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音楽制作ソフト / REVIEW

コードではなく、1音ずつ丁寧にベースラインを打ち込みたい人のための音源|
自動生成に任せる前に、実在するベースの奏法ごと打ち込みで作り込みたい人向け

2026.07.21 公開
コードではなく、1音ずつ丁寧にベースラインを打ち込みたい人のための音源
MODEL
EZbass
CONCLUSION
ベースパートをコード進行任せの自動生成ではなく、1音ずつ打ち込んで作り込みたいなら、Toontrack EZbassが候補になります。フィンガー・ピック・スラップなど奏法ごとに音色が変わる2種類のベースを収録していること、VST・VST3・AU・AAXの主要形式とスタンドアロンの両方に対応していること、ジャンル別のMIDIグルーヴが同梱されていること。この3点が理由です。

コード任せではなく、打ち込みで作り込むCONCLUSION

ベースパートを音源で作る方法には、コード進行を置くだけで自動生成するタイプと、1音ずつ打ち込んで作り込むタイプがあります。Toontrack EZbassは後者に寄った設計のベース音源です。

選ばれる理由は3つです。

1. 奏法ごとに音色が変わる2種類のベースを収録している。 モダンベース(Alembic型、フィンガー・ピック・スラップに対応)とヴィンテージベース(Fender Jazz Bass型、フィンガー・ピックに対応)の2本立てで、どちらもA0まで音域をカバーします。ピックアップの選択・ブレンドも可能です。

2. 対応プラグイン形式が幅広く、スタンドアロンでも使える。 VST・VST3・AU・AAXのすべてに対応し、スタンドアロン版も付属しています。Ableton Live・Cubase・Logic Pro・Pro Tools・Studio Oneなど主要DAWで動作します。

3. ジャンル別のMIDIグルーヴが同梱されている。 複数ジャンルのベースラインパターンが収録されており、ゼロから打ち込む前の下敷きとして使えます。

打ち込み系ベース音源を選ぶ基準CRITERIA

比較の軸を先に決めます。ベースパートを音源で作るときに効いてくる条件は主に3つです。

  • コード進行任せの自動生成か、1音ずつの打ち込みか。 EZbassは後者の設計です。コードを置くだけで完結させたいなら、自動生成タイプの音源の方が作業時間は短くなります。
  • 奏法の切り替えをどこまで細かく指定したいか。 フィンガー・ピック・スラップを曲中で使い分けたいなら、対応奏法の幅が選定基準になります。
  • 必要なディスク容量・スペックを確保できるか。 インストールに一定の空き容量が必要です。

動作環境を日本語に直すSPEC

公式サイトの記載に基づいて、動作環境と対応形式を並べます。

項目内容
対応OS(Windows)64bit Windows 10以降・RAM 4GB以上(8GB以上推奨)
対応OS(macOS)10.13以降・Intel/Apple Silicon対応・RAM 4GB以上(8GB以上推奨)
必要ディスク容量5GB以上
対応プラグイン形式VST・VST3・AU・AAX
スタンドアロン対応(スタンドアロン版が付属)
収録楽器モダンベース(Alembic型)・ヴィンテージベース(Fender Jazz Bass型)の2種

収録楽器が2種類にとどまる点は、音色の幅よりも打ち込みの精度を重視した設計だと解釈できます。 多くの音色を切り替えるタイプの音源ではなく、2種類のベースの奏法を作り込む方向の音源です。

2種類のベース・奏法対応が実際にやっていることFEATURES

モダンベースとヴィンテージベースで、狙える音の系統が変わります。 Alembic型のモダンベースは現代的でクリアな音色、Fender Jazz Bass型のヴィンテージベースは往年のポップス・ロックで聞き慣れた音色を想定した収録です。

フィンガー・ピック・スラップの奏法切り替え。 モダンベースは3種類、ヴィンテージベースは2種類の奏法に対応しており、曲のセクションごとに奏法を変えるといった打ち込みができます。ピックアップの選択・ブレンド機能も、実機のベースを操作する感覚に近い調整項目です。

ジャンル別MIDIグルーヴ。 複数ジャンルのベースラインパターンが収録されており、ゼロから打ち込む代わりに、近いパターンを読み込んでから微調整する進め方もできます。

どこで買うかPRICE

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ダウンロード納品のソフトのため、価格が販売店ごとに変わることがあります。ジャンル別のMIDIグルーヴ単体(BASS MIDIシリーズ)は別売りですが、この表はEZbass本体のみを対象にしています。

同じ用途で比べられる選択肢ALTERNATIVES

EZbassが唯一の正解ではありません。求める作業スタイルで答えが変わります。

選択肢想定価格帯向いている人
UJAM Virtual Bassist ROYAL 2(単体レビューは別記事)EZbassと同程度の価格帯コード進行を置くだけでベースラインを自動生成したい人
Toontrack EZkeys等のシリーズ製品製品によるベースではなく鍵盤パートを同じ発想で作り込みたい人
DAW付属のベース音源追加費用なしまずは手持ちのDAWの機能だけで打ち込みを試したい人

分かれ目は単純です。コード任せで早く形にしたいならUJAM Virtual Bassist ROYAL 2、奏法ごと丁寧に打ち込みたいならEZbass、まず試すだけならDAW付属、という並びになります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • コード進行を置くだけで自動生成したい人。 EZbassは1音ずつの打ち込みを前提にした設計です。自動生成を重視するなら、UJAM Virtual Bassist ROYAL 2のような音源の方が作業時間は短くなります。
  • 多彩な音色を切り替えたい人。 収録楽器は2種類にとどまります。ジャンルを問わず幅広い音色を1本で揃えたいなら、収録数の多い音源の方が向いています。
  • すでに実際にベースを演奏できて、録音環境がある人。 演奏スキルと録音環境があるなら、打ち込み音源より先に検討すべき選択肢があります。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Toontrack公式 EZbass製品ページ https://www.toontrack.com/product/ezbass/

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