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MIDIキーボード / REVIEW

NOVATION Launchkey Mini 37 Mk4 White|
DAW連携の主導権を、なぜハード側に渡すのか

2026.08.17 公開 / ノベーション / JAN 0815301001751
楽天レビュー 5.0(3件)
NOVATION Launchkey Mini 37 Mk4 White
MODEL
Launchkey Mini 37 Mk4 White
実売(税込)
¥20,284
CONCLUSION
Ableton LiveなどのDAWと深く連携させたい中級者には、Launchkey Mini 37 Mk4 Whiteが有力です。OLEDディスプレイでコード/スケール機能を画面上に表示できること、16パッドがポリフォニック・アフタータッチに対応し表現力が高いこと、Ableton Live LiteやCubase LEなど制作ソフト一式が付属し追加コストなく始められること。この3点が理由です。

中級者向けMIDIキーボードで見るべき場所CONCLUSION

打ち込みに慣れてくると、鍵盤の数よりも「DAWとどれだけ噛み合うか」が選定の中心になります。NOVATION Launchkey Mini 37 Mk4 Whiteは、DAW側の操作をハード側に持ってくることを狙った設計の機種です。

理由は3つです。

1. OLEDディスプレイでコード・スケール機能が見える。 128×64の白黒OLEDディスプレイを搭載し、コードモードやスケールモードの設定状態を画面で確認しながら演奏できます。キーを外れた音を弾いてしまう心配を、鍵盤に触れる前の段階で減らせます。

2. パッドがポリフォニック・アフタータッチに対応している。 16個のRGBバックライト付きベロシティ対応パッドが、和音を鳴らしたまま個々の音に圧力を加える表現(ポリフォニック・アフタータッチ)に対応しています。単純な音の強弱だけでなく、鳴らした後の変化まで指先でコントロールできます。

3. 制作ソフト一式が付属し、追加コストなしで始められる。 Ableton Live Lite、Cubase LE、Novation Playに加えて、GForceのシンセエミュレーション、Klevgrandのエフェクト、Native Instruments Komplete 15 Selectの一部音源までが同梱されます。DAWを持っていない段階でも、鍵盤とソフトの両方を同時に揃えられます。

中級者がMIDIキーボードで見るべき条件CRITERIA

比較の軸をここで固定します。

  • DAWのパラメータをどこまで手元で操作できるか。 マウスとキーボードだけの操作から、フィジカルなノブやパッドで音作りする段階に進めるかどうかです。
  • パッドの表現力があるか。 ビートを打ち込むだけでなく、ニュアンスを付けて鳴らせるパッドかどうかは、制作の幅に直結します。
  • 付属ソフトで制作環境ごと揃うか。 DAWや音源を別に買い足す前提だと、実質的な初期費用は表示価格より膨らみます。

Launchkey Mini 37 Mk4 Whiteは、この3条件を鍵盤サイズを抑えたまま満たしている機種です。

スペックの要点SPEC

Novation公式サイトに記載されている数値です。

項目内容
鍵盤37鍵シンセアクション・ミニ鍵盤(ベロシティ対応)
パッド16個・RGBバックライト・ベロシティ対応・ポリフォニック・アフタータッチ
エンコーダー8個・エンドレス・ロータリー
ディスプレイ128×64 白黒OLED
接続端子USB-C、3.5mm MIDI出力、1/4インチ サスティンペダル端子、Kensingtonセキュリティスロット
電源USBバスパワー(外部電源不要)
外形寸法477.8(W)×176.8(D)×49(H)mm
質量0.98kg

数字が示す意味を補足します。

ポリフォニック・アフタータッチ対応パッド — 通常のベロシティは「叩いた瞬間の強さ」だけを検知しますが、アフタータッチは「鳴らした後に押し込む圧力」まで検知します。ポリフォニックは、和音を構成する音1つ1つに別々のアフタータッチをかけられるということです。ビブラートやフィルターの開閉といった演奏後の変化を、和音を保ったまま指先で作れます。

128×64 OLEDディスプレイ — 解像度としては小さめですが、コードモードで選択中のコード名やスケール名を文字で表示できる大きさです。鍵盤を押す前に「今どのモードになっているか」を確認できるため、意図しない音を拾うミスを減らせます。

8個のエンドレス・ロータリーエンコーダー — 一般的なボリュームノブと違い、回転に上限・下限がありません。DAW側のプラグインパラメータに割り当てて、画面を見ずに音作りのパラメータを回せます。

USB-C・USBバスパワー — 外部電源が不要で、ノートパソコンにケーブル1本で接続して使えます。3.5mm MIDI出力も備えるため、パソコンを介さずハードウェアシンセ側にMIDI信号を送ることもできます。

コード/スケール機能と付属ソフトの中身FEATURES

コードモードとスケールモード。 あらかじめキーとスケールを設定しておくと、鍵盤を押すだけで設定した調に合った音だけが鳴るようになります。理論的な知識が浅い段階でも、外れた音を鳴らさずにフレーズを作れる仕組みです。

