ベースパートを音源で作る方法には、コード進行を置くだけで自動生成するタイプと、1音ずつ打ち込んで作り込むタイプがあります。Toontrack EZbassは後者に寄った設計のベース音源です。
選ばれる理由は3つです。
1. 奏法ごとに音色が変わる2種類のベースを収録している。 モダンベース(Alembic型、フィンガー・ピック・スラップに対応)とヴィンテージベース(Fender Jazz Bass型、フィンガー・ピックに対応)の2本立てで、どちらもA0まで音域をカバーします。ピックアップの選択・ブレンドも可能です。
2. 対応プラグイン形式が幅広く、スタンドアロンでも使える。 VST・VST3・AU・AAXのすべてに対応し、スタンドアロン版も付属しています。Ableton Live・Cubase・Logic Pro・Pro Tools・Studio Oneなど主要DAWで動作します。
3. ジャンル別のMIDIグルーヴが同梱されている。 複数ジャンルのベースラインパターンが収録されており、ゼロから打ち込む前の下敷きとして使えます。
比較の軸を先に決めます。ベースパートを音源で作るときに効いてくる条件は主に3つです。
公式サイトの記載に基づいて、動作環境と対応形式を並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対応OS(Windows) | 64bit Windows 10以降・RAM 4GB以上(8GB以上推奨) |
| 対応OS(macOS) | 10.13以降・Intel/Apple Silicon対応・RAM 4GB以上(8GB以上推奨) |
| 必要ディスク容量 | 5GB以上 |
| 対応プラグイン形式 | VST・VST3・AU・AAX |
| スタンドアロン | 対応(スタンドアロン版が付属) |
| 収録楽器 | モダンベース(Alembic型)・ヴィンテージベース(Fender Jazz Bass型)の2種 |
収録楽器が2種類にとどまる点は、音色の幅よりも打ち込みの精度を重視した設計だと解釈できます。 多くの音色を切り替えるタイプの音源ではなく、2種類のベースの奏法を作り込む方向の音源です。
モダンベースとヴィンテージベースで、狙える音の系統が変わります。 Alembic型のモダンベースは現代的でクリアな音色、Fender Jazz Bass型のヴィンテージベースは往年のポップス・ロックで聞き慣れた音色を想定した収録です。
フィンガー・ピック・スラップの奏法切り替え。 モダンベースは3種類、ヴィンテージベースは2種類の奏法に対応しており、曲のセクションごとに奏法を変えるといった打ち込みができます。ピックアップの選択・ブレンド機能も、実機のベースを操作する感覚に近い調整項目です。
ジャンル別MIDIグルーヴ。 複数ジャンルのベースラインパターンが収録されており、ゼロから打ち込む代わりに、近いパターンを読み込んでから微調整する進め方もできます。
| ストア | 税込 | 状況 | 購入 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | ¥16,888 | 2026.08.26 取得時点の実売価格(数量限定特価・ダウンロード版) | 楽天市場で見る |
| Amazon | リンク先で確認 | ダウンロード納品のためJANが無く、製品名検索の結果を開きます | Amazonで見る |
| サウンドハウス | リンク先で確認 | 「Toontrack EZbass」での検索結果を開きます | サウンドハウスで見る |
ダウンロード納品のソフトのため、価格が販売店ごとに変わることがあります。ジャンル別のMIDIグルーヴ単体(BASS MIDIシリーズ)は別売りですが、この表はEZbass本体のみを対象にしています。
EZbassが唯一の正解ではありません。求める作業スタイルで答えが変わります。
| 選択肢 | 想定価格帯 | 向いている人 |
|---|---|---|
| UJAM Virtual Bassist ROYAL 2(単体レビューは別記事) | EZbassと同程度の価格帯 | コード進行を置くだけでベースラインを自動生成したい人 |
| Toontrack EZkeys等のシリーズ製品 | 製品による | ベースではなく鍵盤パートを同じ発想で作り込みたい人 |
| DAW付属のベース音源 | 追加費用なし | まずは手持ちのDAWの機能だけで打ち込みを試したい人 |
分かれ目は単純です。コード任せで早く形にしたいならUJAM Virtual Bassist ROYAL 2、奏法ごと丁寧に打ち込みたいならEZbass、まず試すだけならDAW付属、という並びになります。
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