社で揃えるという選択肢CONCLUSION

ミックス作業では、EQ・コンプレッサー・リミッター・マルチバンドダイナミクス・ディエッサー・ゲートといった複数の種類のエフェクトを組み合わせて使います。これらを別々のメーカーから1つずつ買い集めることもできますが、操作画面や用語がメーカーごとに異なるため、覚え直しの負担が増えます。FabFilter Pro Bundleは、この基本エフェクト群を1社にまとめて揃えるためのバンドルです。

まとめ買いが選ばれる理由は3つです。

1. ミックスの基本7種類が1社のデザインで揃う。 Pro-Q(EQ)・Pro-C(コンプレッサー)・Pro-L(リミッター)・Pro-MB(マルチバンドダイナミクス)・Pro-DS(ディエッサー)・Pro-G(ゲート/エキスパンダー)・Pro-R(リバーブ)という構成です。画面のデザイン・操作方法が統一されているため、1つの使い方を覚えれば他のプラグインにも応用できます。

2. 対応プラグイン形式が幅広い。 VST2・VST3・Audio Units(AU)・CLAP・AAX Native・AudioSuiteに対応しており、WindowsとmacOSの主要なDAWのほとんどで使えます。

3. 単体で買うより価格が抑えられる。 7製品をそれぞれ単体で購入する場合と比べて、バンドルとして購入した方が合計金額は安くなります。

エフェクトバンドルを選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。ミックス用エフェクトバンドルを選ぶときに効いてくる条件は主に3つです。

  • すでに個別のエフェクトをどれだけ持っているか。 EQ・コンプなど、すでに満足して使っているプラグインが多いなら、バンドルで重複するぶん価値が下がります。
  • 7種類すべてが必要か、一部で足りるか。 ディエッサーやゲートは使う頻度が低い人もいます。全部セットでなく、必要な種類だけ単体で買う方が安く済む場合もあります。
  • 使っているDAW・OSが対応プラグイン形式に含まれているか。 CLAPのような新しい規格に対応したホストを使っているかどうかでも、選択の意味合いが変わります。

動作環境を日本語に直すSPEC

公式ページの記載に基づいて、動作環境と対応形式を並べます。

項目内容
ライセンス形態買い切り
対応OS(Windows)Windows 11・10・8・7・Vista(32bit・64bit)
対応OS(macOS)macOS 10.13以降(64bitのみ)。Intel・Apple Silicon対応
対応プラグイン形式VST2/VST3・CLAPホスト、またはAudio Units(macOS)、またはPro Tools(AAX Native・AudioSuite)
スタンドアロン非対応(DAW上で動作するプラグイン専用)

対応OSにWindows 7・Vistaまで含まれる点は、他社の新しいプラグインと比べて古い環境でも動く設計であることを示しています。ただし実際の動作は使用しているDAW側の対応状況にも左右されるため、導入前にDAW側のプラグイン形式対応状況もあわせて確認すると安心です。

収録7製品が実際に何をするかFEATURES

Pro-Q(EQ) — 周波数バランスを整える。 曲や音の帯域ごとの音量バランスを調整するイコライザーです。

Pro-C(コンプレッサー) — 音量差を均す。 音の大小の差を圧縮して聴きやすくする処理です。

Pro-L(リミッター) — 音割れを防ぎつつ音量を持ち上げる。 一定の音量を超えないように抑えながら全体の音量を上げる、マスタリング工程で使う処理です。

Pro-MB(マルチバンドダイナミクス)。 周波数帯域ごとに分けてコンプレッションをかけられる、より細かい音量調整のためのツールです。

Pro-DS(ディエッサー)・Pro-G(ゲート/エキスパンダー)。 ディエッサーはボーカルの歯擦音(サ行の刺さる音)を抑える処理、ゲートは設定した音量以下の音を無音にする処理です。

Pro-R(リバーブ)。 空間の響きを加えるエフェクトです。他の6製品とあわせて、ミックスからマスタリングまでの工程をひと通りカバーします。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥127,6002026.08.26 取得時点の実売価格(ダウンロード納品)楽天市場で見る
Amazonリンク先で確認ダウンロード納品のためJANが無く、製品名検索の結果を開きますAmazonで見る
サウンドハウスリンク先で確認「FabFilter Pro Bundle」での検索結果を開きますサウンドハウスで見る

ダウンロード納品のソフトのため、価格が販売店ごとに大きく異なります。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同じ用途で比べられる選択肢ALTERNATIVES

FabFilter Pro Bundleが唯一の正解ではありません。必要な製品数や予算で答えが変わります。

選択肢想定価格帯向いている人
FabFilter Mixing Bundle等の小規模バンドルPro Bundleより安価7種類すべてではなく、よく使う一部の製品だけで足りる人
iZotope Ozone 12 AdvancedPro Bundleとは異なる価格帯マスタリング工程に特化して1本にまとめたい人(単体レビューは別記事)
DAW付属のエフェクト追加費用なしまずは手持ちのDAWのEQ・コンプだけでミックスを試したい人

分かれ目は単純です。基本7種類をまとめて欲しいならPro Bundle、必要な一部だけならより小規模なバンドルや単体、マスタリング工程だけ強化したいならOzone、という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • すでに同種のEQ・コンプなどを個別に十分揃えている人。 7製品のうち大半がすでに手元にあるなら、重複するぶん価値が下がります。
  • 一部の製品しか使う予定がない人。 ディエッサーやゲートを使う頻度が低いなら、必要な製品だけ単体で買う方が安く済む場合があります。
  • DAW付属のエフェクトでまだ不満が出ていない人。 ミックスの基本操作に慣れていない段階では、まず手持ちのDAWの機能で試してから検討しても遅くありません。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • FabFilter公式 Pro-Q製品ページ(対応OS・プラグイン形式) https://www.fabfilter.com/products/pro-q
  • FabFilter公式 ショップページ(収録製品・価格) https://www.fabfilter.com/shop

価格は楽天市場の商品検索から取得しました(2026.08.26時点)。

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