Novation Playによる音源アクセス。 80種類以上の音色にアクセスできるソフトウェア音源が付属します。DAWのプラグイン管理を覚える前の段階でも、鍵盤を挿せばすぐに音が出る状態を作れます。

Ableton Live LiteとCubase LEの同梱。 どちらのDAWを使うか決めていない人でも、まず片方をインストールして打ち込みを始められます。DAW選びで足踏みする時間を減らす意図の構成です。

どこで買うかPRICE

ストア税込状況購入
楽天市場¥20,2842026.08.31 取得時点の実売価格楽天市場で見る
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価格は日々動きます。購入前に、表のボタンから最新の価格をご確認ください。

同価格帯・近い鍵盤数の3台と比べるALTERNATIVES

37鍵前後でDAW連携を重視したモデルは、鍵盤数と機能のバランスで選び分けます。

機種税込向いている人
NOVATION Launchkey Mini 25 Mk4¥17,200同じ機能構成のまま、できるだけ小型・低価格で揃えたい人
AKAI Professional MPK Mini IV Grey¥16,79925鍵で十分だが、独自のパッド操作性を重視する人
Arturia MiniLab 3¥14,650最安Novation以外の付属音源・エフェクトの組み合わせを試したい人

(価格はいずれも2026.08.25時点の楽天市場での実売価格)

分かれ目は「鍵盤の広さをどこまで必要とするか」です。同じシリーズで鍵盤数だけ抑えたいならLaunchkey Mini 25 Mk4、パッド主体の操作を重視するならMPK Mini IV、付属ソフトの中身で選びたいならMiniLab 3という並びになります。37鍵まで欲しい、かつコード/スケール機能とポリフォニック・アフタータッチも譲れないという条件なら、Launchkey Mini 37 Mk4が候補として残ります。

使った人は何と言っているかREPUTATION

NOVATION Launchkey Mini 37 Mk4は、OLEDディスプレイとコード検出機能(Chord Map)が新機能として好意的に評価されています。SoundGuysは初めてDTMを始める人に向けたベストの1台として紹介しており、アルペジエーターやコードマッピング機能は「何時間でも夢中になれる」と評されています。コンパクトサイズながら上位モデルと共通の機能を多く備え、ビルドクオリティも「プラスチックだがしっかりしている」と評価されています。

不満点として繰り返し挙がるのは、経験者にとっての鍵盤の弾きにくさです。ミニ鍵盤は携帯性と引き換えに鍵盤の間隔が狭く、大きい手や本格的な演奏には向かないという評価がSound on Soundで示されています。画面が小さく操作が分かりにくいという指摘や、電源オフ・スリープ機能がなくパッドの光がつきっぱなしになる点も挙げられています。Ableton Live以外のDAWではセットアップに手間がかかり、サードパーティ製プラグインの操作に関するドキュメントが薄いという指摘もあります。鍵盤にアフタータッチはなく、パッドのみポリフォニックアフタータッチに対応する仕様です。打ち込みの入り口としての評価は高い一方、演奏面での本格運用には別のモデルを検討する声もあります。

買わなくていい人DO NOT BUY IF

  • 鍵盤を弾く演奏そのものを重視する人。 37鍵はミニ鍵盤サイズで、フルサイズ鍵盤の弾き心地とは異なります。ピアノに近いタッチ感を求めるなら、フルサイズ鍵盤のMIDIキーボードを検討してください。
  • すでにNovation系の付属ソフトを持っている人。 Ableton Live LiteやNovation Playなど付属ソフトの価値が購入理由の一部になっている機種です。同等のソフトをすでに所有している場合、価格差ほどの上乗せ価値は薄くなります。
  • 省スペースを最優先したい人。 37鍵モデルは25鍵モデルより横幅が大きくなります(477.8mm)。デスクの奥行きに余裕がない環境では、Launchkey Mini 25 Mk4のような小型モデルのほうが実用的です。

次に読むNEXT

スペックの出典SOURCES

  • Novation公式製品ページ(Launchkey Mini 37) https://us.novationmusic.com/products/launchkey-mini-37
  • Novation公式製品ページ(Launchkey Mini 37 White) https://us.novationmusic.com/products/launchkey-mini-37-white

価格は楽天市場の商品検索から取得しました。取得日は表に記載しています。

評判の参照元:

  • SoundGuys「Why the Novation Launchkey Mini MK4 is the best MIDI keyboard for new music producers」 https://www.soundguys.com/novation-launchkey-mini-mk4-37-review-132486/
  • Sound on Sound「Novation Launchkey MK4」 https://www.soundonsound.com/reviews/novation-launchkey-mk4
  • 楽天ユーザーレビュー 3件・平均5.0(data/reviews.json、2026.08.26取得)

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